長野県電気工事業工業組合様主催電気工事保安講習会のご紹介

長野県電気工事業工業組合様では、
毎年11月に県下5支部が支部ごとに会場を設け
「電気工事保安講習会」を開催されています。
第43回目の今年は、長野市若里市民文化ホールに
おいて、新型コロナウィルス感染症対策を講じた上での
開催となりました。
今回、会場をお訪ねし、理事長の藤沢一三様と指導教育委員長の高津和忠様に詳しくお話を伺いました。

長野県電気工事業工業組合理事長
高山電業株式会社 会長
藤沢一三様
長野県電気工事業工業組合
常務理事 指導教育委員長
高津電気工事株式会社 会長
高津和忠様

インタビューの動画を
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長野県電気工事業工業組合様の年間行事・取り組みについて教えてください。

藤沢様:長野県は縦に長く、四方を8県に囲まれている海なし県ですが、面積は全国で4番目に広く、当組合は5支部に分かれています。
今年はコロナ禍により事業の縮小・延期・中止を余儀なくされましたが、例年行っている主な行事のひとつ、経済産業省主唱の電気使用安全月間の活動は、8月に実施しました。国宝のある善光寺の本堂の電気の清掃活動はマスコミにも取り上げられました。須坂市の臥竜公園の照明器具や街灯も毎年清掃し、喜ばれています。このような地域に密着した活動を5支部それぞれで行っています。
卸業組合、メーカー、工事業組合の三位一体で2年ごとに実施する製販工懇談会も来年2月に開催予定です。これも他県に誇れるもののひとつで、組合員同士のチームワークがよいのも誇りです。県民性が「まじめ」というのもあると思います。

毎年11月に開催されている保安講習会の歴史と意義、狙いについて教えてください。

藤沢様:今年で43回目の開催となる歴史あるものです。43年間続けているのは、これはもう歴史だと思います。
全国的に見ても唯一のもので、全日電工連から5年前に特に優れた事業ということで表彰されました。

高津様:43年前に当組合の新規事業として、名古屋通商産業局から共同保守管理業務の承認をいただき、400社から926名の技術者が生まれ、その方たち定期講習会として始まったのがスタートです。926名を1か所に集めて講習するわけにはいかないので5支部の各支部で講習会を行っています。最初は共同保守管理業務という技術者の講習に主眼を置いていたのですが、最近は各店社の主任技術者を対象としています。
法的な根拠はないのですが、長野県としては主任技術者に対して電気工事二法から始まっていろんな法律の順守、最近コンプライアンスが叫ばれておりますが、労働安全、電気保安、それらを主眼とし、加えて、パナソニックさんはじめメーカーの方々から最新の情報をこの機会にキャッチして日々の仕事に役立ててもらいたいという思いでやってきました。内容は、以下の4つの柱です。
1つ目は電気工事二法について。これは当初から行っているもので好評をいただいています。県の職員の方に講師をしていただいています。
2つ目は労働安全衛生関係。法律が変わることもありますので労働基準監督署の職員や社会保険労務士の方から最新の情報も合わせて解説していただいています。
3つ目は中部電力さんにご協力いただき、特に電気保安に関係することや、工事施工にあたってここだけは注意が必要という点について、解説をお願いしています。
4つ目はメーカーさんによる最新情報です。近年はパナソニックさんにお願いしているのですが、ここにいちばん時間かけてじっくりとお話いただいています。

今年度のテキスト
受講証は受講歴がわかるようになっています

保安講習会には毎年たくさんの組合員が参加されています。参加を促進する工夫をされているのでしょうか?

高津様:この長野県独自の保安講習会は歴史が長く、各店社の皆さんに定着していることと、主任技術者の皆さんに自覚や受講に対する強い意識があることが大きいと思っています。加えて、我々が発行している「受講証」があり、これを持っていれば「この工事店はしっかりしている」「毎年講習を受けている」という証明にもなります。
講習内容についてですが、「電気工事二法について」は、毎年ほとんど同じ内容でみなさんもよくご存じで、これだけでは魅力もないのですが、パナソニックさんによる講習が、今年なら「照明の計画的リニューアル」というように、毎年違ったテーマでいろんなご提案をいただいており、組合員に好評です。ホームページで調べることもできますが、最新の情報を直接伝えていただけるというのは大変ありがたいことだと思っています。またこの保安講習会は、組合員以外の方にも受講できるよう門戸を開いています。

コロナ禍での開催を判断された経緯実施に向けた対策や苦労について教えてください。

藤沢様:コロナ禍での開催については理事会等で随分慎重に検討しました。ソーシャルディスタンスを確保するため、受講者150人に対し600人収容の会場で開催しました。費用はかかりましたが、「とにかくやりたい」「やろう」「やらなければ」という思いで、会場選び、検温方法や消毒方法なども検討してまいりました。支部主催でも会場を変えて開催していただいており、「歴史をつないでいく」という思いの方が強かったのではないかと思います。

今年は密を避けるため、受講者150人に対し、4倍の人数の600人が収容可能な長野市若里市民文化ホールで開催しました。
センサーによる検温、アルコール消毒、マスクの着用など、感染防止対策をしっかり行いました。

今回のパナソニックによる研修テーマ「計画的リニューアル」についてのご感想や、組合員の皆様の課題について教えてください。

高津様:例えば、水銀灯の製造が中止になったというようなことは、この業界でもみんなが知っているわけではありません。
比較的大きな規模の会社ではこういう情報はたやすく入りますが、個人経営だと難しいものがあります。平等に県下5支部に同じ情報を1回で伝えられるというのは大変貴重なことで、タイムリーな取り組みだと思っています。
これからは蛍光灯も入手しにくい時代に入ってくると思うので、お客様にはLED化を提案しているのですが、一度にすべての照明をリニューアルできないお客様もいらっしゃいます。計画的なリニューアルをご提案していくというのは非常に大事なことだと思っています。

長野県電気工事業工業組合様の今後の取り組みや目指す姿について教えてください。

藤沢様:今日の開催に至るまで、メーカーさんや県のご担当者、建設業の方々と何回か打ち合わせしました。その経過が非常に大切だと私は思っています。この保安講習会は当組合内の指導教育委員会の主導でやっていますが、パナソニックさんとも何回も打ち合わせをしています。これが歴史となり、県との関係、電力会社との関係、メーカーとの関係が、非常に深くなっています。
このことが最終的には組合のためになっていると思います。これからの展望は、とにかく続けることが第一ですが、内容も大切です。
電気保安の確保。電気事故をなくす、電気を安全に届けるというのが使命です。今後ますます電気保安の確保に、組合員一同が向かっていきたいと思います。メーカーの皆さん、特にパナソニックさんの講習内容は組合員からの評判も良く、毎年いろんな題材、テーマを取り上げていただき、的を射た商品説明を提供いただいてうれしく思っています。これからもよろしくお願いします。

今年のパナソニックによる講習会テーマは「計画的な設備リニューアルのススメ」。
長野・松本電材営業所より毎年タイムリーなテーマをご提案しています。

パナソニックの
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