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計器用変圧器 の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
職人用語
VT（Voltage Transformer）、PT（Potential Transformer） など
計器用変圧器とは?
【英語名】
Instrument transformer（インストルメント トランスフォーマー）
計器用変流器（CT：Current Transformer）、計器用変圧器（VT：Voltage Transformer）の総称として計器用変成器（VCT：Voltage and Current Transformer）と呼ばれる。別名MOF（Metering Out Fit）と呼ぶ場合もある。
計器用変圧器は高電圧（V）を低電圧（V）に変圧し、変流器は高電流（A）を低電流（A）に変流する。
高圧のメーターの場合、高圧の電線を繋いで使用することはできないので、計器用変成器とメーターはセットで使用される。
計器用変流器は電力会社のものであるため、電力設備と繋がる箇所の設置施工は電力会社が行うのが基本。
計器用変圧器の仕組み・使い方
高圧線を引き込む電柱や受変電設備（キュービクル）の中で使用。
電力会社（発電所）から6,600Vで送られてくる電圧を、家庭などで使用する100Vや200Vに変換できる。
高電圧をそのまま扱うと計器の耐圧や人間の安全性に関わるため、低圧に変換することでリスクを抑えることが可能。また、配線や制御も行いやすくなる。
計器用変圧器の仕様・スペック
【種類】
一般計器用、継電器用または両用の製品がある。
・計器用変圧器（VT）
高電圧を電圧計、継電器が直接繋げる低電圧に変成する機器で高電圧の計測に使用。
・接地形計器用変圧器（EVT）
大地と電路間、大地と電路中性点間の電圧の計測や、三相回路の地絡事故時の零相電圧の検出の際に使用。
操作用変圧器 配電盤内の機器への電圧を供給し、高圧遮断器の操作用電源として使用。
【使用範囲】
一般計器用、接地形計器用・操作用変圧器は使用する場所によって機種が異なる。
【サイズ】
・一般計器用変圧器
重量：約8〜27kg
サイズ：横 約130mm・ 縦 約210mm・高さ約250mmから横 約340mm・縦 約200mm・高さ 約250mm
・接地形計器用変圧器
重量：約20〜60kg
サイズ：横 約130mm ・縦270mm・ 高さ330mmから横 約520mm・縦 約230mm ・高さ 約250mm
・操作用変圧器
重量：約36〜66kg
サイズ： 横 約262mm・縦 約180mm・高さ約330mm コンパクトなものから大型のものまでさまざまな種類がある。
【付属品】
計器用変圧器専用絶縁カバー 。
