nessum™ : 電波法の規制緩和(2021年6月)による用途拡大
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“nessum”およびそのロゴは、パナソニック ホールディングス株式会社の日本、その他の国における登録商標または商標登録出願です。
なお、当社本製品はパナソニック ホールディングス株式会社のNessum技術に準拠しています。
電波法の規制緩和について
2021年6月電波法における制度整備の概要
2021年6月に電波法施行規則等の関係省令や告示等の改正が公布・施行され、「電力線搬送通信(以下PLC)における設備の利用範囲の拡大」について制度の整備が行われました。この整備は、弊社が総務省へ提出した申請が受理されたもので、これにより、今後IoT基盤構築の有効な手段の一つとして、より一層PLC設備の利用拡大が期待されます。
(1)PLC設備を接続できる電力線の制限の緩和
PLC設備を接続できる電力線としては、これまで電圧100V/200Vの単相交流用電力線に限られていましたが、改定によって600V以下の単相及び三相交流用電力線でも利用が可能になりました。
(2)鋼船(鋼製の船舶)における屋内用PLC設備の利用
これまで船舶におけるPLC設備の利用については検討されていませんでしたが、改定によって鋼船においては交流及び直流の電力線を用いる屋内用PLC設備の利用が認められました。
制度の整備により広がるNessumの用途
Nessumの利用については、平成18年に屋内、平成25年より屋外での利用が認められてから、一般住宅における家庭内LANや集合住宅などの大規模施設におけるセキュリティシステムなど、さまざまな用途に広がってきました。しかし、従来の電波法の規定では電圧100V/200Vの単相交流用電力線に限られていたため、工場などの三相電圧を扱う施設では使用できませんでしたが、今回の改定によって600V以下の三相交流用電力線でも利用が可能となったため、ワイヤレス通信が困難だった工場施設内でもPLC設備の利用が可能となりました。
また、今回新たに、鋼船(鋼製の船舶)においても屋内用PLC設備の利用が認められたことにより、これまで無線LANの使用が困難だった船室においても容易に無線LAN環境を実現することが可能となりました。
工場の用途
従来の電波法では、Nessumの使用について、電圧100V/200Vの単相交流用電力線に限られていたため、三相交流で電力供給している設備には使用できませんでしたが、改定によって600V以下の三相交流用電力線でも利用が可能になりました。これにより規模の大きな工場施設や、ワイヤレス通信が困難な工場内でのセンサー情報の収集も可能となりました。
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船舶の用途
従来の電波法では、船舶におけるNessumの使用には規定がなく、使用が許可されていませんでしたが、改定によって鋼船(鋼製の船舶)においても屋内用PLC設備の利用が認められました。これにより、鉄板に囲まれて電波が届かなかった船内においても容易に無線LAN環境を実現することが可能となり、船内の監視カメラ接続や船室でのインターネット利用などが可能となりました。
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