PCでもスマートフォンでもタブレットでも。
業務の効率化に貢献するITサービス。

―デンザイエモーションとはどのようなサービスですか？

代理店様と電気工事会社様における、日々の業務をサポートするITサービスです。パソコンやスマートフォン、タブレットから商品の在庫や単価を確認したり、そのまま商品を注文したりすることができます。また、納品明細や請求明細をまとめてエクセルに書き出すこともできます。
特徴としては、システムを提供しているのはパナソニックですが、電気工事会社様が閲覧できる情報はそれぞれの代理店様のものだという点です。したがって、パナソニック以外のメーカーの商品であっても、代理店様が扱っていればデンザイエモーションを通して単価の確認や注文ができます。
主要な機能の一つが「納品データサービス」です。仕入れの集計を一瞬でできるため、計算間違いや抜け漏れがなく、作業時間を大幅に短縮できます。
在庫情報や単価情報をいつでも^※チェックできる点も電気工事会社様にとっては大きなメリットとなります。代理店様の担当に連絡を取りにくい状況でも、必要な情報をその場で手軽に確認いただけます。
また、「電材Now」というニュース欄では、代理店様やパナソニックから発信されるタイムリーな商品情報やトレンド情報をご覧いただけます。最近では、発信された商品紹介動画をすぐにスマートフォンでチェックいただくという方も増えています。

当初より、他社の乗り入れを前提としたプラットフォームを志向。

―どうしてこのようなサービスを作ったのでしょうか？
開発の経緯を教えてください。

2000年に差し掛かる頃、電気工事会社様と代理店様は電話やFAX、そして対面でのやり取りが中心でした。その一方で便利なITサービスヘの期待も徐々に高まっていたように思います。パナソニックとしては、そんな状況で色々なITシステムが乱立して、結果的に代理店様や電気工事会社様の不便を招くという事態を危惧していました。他社の商品を扱えるという機能からも分かるように、電気工事会社様の日頃の業務をスムーズにするサービスを構築することで、業界の発展に貢献したいという想いが強くありました。業界が発展することで、パナソニックも含めた全ての企業にとってビジネスの機会創出に繋がる、という考えですね。
当時、お得意様を訪問する中で、紙伝票の処理や電話での品番確認などが大変であるということも見聞きしていたので、それらも踏まえながら開発を進め、2001年6月にサービスを開始しました。

ご要望に応えながら機能もアップデート。
「ないと困る！」サーピスヘ。

―現在の利用状況について教えてください。
また、今後の展望についてはいかがでしょうか？

現在、全国で36社の代理店様に導入していただいています。その先の電気工事会社様は約7,000社にのぼります。経理担当がいる電気工事会社様からは、「従来なら締め日前には伝票整理や請求業務に3日間も費やしていたが、利用後は3時間で終わるようになった」といったお声もいただいています。
このように、様々な局面でご活用いただいており、電気工事会社様と代理店様の業務効率化に貢献できていると思います。ただその一方で、従来の人対人の部分がITに丸ごと置き換わることはないと考えています。電気工事会社様と代理店様の間で培われた関係性は代替不可能なものです。むしろ、これまで以上にそうした密度の濃いコミュニケーションに時間を割いていただくためにも、デンザイエモーションがサポートできる業務があると考えています。
これまでも、ご要望にお応えする形で機能を増やしてきました。今後も、たとえば品番ではなく商品の通称や呼称でも検索ができるようにするなど、より現場のニーズに応えられるようなアップデートも構想しています。

―電気工事会社様ヘメッセージをお願いします。

近年ではECプラットフォームも多様化しており、電設資材を取り巻く環境も少しずつ変化しています。しかし、サービスの名称にもある通り、現場に、日々のお仕事に「emotion（感動）」を与えたいという想いは変わりません。これからも皆様からいただくご意見やご要望を反映しながら、「デンザイエモーションがないと困る！」と言っていただけるようなサービスにしていきたいと思っています。ぜひよろしくお願い致します。