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3Dプリンターとは?


3D CADや3D CGなどで作られた3次元のデータから実際の立体物を作り出す機器のこと。紙のプリンターでは、インクを吐出して印刷面に固着させて印刷を行うが、3Dプリンターでは、液体樹脂などを少しずつ重ねるようにして、立体物を作り出していく。
1980年代から90年代にかけ開発、実用化が進み、2000年代後半には、関係特許保護期間終了などの要因もあり、一気に普及が進んだ。製造業はもちろん、建築や医療、教育など様々な分野で活用され、2010年代からは趣味や家庭での利用など個人利用も増えている。

【種類】
熱溶解積層方式:樹脂等の材料を加熱されたノズルから出して一層ずつ重ね上げて造形していく方法。比較的安全・安価なので、家庭用3Dプリンターの主流になっている。

光造形方式:最も歴史が古い方法で、液状の樹脂に紫外線を当てて硬化させて、何層も積み重ねてゆくという方法。時間も費用もかかるが、精度の高い造形が可能。

インクジェット方式:いわゆる紙のプリンターでお馴染みの方法。インクの代わりに樹脂を噴射、紫外線で固めながら積み重ねて造形していくという形式。高精度な色彩が表現できる反面、耐久性に乏しく、日光に当たると変形する恐れもあるので、用途が絞られる。

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