[住宅販売会社様]ホクシンハウス株式会社様 壁体内通気を重視した構造だからこそ、『漏電火災を防止する』感震ブレーカーが有効。 [住宅販売会社様]ホクシンハウス株式会社様 壁体内通気を重視した構造だからこそ、『漏電火災を防止する』感震ブレーカーが有効。

ご採用の背景

身近になった地震に備えて全棟に感震ブレーカーを標準採用。

常に災害に備えた商品開発に取り組んでいるホクシンハウス様ですが、感震ブレーカーを採用されたのは、東日本大震災がきっかけでした。「先日、宮城県沖でも大きな地震がありましたが、地下60kmの震源地でも地上は相当な揺れでした。震源地がもっと浅かったらどうなっていたか。気象庁の分析は東日本大震災の余震との会見発表。「10年経過しても余震だと言う…。つまり東日本大震災はまだ終わっていない」という事実。
「備えとして何か施策を講じないと」そう思われていたときに、感震ブレーカーの存在を知ったそうです。早速、月初の定例会議に採用計画を上程して可決され、現在は全棟に感震ブレーカーが設置されています。

ホクシンハウス株式会社 塩川様

ホクシンハウス株式会社 塩川様

壁体内通気を重視した建物は『発火させない』ことが有効だった。

「例えば一般的な住宅の場合、吸音も兼ねて壁と天井にグラスウールなどの断熱材を充填しますが、弊社の住宅は通気性を重視しているため壁体内に断熱材を充填しておりません(外断熱)。これは工法開発上で居住快適性を追求した結果ですが、壁体内で火災が発生した場合はその通気性が弱点となります。これは外断熱を採用する他社メーカーも同じです。壁体内に施設される電線は二重に被覆してありますが、それでも漏電から短絡事故が起きる可能性があります。特に大地震後、停電から通電復旧した際に損傷した電線から火災が発生するリスクは高い。先ずは発火させないための施策が必要です。」ホクシンハウス様が感震ブレーカーを全棟採用にされた理由のひとつです。

より良い商品にアンテナを張る。備えで救えるものがある。

「家を造る立場の私たちは、事故や災害、また法改正を基準に新しい施策を講じることが多く、そこに思考の弱さを感じています。何かが起こってからではなく、どうすれば起こらないかを常に考えて家造りをしなければならない。」と塩川様は仰います。「先日の宮城県沖の地震も、1回の遭遇では損傷は発生しないが、繰り返し発生したとき、あるいはもっと大きな地震が発生した場合にどうなるか。住宅に一番必要な性能は、災害時に人命を守れるか?ということです。大きな地震に遭遇しても倒壊せずに損傷の程度を最小限に抑える。そのような観点から、弊社は今後の着工物件の全棟に制震装置設備を標準採用する計画でおります。」
またホクシンハウス様は、火災報知器に関しても仕様変更を実施しました。「当初、火災警報器に関してはAC電源の有線タイプを使用していました。しかし、配線が災害により損傷したら意味がありません。結果、電池式タイプのものに変更しました。電池交換のメンテナンス作業は必要ですが機能することが優先です。現在はワイヤレス連動型を採用しています」と塩川様。「大切なのは、設備機器の必要な機能を見極めて、災害時に確りとその性能が発揮されて機能するという分析と備え。その適切な判断で救えるものがある。最終的にはそういうことに直結するのだと思います。」

『性能のよい家』と同時に『お客様の人生設計に合った家造り』を提案する。

「1980年代後半から地球温暖化と言われ続けていますが、信州の冬は非常に寒いです。弊社の暖かい住宅は冬でも素足で過ごせて、プライバシー問題を除けば建具も必要ないのです。そんなフレーズで長年営業してきました」と塩川様。「しかし、真の暖かい家造りとは何か?を掘り下げて考えたとき、家は性能だけではないとここ最近強く感じています。長年居住するのですから、お客様の人生設計に合わせた家造りをご提案すること。若い方が長期ローンを組んでご家族のために覚悟を決めて家を購入し、お子さんが育つと同時にお金の掛かる家のメンテナンスサイクルと重なる。そんなことも含めて、お客様のライフスタイルに合った家造りを高性能と同時にご提案する。そんな思考で真の暖かな家造りをしなければならないと考えています。」
「世の中の変化は早いですよね。待ってはくれずに無情と感じることもしばしばです。予期せぬことも平常のように起こる。変化する時代に対して、即座に適応すること、適応できること、適応できるように備えること。これが我々にとっての備えです。」
その思いの一部が、感震ブレーカーの採用にも繋がっているのだと思います。

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