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ウォーターポンププライヤー の
意味・解説・呼称など
COMMENTARY
職人用語
アンギラ、カラス、ワニグチ など
ウォーターポンププライヤーとは?
【英語名】
Water pump pliers(ウォーターポンププライヤ)
Tongue-and-groove plier(トングアンドグローブプライヤ)
Adjustable plier(アジャステーブルプライヤ)
Groove-joint plier(グローブジョイントプライヤ)
Multi-Grip(マルチグリップ)
プライヤーの一種。
先端に角度があり、水道の配管や整備などの狭い場所での作業に向いている。
プライヤーとは「挟む工具」全般で他にはペンチなどがある。
ウォーターポンププライヤーの仕組み・使い方
ウォーターポンププライヤーは開口部の方向が、30度から45度ほど曲げられている。
電気工事では、金属管やPF管といった電線管の施工の際にボックスとコネクタをロックナットで固定する時に使用する。
水道やガス用メーター周りの配管接続の際に使用。
【安全】
・メリット:壊れにくく、鉄製で頑丈。丸いもの、六角ボルトなどの複数サイズのものまで掴める。 開口幅が広いので多くの資材を掴むことができる。
・ デメリット:掴んだ部分に傷が入りやすいため、当て布等で保護をして使用する場合がある。(掴み口の部分がプラスチックなどの合成樹脂で保護されている物も販売されている)
ウォーターポンププライヤーの仕様・スペック
【規格】
長さ約125mmの小型のものから、約560mmの大型のものもある。
長い方が開口幅が広く、さまざまな種類のものが挟めるため便利。
開口部分の見た目から、怪獣に似ているため「コブラ」や「アンギラ」と呼ばれるものがある。
【種類】
先端の掴み面の形状が「ひし形形状」のものは従来通りの対象物を挟める。
先端が「スリム形状」のものはラジオペンチのような感じで板状のものも挟むことが可能。
小型のものは、狭い場所での作業や車のエンジンルームなどの車体整備作業で使われることもある。
持ち手がビニールで覆われているものはグリップ感があり、滑りにくくなっているという特性がある。
ビニールで覆われていないものは、先端がマイナスドライバーのようになっているものもあり、水道の元栓を開閉する際や、金属をこじったりする際に使用できるという利点もある。
掴み口の素材はプラスチックなどの合成樹脂製もあるが、鉄製のものが主流。
プラスチック製品は傷がつきにくく、鉄製のものは傷がつきやすいので対象物の素材によって選ぶとよい。