感震ブレーカー ご採用紹介:田中工業株式会社 様
ご採用の背景
「感震ブレーカー」は、まさに自動車の自動ブレーキ。既築住宅にも勧めていきたい
「創業から55年、地元のための公共事業、住宅事業を大切にしてきました。中四国エリアで、最も早くテクノストラクチャー工法による制震システム『テクノダンパー』を採用したのも弊社です。その長い歴史を見ても今回の地震は想定外でした。驚いたのは、震度5弱を記録したエリアが想像以上に広かったことです。広範囲な住宅に早急な耐震補強が必要だと感じました。ただ、『耐震改修をしましょう』といっても、実際には大がかりな工事が必要で、工費、間取りの制約など、お客様にとって簡単な選択ではありません。だからこそ、少ない費用で地震に備えられる『感震ブレーカー』は、築年数の経った家にも有効です。弊社では、地震後に着工した耐震等級3・制震システム採用の家に『感震ブレーカー』を標準装備することを決めました。今こそ、一人でも多くの方が「地震から家族の未来を守れる家』を目指していただけるよう、地元に寄り添って取り組んでいきたいです」。
田中工業株式会社 営業部 高間薫様(左)
田中工業株式会社 建築部 飯塚暁様(右)
お施主様の声
「地震に強い家」を作りたかった。感震ブレーカーを採用
島根県雲南市の消防職員として、防災の最前線でご活躍中の阿部様。「家を建てようと決めたとき、絶対に『地震に強い家』にしたくて、工法・設備にはこだわりました。その背景には、日々の現場での蓄積や、緊急消防援助隊として赴任した東日本大震災での実感があります。また仕事柄、通電火災への危険性も知っていましたので、『備えられるものは備えておきたい』と感震ブレーカーを設置しました」。
島根県雲南市 阿部 潤様
思いもよらぬ強い地震。感震ブレーカーが作動
2018年4月9日午前1時30分ごろ、震度5強の「島根県西部地震」が発生。ご自身が納得の「地震に強い家」を建てられてから、一年を待たずしての大地震でした。
「地震が起きたときは、家族全員が寝静まっていました。初めに携帯電話の地震お知らせアラートが鳴って、ほぼ同時に地響き、そして揺れが起こりました。子どもを抱きしめていると、まもなく聞き慣れない警報音が鳴り始めました。最初は何かな、という感じでした。気持ちが落ち着くなかで、その音が住宅分電盤の中の感震ブレーカーであるとわかりました。実際に地震が起きたとき、ブレーカーを切って逃げようと思いつく人は少ないし、その余裕もないものです。だから自動でブレーカを遮断してくれる感震ブレーカーは安心です。お知らせ機能で警報を発してくれたこともとてもよかったです」。
島根の防災意識をもっと高めていきたい
消防職員は、基本24時間勤務です。しかも、震度5以上の地震の際には署に駆けつけないといけません。家族を守ると言っても、この地震のときもそうですが、いざというときに必ず家に居られるわけではないんです。だからこそ、防災設備は、自然災害が起きたときに助けてくれるものではありますが、自分がいないときに家族を守り、心配を少しでも取り除いてくれるものこそ、私にとっての『備え』です。島根は大きな地震が起きにくいと言われてきた地域なので、地震への備えと意識がまだまだ低いです。日本全域にわたって災害が懸念されているなかなので、すこしでも早く防災対策を進めてもらえるよう伝えていきたいです」。
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