[HD-PLC] : IoT化による「スマート工場」実現のご提案


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工場経営の課題と解決策
日本の工場経営における大きな課題が、「人材不足と高齢化」です。日本における生産年齢人口※は年々減少傾向にあり、また高齢化が進む中、ベテランによる技術ノウハウの継承が困難となりつつあります。これまで、トラブル発生にはベテランのノウハウにより大事に至ることなく早期解決していた問題も、今後は対応が困難となり、稼働率の低下に転じる恐れもあります。
そこで、今日注目を浴びて来たのが、IoT技術を導入した「スマート工場化」です。
- 生産年齢人口 : 生産活動に従事しうる年齢の人口層。日本では15歳以上65歳未満が該当
2000年・2010年:国勢調査
2020年・2030年:国立社会保障・人口問題研究所
「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」(出生中位・死亡中位推計)

- 生産年齢人口 : 生産活動に従事しうる年齢の人口層。日本では15歳以上65歳未満が該当
2000年・2010年:国勢調査
2020年・2030年:国立社会保障・人口問題研究所
「日本の将来推計人口(平成24年1月推計)」(出生中位・死亡中位推計)
「スマート工場」とは
スマート工場とは、IoTやAIといったIT技術を駆使し、さまざまな工場設備をネットワークで接続して大量のデータを取得・分析することにより、生産性の向上や品質管理の向上を図ることです。これにより、熟練工のノウハウに頼ることなくトラブルの解決や生産性の向上を図ることが可能となります。
「スマート工場」の実現には、次の3ステップがあります。
(1)データの見える化
(2)制御
(3)自動化
ただ、「AI」「ロボット」など大規模な自動化には莫大な投資が必要となり、経営リスクも大きくなります。ですから、まずは「データの見える化」からスモールスタートをすることをおすすめします。

IoT導入による「データの見える化」
「データの見える化」のメリット
工場内には、さまざまなデータがあります。製品の品質や状態、工場設備の稼働状況、生産ラインの情報など、これらの情報を連携して把握することで、より高い生産性改善の解決策を生み出すことが可能となります。また、「データの見える化」によるメリットとして、トラブルの事前予知や発生時の原因究明、解決策の発見などにも期待でき、稼働率の向上に大きく貢献できるものと考えます。

「データの見える化」に必要なもの
「データの見える化」を実現するには、監視カメラ・各種センサーなどデータを収集する設備、LAN配線や無線LANのアクセスポイントなどの通信ネットワーク設備、取得したデータを分析するためのパソコンやソフトなどの分析設備が必要となります。
通信ネットワーク化の注意点
通信ネットワーク環境を整備するにあたっては、有線LAN配線か無線LAN配線が一般的ですが、工場などの大規模施設では、次の注意が必要です。
- ①有線LAN配線の場合、長距離配線による工事費用の増大や100m毎のHUBの設置。レイアウト変更による再工事費用の発生。また、施設内でLAN配線が不可能な場所がないかなど。
- ②無線LAN配線の場合、コンクリートの壁に遮られ電波の届かない場所がないか。無線ルーターが遠くて電波が届かないのではないかなど。
このように、広大な工場施設の中に通信ネットワーク環境を整備するには、従来のLAN配線設備ではさまざまな課題がありました。
「HD-PLC」で解決
パナソニックは、広大な工場施設内の通信ネットワーク環境の構築に向け、新たに「HDーPLC」の導入をご提案します。

「HD-PLC」とは
「HD-PLC」とは、既存の電力線を利用して電力と一緒にデータ通信をするシステムです。LANの配線を敷設できなかった場面でのネットワーク構築を実現します。



「HD-PLC」導入のメリット
生産設備の稼働状況管理やトラブル監視など、設備管理用ネットワークを配線の新設なしで構築。既設の電力線を活用するので、LAN配線の施工が難しい場面でも 大がかりな工事をすることなく、生産効率を上げることができます。

パナソニック「HD-PLC」の特長
広大な生産ラインスペースでもLAN配線なしでネットワーク化を実現!!
パナソニックの「HD-PLC」対応PLCアダプターは、マルチホップ機能※1を採用。複数のターミナル(子器)を中継して通信が「HD-PLC」でできるため、配線長が長い工場の生産ラインでもネットワークの構築が可能です。
- マルチホップ機能とは、端末間の中継機能により、通信エリアの範囲を広げることができる技術で、国際標準規格ITU-T G.990 5で採用されたCMSR(Centralized Metric based Source Routing)の応用技術です。
- 最長通信距離は使用環境によって異なります。

ご提案商品
商品ラインアップ
「HD-PLC」で通信を行うためには、電力と一緒に通信信号を伝送させるアダプターやプラグが必要です。パナソニックでは、用途に応じて、2ラインアップをご用意しています。
壁の電源コンセントや配電盤、分電盤を利用する場合は、「PLCアダプター」を、天井の電源ダクトを利用する場合は、「PLCプラグ」をご活用ください。
PLCアダプター
壁の電源コンセントを利用して、電力と一緒に通信信号を伝送させるアダプターです。
- 三相交流でご利用の際は、PLCアダプタ「WPN7012」「WPN7112」をご利用ください。(三相200V限定)
PLCアダプターについて
詳しくはこちらをご覧ください

PLCプラグ
天井の配線ダクトを利用して、電力と一緒に通信信号を伝送させるプラグです。
PLCプラグについて
詳しくはこちらをご覧ください

おすすめの接続例
パナソニックの「HD-PLC」は、工場内での下記のような通信を行う場面でご採用いただいています。
- ・監視カメラ
- ・無線LANアクセスポイント
- ・生産設備
- ・多回路エネルギーモニタ
- ・サイネージ
- 三相交流でご利用の際は、PLCアダプタ「WPN7012」「WPN7112」をご利用ください。(三相200V限定)

「HD-PLC」の導入について、お気軽にご相談ください。
貴社の具体的案件について、
パナソニック商品群の強みを活かした
ご提案をさせていただきます。(無料)