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レジリエンス TREND WORD
レジリエンスとは？
Resilience（レジリエンス）
日本語では「回復力」「弾性」「しなやかさ」などを意味する言葉で、元々は物理学の用語だったが、近年は心理学やビジネスの分野でも広まりを見せている。ストレスによる「脆弱性」の対義語で、ストレス等の負荷を跳ね返す力という意味合いで使われている。
VUCA時代の到来といわれるまでもなく、労働者のメンタルヘルス問題や新型コロナウィルスなど、予測困難な事象が立て続けに生まれている現状において、逆境への冷静な対応や困難後の立ち直りの速さを意味するレジリエンスに注目が集まるのはある意味必然ともいえる。
ビジネスにおける場合、「組織」のレジリエンスと「個人」のレジリエンス、それぞれに着目される。「組織レジリエンス」としては、災害や不測の事態が起こった場合に企業としての復旧力を含めた事業継続計画（BCP）的な側面や、今後訪れるであろうイノベーションやDXなど、社会的環境変化への対応の柔軟性として捉えられている。個人に対しては、従業員個々人のストレス耐性、精神の安定度合いなどが重要視されている。組織・個人とも、レジリエンスの理解を深め、維持・向上することは、従業員の心身の健康と組織の健全な運営に繋げることができると期待されている。
