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D2C TREND WORD
D2Cとは？
小売店や代理店など仲介業者を間に挟まず、自社製品を消費者へ直接販売する手法。Direct to Consumerの略。
仲介業者がいないため、マージンや流通コストなどの削減が可能。消費者と接する機会の増加により、深い関係性が構築しやすい点も大きなメリットである。ほかにも販売方法の自由度の高さ、消費者のデータ収集・分析の獲得しやすさなど、さまざまな恩恵が期待できる。
D2Cは、アメリカのスタートアップ企業を中心に発展。日本国内でもD2C市場の拡大が進んでおり、2015年の段階で1.3兆円を突破している。今後も継続的に成長すると考えられており、2025年には3兆円を突破する見込み。
D2Cが広まった理由のひとつに、消費者と直接つながりやすい環境の実現が挙げられる。SNSの普及により、企業の担当者と消費者のコミュニケーションがしやすくなっている。共感を呼ぶようなメッセージの発信や、SNSでのキャンペーン展開などにより、企業と消費者の接点が急激に増加。
消費者の価値観・ライフスタイルの変容も、大きな理由。かつては機能や価格など物理的な面が重視されていたが、昨今は共感や応援したい気持ちで商品・サービスを選ぶ傾向が強い。そのため直接的な対応を行うD2Cが、効果を発揮しやすくなっている。
