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ガバナンスとは?

【英語名】
Governance(ガバナンス)

元は「統治」「支配」「管理」などを表す語で、企業ガバナンスとして使う場合は「健全な経営を目指すための企業自らの管理体制」という意味になる。経営者・経営陣の独善的行動や不正、情報漏洩リスクなど、企業価値を著しく棄損する可能性のあるリスクは減らし、ステークホルダーとの信頼関係を築くためにも、ガバナンス体制の構築は必須と言える。
また、2015年3月には、日本金融庁と東京証券取引所が中心となり「コーポレートガバナンス・コード」が公表され、ガバナンス体制を構築する際に守るべき原則・指針が示された。
「上場企業における不祥事を未然に防ぐこと」「日本の国際的な競争力を強化すること」が目的であることからもわかるように、「ガバナンスが効いている」状態は、管理が徹底していて統制が取れている状態と捉えられ、企業の対外的な信頼や魅力が向上するという効果が得られる。その結果、株主やステークホルダーの利益を守るだけでなく、企業の中長期的な発展につながることになる。
上場企業にはガバナンス・コードに関する報告書の提出が義務付けられているが、対象外の中小企業においても長期的な収益性を高めることを目的に、ガバナンス・コードの活用が増加している。

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