ブレーカー・分電盤:サーキットブレーカー

ブレーカーの動作原理

ブレーカーはその種類によって動作原理が異なります。
ここでは、ブレーカ種別ごとに動作原理(引き外し方式)と特性について紹介します。

熱動式(バイメタル方式)

膨張係数の違った材料を2枚張り合わせたバイメタルにて遮断する方法です。安価でコンパクトな商品が可能なため、小形のサーキットブレーカーなどに使用されています。

代表型名

・安全ブレーカーHB型
・漏電ブレーカーJ型
・小形漏電ブレーカー

電磁式(オイルダッシュポット方式)

電磁石(一般にはオイルダッシュポット方式)だけで遮断する方式です。この方法の商品は、取付け方向に制約がある場合がありますので、ご注意ください。
注)周波数制御回路等のように電流波形に歪を与える場合

代表型名

・BCW/BJW-30〜125
・BBW/BKW-30C〜100

熱動・電磁式(バイメタル方式+電磁石方式)

定格電流の10倍程度までは、バイメタルが動作、それ以上は電磁石で瞬時に遮断する方式です。短絡電流に対しては、バイメタルのわん曲を待たず、電磁コイルによる電磁石でプランジャーを吸収して、瞬時に開閉機構を動作させます。
注)周波数制御回路等のように電流波形に歪を与える場合

代表型名

・BCW/BJW-150〜400
・BBW/BKW-100S〜400
・カンタッチブレーカーシリーズ
・リモコンブレーカーシリーズ

電子式

CT(変流器)で検知した過電流を電子回路で検出し、遮断する方法です。短絡事故時は、電子回路による遮断をまたずに引外しコイルにより、瞬時に遮断します。

代表型名

・BS-1250WE〜2500WE

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