無電極ランプ(無電極放電灯)「エバーライト」

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長らくご愛顧いただきましたパナソニックの無電極ランプ(無電極放電灯)「エバーライト」は2017年3月末をもって生産を終了致しました。

無電極ランプはLEDへと生まれ変わりました。
スタンダードなモデルからクラシックや和風器具までLED化しました。
ますます省エネ性を高めて生まれ変わるパナソニックのLED照明器具にぜひご期待ください。
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エバーライトの後継品のLED商品

無電極ランプとは?LEDとの違いは?

概要

無電極ランプとは?

電極やフィラメントのない点灯方式です。
電球や水銀灯は、長時間の点灯・点滅によるフィラメントや電極の損耗、蒸発、断線が寿命の要因でした。無電極ランプはそのフィラメントや電極を使用しない点灯方式です。
無電極ランプは、約60,000時間(従来の水銀灯に比べて約5倍)の光束維持時間で、それにより保守頻度・ランプ交換が抑えられ、省メンテナンスを図ることができました。また、発売当時はランプ交換の頻度も少なくなり、廃棄物の減少や省資源にも貢献していましたが、現在はLEDの方がより経済的な点灯方式となっています。

無電極ランプの写真イメージ

LEDとは?

LEDとはLight=“光る、”Emitting=“出す”、Diode=“ダイオード”のそれぞれ3つの頭文字を略したもので、電気を流すと発光する半導体の一種です。発光ダイオードとも呼ばれています。
無電極ランプと同様約60,000時間※(従来の水銀灯に比べて約5倍)の光束維持時間で、それにより保守頻度・ランプ交換が抑えられ、省メンテナンスを図ることができます。また、ランプ交換の頻度も少なくなるため、廃棄物も減少し、省資源にも貢献できるだけでなく、無電極ランプと比べて消費電力が約37%削減(従来の水銀灯に比べて約62%減)される経済的な点灯方式です。

  • 40,000時間のタイプもあります。
LEDランプの写真イメージ

点灯原理

無電極ランプの点灯原理

[エネルギー変換順序]
①水銀蒸気を封入したガラス球にパワーカプラから高周波磁界を与え、発生する誘導電界が内部の水銀蒸気を励起させます。
②紫外線がガラス球内面に塗布した蛍光体に当たって可視光に変換されます。

無電極ランプの点灯原理の説明図

LEDの点灯原理

LEDチップの基本構造は、P型半導体( + :positive 正孔が多い半導体)とN型半導体( - :negative 電子が多い半導体)が接合された「PN接合」で構成されます。

LEDの点灯原理の説明図

LEDチップに順方向の電圧をかけると、LEDチップの中を電子と正孔が移動し電流が流れます。移動の途中で電子と正孔がぶつかると結合(この現象を再結合という)し、再結合された状態では、電子と正孔がもともと持っていたエネルギーよりも、小さなエネルギーになります。その時に生じた余分なエネルギーが光のエネルギーに変換され発光します。これがLEDの発光原理です。

電流の流れと電子の流れの説明図

従来の光源(水銀灯・白熱灯の点灯原理)

電極が劣化する水銀灯

熱せられた電極の間で放電させ、発生した紫外線を管の蛍光体に当てて発光させます。電極の劣化により暗くなります。

電極の部位の説明図

フィラメントが切れる白熱灯

金属フィラメントに電流を流して発熱・発光させるため、フィラメントの断線・劣化がランプの寿命となります。

  • 約1,000時間が交換の目安
フィラメントの部位の説明図

なぜ生産終了したの?無電極ランプ・LED比較

無電極ランプ発売時は照明用LED(白色系)もまだ無く、その後も無電極ランプの特性が優れていたので、LEDと併売しておりました。しかし、現時点ではLEDの方があらゆる面で優れており、無電極ランプよりもLEDをお使いいただく方がお客様のメリットが大きいため(特長比較参照)、無電極ランプの生産を終了いたしました。

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特長比較

(参考:水銀灯250形・エバーライト140・LEDの比較を中心に)

  水銀灯 無電極ランプ
(生産中止)
LED
サイズ 光源が大きい 光源が大きい 光源がコンパクト
省エネ
(消費電力)
×
100%とする

50~60%

30~40%
光束維持時間 ×
12,000時間

60,000時間
(水銀灯の約5倍)

