リニューアルコンテスト2022 金賞補助金活用とソフト提案で、分譲マンションでのELSEEV継続受注に成功。新規顧客も獲得。

分譲マンション向けのリニューアル商材として補助金を使った
ELSEEVの提案を開始するも苦戦。

弊社はマンション管理会社やマンション管理組合を顧客に持ち、資産価値向上につながる設備更新の提案活動で受注を拡大してきました。これまで、幹線改修工事や分電盤の取り換え、インターホンの更新、照明のLED化、航空障害灯の取り換えといった提案・納入をしてきましたが、そろそろ新たな商材に取り組みたいと思っていました。
そんな矢先、脱炭素化やガソリン代の高騰、2035年にはガソリン車の新車販売が禁止になることなどを耳にし、世の中の流れは電気自動車(EV車)にシフトしていると感じ、マンション向けのEV充電設備にも商機があると考えました。またEV車やEV充電設備の購入・設置には補助金も用意されており、これは後押しになると判断しました。そこで以前よりお付き合いのあるマンション理事会や管理会社へELSEEVの提案を開始しました。
ところが、補助金で充電設備費や工事費の大部分が賄えるとは言え、自動車をお持ちでない方やガソリン車がよいという方から「使わない住民も電気代を負担するのは納得がいかない」と反対され、どうすればよいか悩むことになりました。

お客様満足を第一に考え提案した、
管理ソフトとのセット提案で課題が解決。採用に。

改めてまちなかにあるEV充電設備を調査してみると、大半は時間による課金制でした。そこで使用する人にだけ課金する仕組みもセットでご提案すれば、使わない人のご不満は消えると考え、管理ソフトを用意してELSEEVとセット提案することにしました。
課金制にすることで利用しない人の不満を解消できたことに加え、利用者にとっても便利な予約機能などを備えたアプリはとても好評で、このソフトとのセット提案は多くのマンションで受け入れられ、住民の方々に非常に喜ばれる結果となりました。お客様満足を第一に考えて提案した結果ではないかと自負しています。

他の物件にも受注が拡大。ELSEEVをきっかけに新規顧客獲得へ。

弊社にとっての成果は、当初の目的であった、新たなマンション向け商材の獲得です。コンテスト応募時には14件のマンションで受注していましたが、その後、西日本を中心に受注が拡大しています。さらに、これまでおつきあいのなかったマンション管理会社や管理組合に対してもELSEEVをきっかけにおつきあいが始まれば、幹線改修工事やインターホンの更新、オール電化などの受注の可能性が出てきます。
今後は分譲マンションだけでなく、賃貸マンションや個人オーナー物件にも提案活動を広げていきたいと考えています。また、マンション以外にも、官公庁や企業においても今後、EV充電設備の導入が進むと予測しています。
これまで、お客様のことを考えて省エネ・防災・防犯関連の商品を提案してきました。電気工事会社にとっては当たり前のことですが、こうしたことが結果的に、脱炭素化やSDGsといった社会貢献につながっているのかな、と思っております。

お客様への提案事例

駐車場への施工例

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