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職人用語

弱電、強電 など

弱電設備・強電設備とは?

弱電設備は、通信設備に使用されることが多い。
LAN設備やテレビ共聴設備、電話設備、インターホン設備、防犯設備、放送設備などが該当する。

48V以下の弱い電圧で、電気を信号として使用している設備を弱電設備ということが多い。
例えば、光ケーブルは通信用だが、分類としては弱電設備である。
このように、信号や情報をコントロールするのが弱電設備である。

一方、強電設備は電灯設備や動力設備、受変電設備、避雷設備などに該当し、感電のリスクもあるので注意が必要。
身近なものとしては、エレベーターや空調設備など、電気をエネルギーとして使用する設備が強電設備である。
一般家庭のコンセントで電源供給している電気機器も強電設備に分類される。

弱電設備・強電設備の仕組み・使い方

【使い方】
・弱電設備…48V以下の弱い電圧で、電気信号として使用し情報の伝達をする。
・強電設備…100V以上の電圧を動力にしている。

【施工方法】
光ケーブルやLANケーブル、電話線や制御線の敷設は弱電設備の施工に該当し、CVケーブルやCVTケーブルなどの電力ケーブルの敷設は強電設備の施工に該当する。
弱電・強電どちらも壁掛および自立盤を設置することがある。

また、弱電・強電に関わらず電気は目に見えないため感電する可能性は避けられない。
電気工事業界では、42Vを(シニ)ボルトと呼ぶこともある。

弱電設備と強電設備とでは感電リスクに違いはあるものの、どちらも感電してしまうと重症になる可能性があるということを念頭に置き、慎重に施工することが望ましい。

弱電設備・強電設備の仕様・スペック

【規格(スペック)】
情報を送る電気(信号)設備を弱電といい、エネルギーを送る電気設備を強電という。
弱電は48V以下で強電は48V以上である。48V以上の強電の中でも低圧や高圧、特別高圧のように分類される。

【種類】
弱電は48V以下でさまざまな情報設備で使用される。

強電の種類は以下の通りである。

・低圧:48~600V
一般家庭で使用されている電圧のほとんどが低圧である。

・高圧:600~7000V
電柱間の送電線に使用されている電圧である。

・特別高圧:7,000V以上
発電所や変電所で使用される電圧である。

弱電設備・強電設備の仕組み・特徴

【特徴】
電圧や使用用途によって弱電設備もしくは強電設備に分けられる。
48V以下の弱電設備は電子産業に含まれ、48V以上の強電はエネルギー産業に含まれる。

弱電設備・強電設備の廃棄方法

弱電および強電設備は壁掛盤や自立盤が多いため、廃棄する場合には、鉄くずに該当する。そのため、鉄くずとして産業廃棄物処理を行う。

注意点は、光ケーブルは銅線を使用していないため、廃プラスチック類に該当することである。

その他の銅線を使用している電源ケーブルは、電線くずに該当する。

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