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2022年12月号 恒例の「経営セミナー」にてDX※をテーマに講演会を開催。電気工事業の経営者を支える情報を発信。中部電気工事業組合連合会様
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中部電気工事業組合連合会 会長
全日本電気工事業工業組合連合会 副会長
藤沢 一三 様 -
岐阜県電気工事業工業組合 理事長
森 輝廣 様
2022年10月にDXをテーマにセミナーを開催された中部電気工事業組合連合会様。パナソニックに講師をご依頼いただき、「電気工事業界におけるDXのこれから」について講演が行われました。
毎年開催されている役員向け「経営セミナー」
中部電気工事業組合連合会(以下中部連合会)様は、全日本電気工事業工業組合連合会(以下全日電工連)の中部ブロックにあたり、1966年に設立されました。中部電力パワーグリッド(株)管轄内の静岡県、愛知県、岐阜県、三重県、長野県が所属し、現在の組合員数は約3300名です。全国の所属組合員とともに、新しい技術に対応する高度な国家資格と技術をもった技術者の養成のため、様々な事業を行っておられます。
今回開催された「第45回経営セミナー」は、年に1度中部連合会様が開催されている各県の役員向けの研修会です。輪番制で行われており、今年は岐阜県電気工事業工業組合様の主催で岐阜県大垣市の大垣フォーラムホテルにて開催されました。中部電気工事業組合連合会会長藤沢様の開催のご挨拶で幕を開け、理事以上の78名の方々が参加されました。
※DX…企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること(経済産業省の定義より)
今年のテーマはDX。パナソニックが講演を担当
今年のテーマはDX(デジタルトランスフォーメーション)。DXをテーマとした理由について、藤沢様は「電気工事業界は高齢化が進み人手が不足しているのが近年の課題です。ITを活用して業務の効率化を図ることが今後必須となると考えられ、昨年から全日電工連でもDXの導入に取り組んでいます。中部連合会でもDXの必要性や、そもそもDXとは何ぞやということを理解してもらうことが大切と考えました」と語られます。
パナソニックに講師を依頼された経緯として、岐阜県電気工事業工業組合理事長の森様は「全日電工連ではパナソニックの協力の元、DX化に取り組んでいると聞いていましたので、パナソニックにセミナーをやっていただくのが良いと思い、岐阜電材営業所に依頼しました」とおっしゃいます。「今日のセミナーはほんの入り口。大切なのはこれからいかに皆が取り組む意識を持つかです。今回は青年部の役員も参加しており、彼らは若く、DXを取り入れるのも早いため、今日得た情報をすばやく各県に展開してくれることを期待しています」。
藤沢様は「建設業界では既に導入が進んでいるDXは、IT化の時代の流れの中で電気工事業界も早晩必ず取り入れなければならないものです。しかし電気工事会社は小規模経営の会社やお一人で経営されている方も多く、情報収集の方法はもちろん、取り入れ方も調べきれない方が多いのが実情です。そういった方々を連合会でバックアップし、電気工事業界が今後ますます発展することを目指しています。
今回はパナソニックから講師をお招きし、DXを導入することによって業務の約2割削減が見込まれるといったお話をしていただきました。働き方改革への対応と共に業務プロセスの効率化が進むことで若い人たちの電気工事業界への関心も高まるのではと期待しています」と語られました。
第45回経営セミナー
「電気工事業界におけるDXのこれから」開催の様子
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パナソニック株式会社
エレクトリックワークス社
宮井 -
パナソニック株式会社
エレクトリックワークス社
浦野
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