P型1級受信機・P型1級複合受信機 フレキシブルP-1
商品特長
従来の発報場所表示機能に「拡大表示モード」を追加!
従来の発報場所表示を拡大して表示することも可能に。
万が一の火災時にも火元を瞬時に確認でき、迅速な対応が可能になります。
- 拡大表示モードは数字のみの表示になります。英字、ー〈ハイフン〉、カナ文字は拡大表示モードにしても通常表示モードの表示になり、液晶表示部の2段目に表示されます。また、「号」は表示できません。
「液晶ガイド機能」で発報時の行動をサポート
液晶画面に次の操作をガイダンス表示。いざ感知器や発信機が発報した際、落ち着いて液晶画面を確認いただくことで、発報時の行動をサポートします。
‹主な機能›
●作動時操作ガイド機能
●発報場所表示機能
●トラブル確認機能
●履歴表示機能
従来の履歴表示機能に「設定した名称」の表示機能を追加
履歴表示機能
受信機で発生した火災発報やトラブルなどの情報を、最新10,000件まで記憶。
発生履歴を盤面の液晶でも確認できるので、非火災報の原因調査などに役立ちます。
また、「履歴」をSDカードで取り出しできるため、履歴情報の保管や確認がパソコンで容易に行えます。
移信出力をマルチに設定
回線別に移信停止の有効・無効設定が可能(25~100回線にも新たに搭載)
代表移信出力を標準装備。自火報感知器代表出力や非常放送火災確認移信出力、警報代表出力など、出力をマルチに設定できる代表移信出力を標準装備。誘導灯用信号装置やセキュリティ関連設備、空調機などへの代表移信がフレキシブルに対応可能です。
出力設定 (非常時連携設備への信号出力)
25~100回線:個別の移信停止用として使えるフリースイッチを5回路標準装備(5系統5接点)
- 5~20回線[小型]は4回路標準装備(4系統4接点)。
出力設定が可能な種別
- 25~100回線の場合:オプションで受信機用プリンタを取り付けた場合は、[OP5]が「プリンタ停止」になるため、代表移信接点5用のオプションスイッチは使用できません。
カラーユニバーサルデザイン認証※を取得
カラーユニバーサルデザイン認証※を取得し、
函体色・パネル色・表示操作部の色味が、より使いやすく伝わりやすい配色にしました。
- ※カラーユニバーサルデザイン認証とは、色弱者を含め多くの人に「情報が伝わりやすく」「使いやすい」配色がなされていることをNPO法人カラーユニバーサルデザイン機構(CUDO)で検証・合格したものです。(認証品の盤内には認証シールを貼付します)
ご注意:カラーユニバーサル認証の条件として、函体色・パネル色・表示操作部の配色の組合せが限定されていますので、以下の場合は認証の対象外となります。
- ・函体指定色塗装の場合
- ・[U]オーダー仕様で受信機盤面にプリンターや受信機以外の機器を組み込む場合
- ●詳しくは、もよりの当社営業所までお問い合わせください。
従来品と新商品の相違点 | 従来品 | 新商品 | |
---|---|---|---|
(1)表示に関する外観意匠 |
①操作部の表示灯(LED)の周波数(発光色) |
黄緑 |
青緑 |
②操作部の一部スイッチの色 |
赤 |
橙 |
|
③操作部の一部スイッチ名称など文字の大きさ |
文字サイズ |
文字サイズ |
|
(2)品番の変更 |
従来品番 |
新品番 |
|
(3)一部商品の検定型式番号 |
受第27~5号 |
受第28~5号 |
|
(4)自主評定マーク使用許可番号(複合受信機) |
従来番号 |
新番号 |
操作部の表示灯(LED):発光色の変更
「電源灯」と「警戒中灯」の発光色を黄緑から青緑に変更しました。
操作部のスイッチ:色の変更・文字サイズの変更
「受信機音響停止スイッチ」の色を赤から橙に変更しました。「復旧スイッチ」の文字サイズを大きくしました。
かんたん設定機能でスムーズに変更可能
受信機盤面でも、液晶画面に次の操作をガイダンス表示することで、設定データの作成・変更がかんたん。現場での設定変更もスムーズに行えます。
感知器と防排煙端末の設定方法
連動設定PC対応でスピーディーに
