株式会社恒電社 様[埼玉県さいたま市大宮区]
主なご採用商品
埼玉県伊奈町に本社を構える株式会社恒電社様は、創業31年目を迎える2022年にさいたま市大宮にさいたま支社を設立されました。旧大宮図書館を活用した複合施設の一室を、いわゆる一般的な「事務所」とは異なるスタイリッシュな空間にリノベ―ションされ、社員数25名のうち、営業・マーケティング担当を含む約10名がさいたま支社に勤務されています。
室内に一歩足を踏み入れると、スペースプレーヤーの映像がお出迎え。スケルトンの天井にモルタルの床やベンチがクールな印象を受けますが、奥の執務スペースやフリースペースにはフローリングが使用され、豊かな緑と相まってあたたかたな印象も同時に感じられます。
このスタイリッシュな空間に、パナソニックのブラックデザインシリーズのLED照明器具を約200台ご採用いただきました。
さいたま支社設位の経緯について、恒石様は次のように語られます。「長年、住宅向けの太陽光発電システムの設置工事を行ってきましたが、法人向けにシフトし、顧客が多いさいたま市内に拠点を置く必要性があると考えました。大宮駅から徒歩圏内にあれば、顧客が当社を訪問してくださることもあるのではないかと。それならば、ストーリー性がある方がよいと考え、さいたま市民に長年親しまれていた旧大宮図書館の建物に入居することにしました。
そして、もうひとつの目的は、「人材確保」です。社会問題にもなっているインフラ人材を確保していくためには、電気工事会社の持つイメージを払拭しなければならないと思いました。私の前職がIT系だったのですが、当時のオフィスがフリーアドレスで仕事がしやすかったのと、社員同士のコミュニケーションもしやすかったので、そういう雰囲気が電気工事会社にも必要だと思いました」。実際に、新オフィスは働きやすいと社員に好評で、生産性の向上にもつながっているそうです。
パナソニックのブラックデザインシリーズをお選びいただいた理由として、デザイン面では、「マットな黒の質感が空間になじんで目立たないのがよかった」とおっしゃいます。
機能面でも、「配光角を変えられるTOLSOスポットライトと、色温度を変えられるシンクロ調色スポットライトを、空間によって使い分けています。当社のオフィスのコンセプトのひとつに『いろんな場所でいろんな働き方ができるオフィス』があり、一人で没頭する時とみんなで創造的なアイディアを出し合う時の使い分けを、ライティングでシーンを作ることで、できるようにしました。人によって好みの明るさや色温度は違いますし、照明環境は仕事のパフォーマンスに影響が出るので、選択できる環境を整えました」と、お話しくださいました。
恒電社様では積極的にデジタル化に取り組まれ、電気工事士の皆様の協力もあり、ほぼ100%ペーパーレス化に成功しています。他にも、データはすべてクラウドストレージに保存することで共有化。社内ではチャットでやりとりし、お客様とはメールでのやりとりを基本にされています。
「電話だけのやりとりでは詳細な情報共有ができませんし、何かトラブリルが発生した際に、言った言わないの話にもなってしまいます。最初はやや抵抗感もありましたが、デジタル化することで必ず業務のムダが減ると辛抱強く伝えていくことで現在は定着化しています。管理がしやすくなり、打合せ回数も減るなど、メリットの方が大きいです」。
また、恒電社様では、自社でHPを作成、更新されています。導入事例記事は恒石様自ら執筆され、動画撮影・制作はカスタマーサクセスチームの岩見様が担当されています。岩見様はドローンの国家資格も取得され、自ら太陽光発電パネルの設置シーンも撮影されています。「導入事例を掲載することは、お客様からの信頼を『資産化』『見える化』すること」だという恒石様。
「当社の社員に最も必要なスキルはコミュニケーション能力と顧客視点だと考えており、必ずしも最初から電気工事の知識は求めているわけではありません。実際に当社では他業界から営業社員を採用し、見える化された事例なども活用することによって、順調に業績を上げています」と語られます。
最後に、「業務の効率化をしないことで最終的に不利益を被るのはお客様ではないでしょうか。若い人材は旧態依然の企業には入って来ませんし、入ってもすぐ辞めていきます。電気工事業界全体の繁栄、存続のために、全国の電気工事会社様にデジタル化に取り組んでいただきたいと思っています」とお話しくださいました。
分電盤などを設置している機械室。
設備機器を後から増設できるように作られている。あえて内装も施していない。
さいたま支社は、旧大宮図書館を活用した複合施設「Bibli(ビブリ)」をリノベーションして入居。
すぐ目の前には武蔵一ノ宮である氷川神社の参道。恒電社様がSDGsパートナーを務めるサッカーJリーグ大宮アルディージャのホームスタジアムであるNACKファイブスタジアム大宮も近く、サポーターの方々が前の道を通るのを窓から眺めながら、共に応援しているとおっしゃいます。
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