現場のお役立ちツール
振動ドリル の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
振動ドリルとは?
【英語名】
Vibration Drills(バイブレーションドリル)
振動ドリルとは、振動(震動)で穴をあける電動工具。主な用途はコンクリート、モルタル、タイル、石材、ブロックなどの硬質材への穴あけである。
回転のみのドライバーは目詰まりして穴あけ不可だが、振動ドリルは軸方向に振動することにより固い材質でも目詰まりを防ぎ、穴をあけることが可能。
通常のドリルドライバーにはない振動で綺麗に穴をあけるのが特徴である他、軸方向に振動を与えることができるので電気ドリルやドリルドライバーより効率が良い。
モルタルやレンガなどひび割れしやすい繊細な穴あけも可能であり、コンクリートなら最大25mmまでの穴あけが可能。
振動ドリルの仕組み・使い方
【使い方】
シフトレバーを使い用途に合った使い分けができる。回転のみのドリルモードで木材や金属にも穴あけ可能。
チャックは3ツ爪で、先端のビットは丸軸と六角軸に対応しており凡用性が高い。穴あけからネジのしめつけまで可能。
ストッパーポールにより掘る深さを制限でき、サイドハンドルを付けると使用時の振動を保持できる。
ただし、振動でチャックがゆるみ、ビットが外れる可能性もあるので注意が必要。
振動ドリルの仕様・スペック
【種類】
電源式はインパクトよりもサイズが大きく重さもあるが、値段は抑えられる。
近年、高価だがコンパクトな充電型のコードレス振動ドリルも登場。
価格に伴い回転数と打撃数にも違いがある。
回転数の高い種類はコンクリートや金属の穴あけに適しており、回転数の低い種類は主に木材の穴あけに適している。
【電圧】
主流はAC100V。現場によって、よりハイパワーな200Vが使用されることもある。