InternetExplorer11 (以下 IE11)をお使いの方へ
本サイトはIE11のご利用は可能ですが、閲覧・動作に支障が生じる場合がございます。
Microsoft EdgeGoogleChromeのご利用をお願いいたします。

事例を検索する

閉じるボタン
  • 建物分類
    指定なし
  • 地域
    指定なし
  • 部位
    指定なし
  • 採用商品
    指定なし
  • 竣工年・
    オープン年
    指定なし
  • キーワード
  • 農林水産施設
  • 高知県
  • その他
  • バックヤード・シャフトスペース

高知県食肉センター

三相交流とトロリーダクトを活用した情報通信で食肉の運搬を制御

高知県食肉センター様で、HD-PLC対応PLCアダプターをご採用いただきました。
牛肉の競りを行う同センターではトロリーダクトに5台のホイストを設置し、それぞれのホイストに牛肉を吊るして搬送しています。
今まで搬送には、各ホイストに設置した制御盤のほか、位置情報の把握と減速・停止を行う光伝送、ペンダント操作等(※)を行う有線により、メインの制御盤との通信で制御を行っていました。
この方法では機器の数が多く、構成が複雑になるために工数が増え、工事費用の増加につながります。また、蒸気が頻繁に発生する場所で使用するため、光伝送ユニットの投光・受光面に結露ができ、運用するうえで障害となる懸念もありました。
一方、無線では通信が安定せず、位置情報の把握等も困難に。
そこで、HD-PLC対応PLCアダプターをご採用いただきました。HD-PLCは既設の三相電線やトロリーダクトを活用し、電力線で通信ができるため、新たな配線や大がかりな工事は不要です。高知県食肉センター株式会社様では導入費用を抑えながら、安定した通信ネットワークを構築することができました。

※工程用ペンダント操作(計4ヶ所):前進/後退(1ヶ所のみ)、巻上げ/巻下げ、一時停止、完了

その他

【システム構成図】
地上の制御盤から天井に設置しているトロリーダクトを介してホイスト側に給電を行う電源系統を活用し、HD-PLCで通信をしています。
通信には制御盤に親器、給電トロリー部に中継器、電動ホイストに子器を設置しています。

バックヤード・シャフトスペース

【室内全景】
全長約30mのトロリーダクトに、オレンジ色の5台のホイストが設置されています。加工される牛肉は、このホイストに吊るして搬送します。

バックヤード・シャフトスペース

【電動チェーンブロック動力制御盤】
親器を設置しています。(画像グレーの枠の右側中ほど)

バックヤード・シャフトスペース

【電動チェーンブロック動力制御盤】
冗長性を持たせるため、RS相での通信を行う系統と、ST相での通信を行う系統のそれぞれにPLCアダプターを取り付けています。
片側のPLCネットワークに異常が発生した場合でも、他方のPLCネットワークに切り替えれるよう、各親器でホワイトリスト(※)を設定しています。
※ホワイトリストの設定はHD-PLC商品サイトより専用ツールをダウンロードし、パソコンで設定

バックヤード・シャフトスペース

【電動ホイスト制御盤】
トロリーダクトに5台のホイストが取り付けられています。
各ホイストには、ノイズフィルター盤と電動トロリー制御盤が設置されています。

バックヤード・シャフトスペース

【電動ホイスト制御盤】
トロリーダクトと各ホイストは制御盤を介して給電されています。
電動ホイスト盤は、シーケンサ制御によりホイストを制御します。
(前進/後退走行および巻上げ/巻下げ)
シーケンサのノイズ除去の為、個別のラインノイズフィルターを構えています。

バックヤード・シャフトスペース

【ノイズフィルター盤】
ホイストから出る動力モーターのノイズを除去するためにフィルターを設置し、HD-PLC通信への影響を抑えています。
トロリーダクトからの給電は、ノイズフィルター盤を経由して各電動ホイスト制御盤と電動ホイストに分配します。

バックヤード・シャフトスペース

【電動ホイスト制御盤】
各ホイストの制御盤にはPLCアダプター(子器)が2台、設置されています。

建物分類
農林水産施設
都道府県
高知県
施主
高知県食肉センター株式会社
電気工事
有限会社シスマテック
特徴
高知県食肉センター様で、HD-PLC対応PLCアダプターをご採用いただきました。
牛肉の競りを行う同センターではトロリーダクトに5台のホイストを設置し、それぞれのホイストに牛肉を吊るして搬送しています。
今まで搬送には、各ホイストに設置した制御盤のほか、位置情報の把握と減速・停止を行う光伝送、ペンダント操作等(※)を行う有線により、メインの制御盤との通信で制御を行っていました。
この方法では機器の数が多く、構成が複雑になるために工数が増え、工事費用の増加につながります。また、蒸気が頻繁に発生する場所で使用するため、光伝送ユニットの投光・受光面に結露ができ、運用するうえで障害となる懸念もありました。
一方、無線では通信が安定せず、位置情報の把握等も困難に。
そこで、HD-PLC対応PLCアダプターをご採用いただきました。HD-PLCは既設の三相電線やトロリーダクトを活用し、電力線で通信ができるため、新たな配線や大がかりな工事は不要です。高知県食肉センター株式会社様では導入費用を抑えながら、安定した通信ネットワークを構築することができました。

※工程用ペンダント操作(計4ヶ所):前進/後退(1ヶ所のみ)、巻上げ/巻下げ、一時停止、完了

パナソニックの電気設備のSNSアカウント