現場のお役立ちツール
2022年7月号 オフィスビルの共用部のリニューアルにイージーアップ配線ダクトをご提案既設のベースライトを置き換え、配線ダクト商品をプラスするだけで空間価値を手軽にアップデート
-
日本石油販売株式会社
総務統括部
統括部長
佐々木 康利 様
不動産の設計からリニューアル、管理までをワンストップで。
日本石油販売株式会社様は1956年に創業。石油、液化石油ガス、天然ガス等の燃料や潤滑油を大口需要家向けに供給する事業を中心に、不動産賃貸事業も手掛けられ、近年では電力の販売代理店もされています。不動産賃貸業は、エネルギー分野で培った技術力を駆使し、電気・空調・衛生・給排水設備、セキュリティーシステム、防犯カメラなどを中心に、設計から建築、修繕、リニューアル、日々の管理までを自社で行うことで、高い収益性とノウハウを確保し、顧客満足度により低空室率を維持されています。
またパナソニックのリニューアルクラブに加盟いただいており、東京広域リニューアルクラブ2019年度コンテストにて銅賞を受賞された実績をお持ちです。
このたび、定期的に行っているリニューアルクラブの研修会にてイージーアップ配線ダクトのお試し設置キャンペーンをお知りになり、同社の賃貸オフィスビルである「インターパーク代々木」の2階から9階の共用廊下に計34台をご採用いただきました。
「賃貸不動産にとって重要なことは、テナント様に対していかに新しい価値を提供できるか、であると当社は考えています。トレンドやライフスタイルの変化に柔軟に対応し、新技術や新商品の調査・研究の積み重ねが入居の継続につながります。イージーアップ配線ダクトを知った時、テナント様への提案にぴったりだと思いました」と佐々木様はおっしゃいます。
リニューアル後のイメージをCGでテナント様にご提案。
「インターパーク代々木は築30年になりますが、JR代々木駅から徒歩数分の好立地で人気の物件です。共用部の照明器具は2015年にLED化していましたが、不具合が生じてきていたため、更新を考えていたところでした。共用廊下のベースライトをイージーアップ配線ダクトに変更すれば、テナント様ご自身で置かれている植栽や絵画をスポットライトで照射したり、ワイヤレススピーカーで音楽を流したりすることができ、自由度が高まって空間価値の向上につながると思いました。共用廊下はテナント様にとってはお客様をお出迎えするいわば会社の『顔』にあたるため、印象を左右します。その空間の価値を高めるのはオーナーの役割だと考えました」。
「また、当社ではリニューアル工事の際、自社でCGを作成してテナント様にプレゼンテーションしています。今回もCGをご提示することで、イージーアップ配線ダクト設置後の空間の変化がテナント様に伝わり、『いいね』と言っていただけ、スムーズにリニューアルできました。ソフトは「DIALux evo (ダイアルクスエヴォ)」を使っています。 このソフトは空間作成と照度計算ができるのがメリットです。操作の習得はさほど難しくないため、電気工事会社の皆様にもぜひおすすめしたいですね」と語っていただきました。
※DIALux evoは、ドイツDIAL社の照明設計アプリケーションソフトです。
パナソニック製品を選択するためのプラグインカタログはパナソニックの照明設計サポートサイト「P.L.A.M.」からダウンロードできます。
■共用部廊下での設置器具毎のイメージCG比較
リニューアル前(現状)
ベースライトの設置イメージCG
リニューアル提案(その1)
イージーアップ配線ダクト+スポットライトの設置イメージCG
リニューアル提案(その2)
シーリングライトの設置イメージCG
リニューアル後のイメージCGを作成してテナント様へご説明。テナント様にて照明器具の追加や位置の変更が可能なイージーアップ配線ダクトのメリットをご提案し、好評価を得て、リニューアルを実施されました。
ご採用事例:共用廊下
天井にスッキリおさまる深型タイプのイージーアップ配線ダクトに、現場で配光を調整できるTOLSO BeAm Freeのスポットライトとワイヤレススピーカーをご採用。ルームプレートや植栽等、照射物に合わせて最適な配光角に調整でき、スポット光を壁面に照射することで空間に光のメリハリが生まれ、明るさ感と奥行き感のある空間が実現。スポットライトと同様の形状で配線ダクトに設置可能なワイヤレススピーカーは、Bluetooth®による接続で手軽に音楽を再生できます。
-
イージーアップ配線ダクト施工手順
-
ご採用商品
イージーアップ配線ダクト
深型タイプ+
ご採用事例:共用廊下
CLOSE