パソコンで設定データを作成・管理が可能。回線数の多い物件など、盤面だけの操作では時間がかかる時におすすめします。SDカードで、受信機の履歴情報も抽出できるので、施工調整、メンテナンスがスピーディに行えます。
- 1 SDカードは商品に同梱されていません。別途手配が必要です。【推奨SDカード】パナソニック製SDカード(SD/SDHC対応。参考容量32GBまで)
- 2 パソコンでの連動設定データの作成や履歴情報の確認には専用ソフト(FP2TG)が必要です。
【対応OS】Windows10(32bit/64bit)、Windows8.1(32bit/64bit)、Windows7(SP1)(32bit/64bit)[2018年4月現在]。
詳しくは当社営業所までお問い合わせください。
連動設定PC専用ソフト(FP2TG)のダウンロードはこちらから
履歴情報はPDFまたはCSVで取り出し可能
履歴情報をデータで取り出すことで、消防機関への提出書類にあわせてフォーマットを変更したり、非火災報の原因調査など管理しやすい形式で保管することができます。
発報階音声メッセージ機能で分かりやすくお知らせ
火災発生と発報場所を、階メッセージでわかりやすくお知らせ。増設スピーカーの接続で、受信機と同じメッセージを離れた場所でも確認できます。音声は、「○○階、○○回線、エレベーター、階段」の設定が可能です。(「エレベーター」と「階段」には東・西・南・北の方角の設定も可能です。)
接続可能スピーカー
光る増設スピーカーWQN970W(3台まで)または、増設スピーカーEC95352(1台まで)
● 光る増設スピーカーの連続点滅時間は約2分間です。
注)増設スピーカーを副受信機の代用としてお使いいただく場合は、所轄消防署への確認が必要です。
音声ガイダンス機能でお知らせ
ガイドスイッチ灯の点滅時にガイドスイッチを押すと、受信機の状態を音声メッセージでわかりやすくお知らせ。
スムーズな運用をサポートします。
■音声ガイダンス一覧
状態 | 音声メッセージ |
---|---|
火災警報(第一報) |
火災感知器が作動しました。現場を確認してください。 |
火災警報(第二報) |
火事です。火事です。火災が発生しました。現場を確認してください。 |
スイッチ注意灯点滅中 |
定位でないスイッチがあります。 |
受信機音響強制停止中 |
受信機音響強制停止中です。 |
地区音響強制停止中 |
地区音響強制停止中です。 |
トラブル発生中 |
トラブルが発生しました。トラブル確認スイッチを押して内容を確認してください。 |
電話呼び出し中 |
電話呼び出し中です。通話スイッチを押しながら話してください。 |
マルチ終端で、らくらくリニューアル
終端抵抗が4.3kΩ/5.1kΩ/10kΩ/20kΩに対応しており、既設の終端抵抗を取り替える手間が省けます。また、終端抵抗は回線毎に混在可能です。
■感知器接続可能台数
種類 | 終端抵抗 | |||
---|---|---|---|---|
5.1kΩ※/10kΩ |
20kΩ |
|||
熱感知器 |
A |
熱サイバーセンサ |
80コ |
20コ |
煙感知器 |
B |
煙サイバーセンサ |
30コ |
7コ |
B' |
煙サイバーセンサ |
20コ |
5コ |
|
B' |
煙サイバーセンサ |
20コ |
5コ |
|
C |
光電式分離型感知器 |
1セット |
接続不可 |
|
炎感知器 |
D |
炎感知器 |
20コ |
5コ |
- 注)終端抵抗が10kΩまたは5.1kΩの場合で、同一回線に複数種別の感知器を混在接続する時は、上表の条件を満たした上で、次の方程式により接続個数を決めてください。
A+4(B’+D)+(8/3)B+80C≦80。終端抵抗が20kΩの場合は、次の方程式により接続個数を決めてください。A+4(B’+D)+(8/3)B≦20。 - ※終端抵抗5.1kΩを使用する場合、システムトータルで感知器個数は、右記の方程式により接続数を決めてください。A+4(B’+D)+(8/3)B+80C≦(80/3)×回線数。
- ●4.3kΩの終端抵抗を使用する場合は、もよりの当社営業所までお問い合わせください。