【商品開発ストーリー】
ベースライトだけの空間を配線ダクトへ
手軽に部分アップデートできる「イージーアップ配線ダクト」。
パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社
ライティング事業部 ライフスタイルライティングビジネスユニット

イージーアップ配線ダクトフラットタイプ、ペンダント、スポットライト型ナノイー発生機、ワイヤレス素ポーカー、TOLSOスポットライト、小型シーリングライト配線ダクト用の写真
  • 空間演出推進部担当者写真

    空間演出推進部

  • 事業・営業企画部担当者写真

    事業・営業企画部
    岩元

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    空間演出推進部
    井場

2021年6月に発売された「イージーアップ配線ダクト」。
既設のベースライトを部分的に置き換えることで簡単にペンダントやスポットライトが取り付けられると早くも好評です。
誕生のきっかけやおすすめの空間について話を聞きました。

既設ベースライトの埋込穴と配線を
そのまま活用して配線ダクトに早変わり

―イージーアップ配線ダクトとは、どのような商品でしょうか。

森:「イージーアップ配線ダクト」は、べースライトの埋込型器具に配線ダクトの機能をもたせた商品です。配線ダクト用の器具を取り付けできます。
既設のベースライトの埋込穴と配線をそのまま活用して取り付けができるので、部分的にスポットライトやペンダントなどを取り付けることが可能になります。従来ならスポットライトやペンダントを取り付けるには配線ダクトを取り付ける必要がありましたので、ベースライトの穴をふさいだり天井を張り替えたり、配線を変えたりと大変な手間がかかりました。そういった手間をなくして簡単に部分改修ができるように開発した商品です。

―商品開発に至ったきっかけは何でしょうか。

森:もともと当社にはベースライトのリニューアル向け器具で「イージーアップ」や「クイックアップ」という商品があり、おかげさまで大変好評です。ベースライトのリニューアル需要はほとんどが蛍光灯器具からLED照明への置き換えなのですが、リニューアルの際にその一部分だけでもスポットライトやペンダントなどを取り入れていただければ、空間の雰囲気ががらりと変わったり、空間の価値がぐっと上がったりします。何とか簡単にそういったことができないかと考えたのがきっかけです。
ここ数年、働き方改革が推進され、オフィスにリラックスできる空間を取り入れて業務効率を上げようといった動きや、コミュニケーションが取りやすい空間をつくろうといった動きがありましたが、コロナ禍で、オフィスの在り方が変わってきました。在宅勤務が推進され、出社する人が少なくなると、オフィスに空きスペースが発生します。そこにリラックスできるコーナーやミーティングコーナーを作って、出社の際に久しぶりに顔を合わせた社員どうしがコミュニケーションを取りやすい空間をつくる動きが出てきています。その際に、イージーアップ配線ダクトを使っていただければ、大規模な改修工事が不要で、ベースライト1台分の部分改修のみでペンダントやスポットライトを取り付け、空間をアップデートすることが可能になります。

応接室

イージーアップ配線ダクト取付前後の応接室のイメージCG

オフィス

イージーアップ配線ダクト取付前後のオフィスのイメージCG

―商品開発の際に、ご苦労なさった点はありますか。

井場:埋込型の配線ダクトを組み込んだ商品を自社で手掛けたのは初めてだったので、初期段階から苦労しました。何度も試作を重ね、施工性向上のために試行錯誤しました。地震時等でも安全にご利用いただけるよう、強度設計や評価を重ね、耐荷重15㎏を実現しました。
また、ビルや施設では200V配線が多く利用されていますが配線ダクトは100V専用となるため、200V配線に対応したダウントランス(変圧器)を内蔵したタイプを用意しました。ダウントランスは大きくて重さもあり、容量制限もありますので、取り付ける照明器具の数にできるだけ影響が出ないよう、採用するダウントランスの検証と選定にも苦労しました。

フラットタイプと深型タイプの種類と品番価格

オフィスだけでなく、店舗や施設など
様々な空間のアップデートにおすすめ。

―イージーアップ配線ダクトに取付できる器具と、おすすめの空間について教えてください。

岩元:配線ダクト用のほとんどの器具が取り付け可能です。当社には照明器具だけでなく、ワイヤレススピーカーやスペースプレーヤーなど、音や映像を再生できる配線ダクト用器具をラインアップしていますので、こうした器具と組み合わせていただくことで、空間の価値を高めていただくことができます。
2021年12月には「スポットライト型ナノイーX発生機」を新たに発売しました。オフィスや施設、店舗などに空気清浄等のニーズが高まっていますが、こちらは配線ダクトに取り付けるだけなので、工事が不要で、床に置くスペースがない小規模の事務所や店舗などにおすすめです。こうした照明以外の商品も「あかり+α」として新たな空間提案をお客様に行っていただけたらと思います。
2021年8月に発売した配線ダクト用の小型シーリングライトもおすすめです。業界最小クラスでコンパクトながらまぶしさを抑えつつ明るさを確保できるので、上質な空間イメージをつくることができる優れものです。
おすすめの空間についてですが、当初想定していたニーズはオフィスのリニューアル需要でした。しかし発売後、市場調査をしていく中で、店舗や施設などの業態は関係なく、様々な空間にマッチすることがわかってきました。たとえば事務所、学校、病院、店舗などの受付に意匠性のあるペンダントを1灯吊るすだけでも空間のイメージががらっと変わってお客様との会話がしやすくなったというお話もヒアリングの結果わかってきました。

2021年12月発売のスポットライト型ナノイーX発生機の写真
2021年12月発売の
スポットライト型
ナノイーX発生機
2021年8月発売の小型シーリングライト 配線ダクト用の写真
2021年8月発売の
小型シーリングライト
配線ダクト用

―フラットタイプと深型タイプの使い分けは?

岩元:高ワットのスポットライトの場合、電源部分が大きくなり出っ張りが目立つことを気にされるお施主様や設計士様がいらっしゃいます。そのような方には深型タイプをおすすめいただければと思います。凹みにおさまるので、空間全体を眺めた時に、目立たなくなります。フラットタイプは平らなデザインが天井面と同化しますのでスッキリと見せたい場合におすすめです。売れ筋はフラットタイプです。

スポットライト型ナノイーX発生機、小型シーリングライト 配線ダクト用、ワイヤレススピーカーをフラットタイプに取り付けた写真
フラットタイプに3台の器具を取り付けた例。左からスポットライト型ナノイーX発生機、小型シーリングライト 配線ダクト用、ワイヤレススピーカー。

―電気工事会社様へのメッセージをお願い致します。

森:これまでは、ベースライトのリニューアル工事は大規模かつ10年に一度ぐらいのスパンであったかと思います。本商品はフロア全体でなく一部分だけの手軽なリニューアルでも、空間の雰囲気をがらりと変えることができます。「イージーアップ配線ダクトで空間を部分アップデートしてみませんか?」を営業トークとして、お客様とコンタクトを取られる際にぜひ電気工事会社の皆様にお取り組みいただけますようお願い致します。

商品を手に持った担当者の写真
左から森、井場、岩元
イージーアップ配線ダクトの商品紹介

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