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COMMENTARY

職人用語

唱呼、指差し など

指差呼称とは?

【意味】
危険を予知して災害の発生を防止する活動(KY活動)の1種。
もともとは日本国有鉄道の運転士が信号の確認のために行っていた安全動作であるが、現在では工事現場内でも作業確認のために必須となっている。基本的に指差呼称は、人為的ミスや不注意などの事故を防ぐために行う。

電気工事で用いられる際は、以下の部分で指差呼称を行う。

・結線の確認
・配線箇所の確認
・各相の色確認

対象を目視でしっかりと確認し、指を指しながら声出し確認することで意識を高めたり、不慣れな場所で緊張している場合に緊張した状態から精神面を正常な状態に切り替えたりするためにも、効果的だとされている。

鉄道総合技術研究所が行った実験では「指差呼称」を行うことにより、何もしないときと比べ作業ミスや確認ミスの発生を約6分の1以下まで抑えられるということが実証された。指差呼称は作業ミス・確認ミスを無くす上で非常に有効だと言える。

指差呼称の仕組み・使い方

【方法】
指差呼称のやり方は、まず対象となる配線やケーブル、設備を目視する。
また対象物をしっかりと指で指し示しながら、対象の名称を声に出して確認を行う。
このときにしっかりと声に出すこと、目視で対象を確認することが重要である。

特に、回路図や配線図を見ながら、図面通りに接続・配線作業が行われているかの確認をする際には、図面と配線を照らし合わせるように配線名を声に出しながらしっかりと確認を行うことが必要である。

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