「PiPit(ピピッと)調光シリーズ」コントローラの設置と使用上のご注意
かんたんな施工で手軽に導入できる無線調光システム「PiPit(ピピッと)調光シリーズ」コントローラの設置と使用上のご注意です。
「PiPit調光シリーズ」コントローラの設置について
「PiPit調光シリーズ」コントローラは、見通し距離※20m以内で、正しい向きで取り付けてください。
※見通しとは、「PiPit調光シリーズ」コントローラからLED照明器具が直視できる状態です。誤った施工状態では、電波の到達距離が低下します。
壁付コントローラの場合
天井コントローラの場合
「PiPit調光シリーズ」コントローラからLED照明器具が見通せない場合や、通信距離を延長したい場合は、通信補助器を設置してください。
通信補助器は「PiPit調光シリーズ」コントローラとLED照明器具が見通せる位置に設置してください。
通信補助器を使用した例
(例)壁や柱などの遮蔽物で、照明器具を直視できない場合
(例)通信距離を延長したい場合
- 通信補助器から通信補助器への中継動作はできません。
通信補助器
壁付タイプ | 天井取付タイプ 埋込型 | 天井取付タイプ 直付型 | |
品番 | NK23010 | NK23071 | NK23081 |
希望小売価格 (税抜) |
33,200円 | 18,700円 | 25,600円 |
仕様 |
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備考 |
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共通仕様 |
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- 工場在庫品
- 受注品
PiPitライコン(壁付コントローラ)と照明器具のペアリングについて
PiPit調光シリーズのコントローラは無線通信で照明器具を調光します。このため、どのコントローラでどのLED照明器具を制御するかの関連付け(ペアリング)が必要となります。
ペアリング設定方法①【かんたん設定】
PiPitライコンのカバーを開けて設定ボタンを押す
照明器具の電源を投入する
ペアリングが完了するとLED照明器具は下限点灯します。
もう一度設定ボタンを押して完了
設定を完了させると、PiPitライコンで指定した明るさで点灯します。
ペアリング設定方法②【確実設定】
コントロールしたいLED照明器具1台ごとに、PiPitハンディライコンを用いてペアリング設定する方法です。
詳しくは取扱説明書・施工説明書をご参照ください。
PiPitライコン(天井コントローラ)と照明器具のペアリングについて
PiPit調光シリーズのコントローラは無線通信で照明器具を調光します。このため、どのコントローラでどのLED照明器具を制御するかの関連付け(ペアリング)が必要となります。
ペアリング設定方法①【3ステップのかんたん設定】
照明器具の電源を投入する
器具がペアリングモードになります。
PiPit+セパレートセルコンAタイプにペアリング開始の信号を送信する
ペアリングが完了するとLED照明器具は下限点灯します。
PiPit+セパレートセルコンAタイプにペアリング完了の信号を送信する
照明器具とPiPit+セパレートセルコンAタイプの電源が別々の場合
ペアリング開始の信号を送信する
照明器具の電源を投入する
ペアリングが完了するとLED照明器具は下限点灯します。
ペアリング設定方法②【確実設定】
電源回路と制御したい範囲が異なる場合などは、PiPit+ハンディライコンを使用して器具ごとにペアリングを行うことも可能です。
照明器具の電源を投入する
器具がペアリングモードになります。
PiPit+セパレートセルコンAタイプにペアリング開始の信号を送信する
照明器具1台ずつにペアリング開始の信号を送信する
ペアリングが完了するとLED照明器具は下限点灯します。
PiPit+セパレートセルコンAタイプにペアリング完了の信号を送信する
ペアリングについてのご注意
- 照明器具がコントローラとペアリング設定されている場合、PiPitハンディライコン、PiPit+ハンディライコンを照明器具に向けて直接調光操作することはできません。
- ペアリングの設定解除にはPiPitハンディライコンまたはPiPit+ハンディライコンが必要です。
- かんたん設定の場合、近隣で同時に同じ作業を実施していると、混信によりうまく設定できない可能性があります。その場合は、うまく設定できなかった器具に対して、設定を解除し、確実設定にて再設定をお願いします。
- 異なるコントローラで制御する照明器具の電源系統を一緒にした場合、ペアリングのかんたん設定はできません。確実設定で行ってください。
「PiPit調光シリーズ」コントローラ使用上のご注意
- 下記のような使用環境では、電波ノイズを受けたり電波の到達距離が短くなります。このような場合は動作しない場合がありますのでご注意ください。
- 機器間に金属や鉄筋コンクリートなどの電波を通しにくい障壁がある。
- 機器間にある壁面内の断熱材にアルミ箔を貼り付けたグラスウールを使用している。
- 機器の周辺が金属物で囲まれている。(スチールキャビネットの間、カラオケボックスなど)
- 金属物の壁面に機器を取り付けている。
- 操作する人の体の向きで電波を遮っている。
- 機器の近くで、直流電圧で駆動するベルやモーターなどの機器が動作している。
- 機器の近く(10m以内)で、マイクロ波治療器を使用している。
- 近くに、テレビ・ラジオの送信所近辺の強電界地域または各種無線局がある。
- 環境によっては20m以上離れていても電波が届く場合がありますので、PiPit調光シリーズコントローラの操作は必ず制御する機器が見えるところで行ってください。
- 送信電波が医療電気機器に与える影響はきわめて少ないものですが、安全管理のため、LED照明器具・PiPit調光シリーズコントローラは医療電気機器から20m以上離して使用してください。
- 電波(ノイズ)を受けると、誤動作や動作しない原因になります。
- PiPit+セパレートセルコンAタイプは壁から50cm以上離してご使用ください。近すぎると動作しない場合があります。
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到達距離範囲内でも電波が弱くなる場所がありますので注意してください。
- 内装変更で遮蔽物が介在するなど、通信環境が変化した場合、正しい調光動作ができない場合がありますのでご注意ください。
- 外部入力信号で一斉に調光動作をさせた場合に、照明器具の動作(調光、点灯/消灯)にばらつきがでたり、連続的な調光動作にならない場合があります。
設計上のご注意
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同一フロア内半径100m以内に設置するPiPit調光シリーズコントローラ(通信補助器を含む全機種)は18台以下にしてください。(18台を超えると、照明器具と通信できない場合があります)
- PiPit調光シリーズコントローラは屋内専用です。屋外では使用しないでください。
- PiPit調光シリーズコントローラから見通し20mの範囲でLED照明器具を設置してください。
- PiPit調光シリーズコントローラとLED照明器具の間に障害物がある、または見通せない場合は通信補助器を設置してください。
- 通信補助器はPiPit調光シリーズコントローラとLED照明器具が見通せる場所に設置してください。
- 到達範囲内でも電波の特性により電波が弱くなる場所がありますので注意してください。
- PiPit調光シリーズの天井埋込のコントローラと通信補助器は設備プレート(金属製)への取り付けはできません。
ハンディライコンについてのご注意
「PiPitハンディライコン」または「PiPit+ハンディライコン」は必ずお買い求めください。
設定解除、通信補助器を含む制御器の追加や調光率設定の際に必要となります。
ハンディライコン適合
PiPitハンディライコン NK23041 |
PiPit+ハンディライコン NK23091 |
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PiPitコントローラ | ● 適合 | ● 適合 | |
PiPit+コントローラ | △ ※1 | ● 適合 | |
通信補助器 | 壁付 | ● 適合 | ● 適合 |
天井付 | ● 適合 ※2 | ● 適合 |
- セパレートセルコン明るさセンサタイプへの明るさ動作(光束調整、点灯/消灯、シーン呼出)のみ可能
- 通信補助器のアドレス確認はできません
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