2024.2.9
# 商品コラム
「LEDフラットランプ」に
ゆらぎ点灯タイプが登場。
「キャンドル」「ホタル」のゆらぎでエクステリア空間を心地よく。
ご家族や友人と、庭園やランドマークのライトアップを見るために、お出かけされたことはありませんか?
数年前から、観光客の誘致を目的とした大規模な光の演出がよく見られるようになりました。パナソニックでも、屋外LED照明の分野で数多くの件名を手掛けています。
これまでの大型プロジェクトで手掛けてきたライトアップ演出を、「住宅や店舗の演出にも取り込みたい」という思いから、「小規模空間向け」の商品開発がスタート。
2024年2月に、簡単にランプ交換ができる「LEDフラットランプ」シリーズより、「ゆらぎ点灯タイプ」を発売します。
ゆらぎでエクステリアを心地よい空間へ
クリスマスシーズンに、ツリーや外壁を光で演出をしているというご家庭もあるかもしれません。
「ゆらぎ点灯タイプ」では、普段使いができて、かつ、ライトアップ演出の動的な要素を取り入れることで、エクステリア空間を心地よく豊かにする光を目指しました。
様々な検討を重ねた結果、今回は「キャンドルの炎」 「蛍の光」をイメージした2種類のランプをご用意。エクステリア空間に心地よくゆらぐ光を取り入れることで、豊かなナイトタイムを過ごすことができます。
…と、言葉を並べても伝わらない部分もあるかと思いますので、ぜひ以下の動画をご覧ください!
不規則なゆらぎの「キャンドルタイプ」
「キャンドルタイプ」では、風でゆらぐキャンドルの炎をイメージ。リアルに再現するため「不規則なリズム」で明るさが変化するように光を制御しています。
この「不規則」というのが、風などの自然現象の気配を感じるポイントなんですね!
キャンドルタイプの明るさの変化のイメージ
風でゆらぐキャンドルの炎のように、不規則なリズムで明るさが変化します。
ゆらぐあかりは、一歩間違うと切れかけの電球のように見えてしまうため、ゆらぎのパラメータを工夫しました。
さらに、眺めて楽しいだけでなく、光に目を引かれることで「近づいたり」「滞留したり」というように、人の行動に変化が生まれることも狙っています。飽きずに見ていられるように、明るさの変化にメリハリをつけるなど、「目を引きつけ、行動をかえる」あかりになるように、設計。
また、使用する周辺環境が明るかったり、逆に暗かったりする場合でも、効果を発揮できるように工夫しています。
ゆらぎのパラメータについては、実験で試行錯誤を繰り返し、設置場所の明るさの違いの影響も考慮して、不快に見えない最も良いと思えるパターンを導き出しました。
規則的なゆらぎの「ホタルタイプ」
もう一方の「ホタルタイプ」は蛍の光をモチーフにしており、一定のリズムで明るさが変化します。
検証段階で複数台の器具を並べて点灯した際、全てが同じ動きをするといかにも人工的に見えてしまいました。そのため、複数台の器具を並べても、それぞれが別々の動きをするように制御しています。
キャンドルタイプの明るさの変化のイメージ
蛍の光など、自然現象をモチーフにした一定のリズムで明るさが変化します。
「ゆらぎ」の効果を実証
ご紹介した「心地よさ」や「目の引きやすさ」を実現するため、東京理科大学と共同で実証実験を行いました。
その結果、実験を監修いただいた吉澤教授より「ゆらぎ点灯は通行者の興味を引きやすく、滞在時の居心地もよいことが実証されました。」とのコメントをいただきました。
ゆらぎ点灯の検証データ
- 被験者:
- 18名(20代の男女)
- 実験環境:
- 屋外で器具を5m間隔で3台設置(右図)
器具設置前の床面照度約25 lx
- 点灯条件※:
- ゆらぎなし、キャンドルタイプ、ホタルタイプの3種類
- 観察:
- ①通路を器具列と並行に歩行した状態と②テラス席に着座した状態それぞれで器具設置環境を観察
- 評価:
- 心理計測を実施。(目をひかれる、居心地のよさは、−3~+3の7段階の主観評価より算出)
- 器具本体はLGW46000を使用。ゆらぎなしは集光・非調光・クラス400 LLD2020L CE1を使用。
東京理科大学
創域理工学部 建築学科
吉澤 望 教授
東京大学 博士(工学)
2015年より東京理科大学
理工学部教授
照明学会 理事
国際照明委員会 第3部会
部会長
調光による「ゆらぎ」のため、
省エネにも貢献
ゆらぎは「調光」によって表現しているため、非調光ランプと比べて「キャンドルタイプ」は約50%、「ホタルタイプ」は約60%の省エネ※にもつながります!
さらに、「LEDフラットランプ」なので、手軽にランプを交換できます。特別な設定・操作などが必要なく、ランプを点灯するだけで使える手軽さにこだわっています。
こういったところも、普段使いには大事なポイントですよね!
- ランプ1台当たりの年間消費電力量での比較(1日10時間点灯×365日)[非調光ランプ(集光・電球色)] LLD2020L CE1…18.25kWh/年、[ゆらぎ点灯タイプ(キャンドルタイプ)] LLD20206 CM1…7.74kWh/年、[ゆらぎ点灯ランプ(ホタルタイプ)] LLD20207 CM1…6.76kWh/年
LEDフラットランプを交換することで、ゆらぎ点灯のあかりに
様々な対応器具をご用意
ラインアップとしては、屋外用の「スタンド」や、「スポットライト」など、様々な器具をご用意しました。光の方向や、高さ、組み合わせによって、光の印象がガラリと変わります。
キャンドルタイプ
スタンド
ホタルタイプ
スタンド
スポットライト
特に、以前にご紹介した、光のきらめき感が特長の「ガーデンライト」との相性が抜群です!
アウトドアリビングを楽しめる戸建てのエクステリア空間はもちろんのこと、集合住宅のエントランスや、店舗・宿泊施設にもおすすめの商品です。
近年では、制御プログラム技術の向上で自由な光のコントロールが可能となり、演出の再現性も高まったLED照明ですが、昔ながらのロウソクの炎のように、穏やかで心地よく、どこか懐かしい雰囲気を演出することができます。
最新の技術だからこそできる、心地よさをぜひご体感ください。
タイマー調光タイプも同時発売
「LEDフラットランプ」は、内蔵されたタイマーにより自動で調光する「タイマー調光タイプ」も同時発売します。
電源を入れたときは明るく点灯して演出・お出迎えをして、深夜は30%の明るさに自動で切り替わり、常夜灯に。
深夜の防犯対策と周囲の光害対策を両立することができます。ぜひご覧ください。