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LEDは他の光源と異なる選択ポイントがあります。
同じタイプのLED照明でも、光の色(色温度)や照らした時の色の見え方(演色性)、配光が異なるので、
次の5つのポイントを理解し、適切な器具選びをしましょう。
LED器具は、「定格光束」という形で明るさを表示しています。※
「定格光束」とは、LED照明器具から放出される初光束のことで、従来光源器具の「器具光束」に相当します。
従来光源では、「ランプ光束」の値が良く用いられましたが、LED照明器具はLEDモジュールを交換できないタイプが主流であることから、「定格光束」を用います。
両者は以下のような関係にあります。
※JLAガイド134:2010「LED照明器具性能に関する表示についてのガイドライン」に準拠
LED器具の多くは、同等の明るさを確保できる既存光源を用いて、「○○ランプ△△形相当」と表記し、選択しやすいようにしています。
光には、青みがかったものや黄みがかった光があり、それらは光色や色温度を用いて表現されます。光色・色温度の違いは空間の雰囲気に大きく影響します。 |
LEDでは、さまざまな演色性の器具を選ぶことができるので、使用分野や用途に応じてどのような演色性が適切かを検討する
必要があります。 |
※日本工業標準調査会HP JIS検索へリンク |
光の指向性が強いLEDは、グレア(まぶしさ)を抑えることが必要です。 |
遮光角とは、照明器具でランプが目に入らない限界線と器具の水平線との角度のこと。
遮光角が大きいほど器具に近づいてもランプが見えにくく、まぶしさを抑えられます。
一方で、光が遮られるため、効率が下がる傾向にあります。
それらを考慮し、空間の大きさや用途に応じて、適切な遮光角を設定します。