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エンパワーメント TREND WORD
エンパワーメントとは？
【英語名】
Empowerment（エンパワーメント）
会社、組織などに属する一人ひとりが本来持っている力を引き出し、自発的な意思決定、行動を促すことを意味する用語。語源の「empower」は「力を与える」と訳される。
20世紀のアメリカにおいて、市民運動や先住民運動のなかで生まれた考え方で、すべての人が抑圧を受けず、本来持ち得る潜在能力を発揮できる社会を求めて提唱された。個々人の尊重および潜在能力の引き出しが重要という考え方は、やがて多くの場面で共感を受け、教育や保健医療福祉などの分野でも重視されるようになった。
ビジネスでは「能力開花」、「権限移譲」などの意味合いで使用される。
エンパワーメントの実現には、自らの意思決定で仕事、業務ができ、自信を持てる環境が必要。自律的な思考、行動を可能とする権限を与えるだけでなく、権限や能力を自覚し自信を持たせることが求められる。
上司への確認が不要になるため、業務スピードおよび生産性の向上が期待できる。また責任感も生まれるため、業務に対する良い意味での緊張感にもつながる。このように個人が抑圧されずに自律的な行動ができるようにすれば、本来の能力が引き出され、結果として組織全体のパフォーマンスが高まると考えられている。