60,000時間
(水銀灯の約5倍)
見え方
(演色性)
×
自然光とかけ離れている

自然光に近い

自然光に近い
低温特性
-5℃~

-20℃~

-20℃~
まぶしさ
(グレア)
×
眩しさあり

眩しさなし

眩しさなし
(器具の構造設計により)
誘虫指数
(害虫集中度)
×
虫がよく集まる

比較的少ない

比較的少ない
瞬時始動
瞬時再始動
×
5分程度必要

順次点灯するが100%は時間を要する
水銀の含有 水銀が入っている
(2021年以降はランプの製造禁止)
水銀が入っている なし
価格 ランプ・器具は安価電気代は高い 器具、電気代ともにリーズナブル 器具、電気代ともにリーズナブル

消費電力比較(AC200Vの場合)

LED街路灯100形の場合は無電極ランプと比較すると消費電力の削減量が約24W

LED街路灯100形の場合は無電極ランプと比較すると消費電力の削減量が約47W

瞬時始動・瞬時再始動

従来の水銀灯にはなかった瞬時始動、瞬時再始動が可能になり、電圧降下などによる立消えにも瞬時に光を復帰させることができます。

水銀灯

水銀灯は徐々に始動して約5分後に100%の明るさになる。消灯してから再点灯までには約5分ほどかかる。

無電極ランプ

無電極ランプはほぼ瞬時始動して始動直後に70%の明るさで約5分後に100%の明るさになる。再点灯時もほぼ瞬時に始動する。

LED

LEDランプは瞬時始動して始動直後に100%の明るさで再点灯時も100%の明るさで始動する。

品番・詳細情報

商品比較

無電極ランプとLEDの比較
(街路灯において: エバーライト140・LED)

  無電極ランプ
(YEV42771K(2017年3月末生産終了品))
LED
NNY22690 LE9
無電極ランプのYEV42771Kの商品の写真(2017年3月末生産終了品) LEDランプのNNY22690 LE9の商品の写真
水平面
照度分布図
無電極ランプのYEV42771Kの照度分布図 LEDランプのNNY22690 LE9の照度分布図
光束

約8,400 lm
(器具光束)

8,200 lm
(器具光束)

ほぼ同等

平均照度

4.8 lx

4.1 lx

ほぼ同等

消費電力

155 W

98 W

約37%減

演色性

Ra73

Ra70

ほぼ同等

光束維持時間

60,000時間

60,000時間

同等

価格※

268,800円
YD4509HN含む)

295,000円
YD4509HN含む)

  • 価格はお奨め組み合わせ価格です。消費税は含まれておりません。

水銀灯とLEDの比較
(街路灯において: 水銀灯250形・LED)

  水銀灯250形
(モールライトXY3980(2016年9月末生産終了品))
LED
NNY22690 LE9
水銀灯250形のモールライトXY3980の商品の写真(2016年9月末生産終了品) LEDランプのNNY22690 LE9の商品の写真
水平面
照度分布図
水銀灯250形のモールライトXY3980の照度分布図 LEDランプのNNY22690 LE9の照度分布図
光束

約9,000 lm
(器具光束)

8,200 lm
(器具光束)

ほぼ同等

平均照度

4.3 lx

4.1 lx

ほぼ同等

消費電力

260 W

98 W

約62%減

演色性

Ra40

Ra70

向上

光束維持時間

12,000時間

60,000時間

約5倍

価格※

268,800円
(ランプ・安定機・トクポールXY4963A含む)

295,000円
YD4509HN含む)

  • 価格はお奨め組み合わせ価格です。消費税は含まれておりません。

無電極ランプのラインアップとLEDの後継品

無電極ランプの照明器具(生産終了品) LEDの照明器具(後継品)
無電極ランプの街路灯の商品写真

街路灯

景観のテイストや広さに応じてお選びいただける幅広い器具スタイルを取り揃えています。

LED街路灯の商品写真

街路灯

エバーライト器具と同一の豊富なデザインにより、さまざまな景観に溶け込みます。

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無電極ランプの高天井照明器具の商品写真

高天井用照明器具

水銀灯400形と同等の明るさを確保しつつ、優れた高効率性能を発揮します。

LED高天井照明器具の商品写真

高天井用照明器具

従来HID器具と比べて約6.7倍の光束維持時間を実現。
ランプ交換などのメンテナンスによる手間を大幅に軽減することができます。

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無電極ランプの防犯灯の商品写真

防犯灯

長寿命光源でメンテナンス頻度を大幅に削減します。

LED防犯灯の商品写真

防犯灯

「明るさは欲しいけど、ランニングコストも抑えたい。」というご要望にお応えする商品をラインアップ。

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無電極ランプの投光器の商品写真

投光器

HID投光器と同じ形状のアームを採用し、投光器台に取り付けることができ左右可変もできます。

LED投光器の商品写真

投光器

工場や倉庫とその搬入・搬出口の照明、メンテナンスのしづらい屋外のライトアップや看板照明様々な用途に活用できます。

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従来光源照明器具・ランプの生産状況について

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