2025.7.10
# 商品コラム
データで読み解く「プレファミリー世帯」の賃貸ニーズ。
入居率アップには、エレベーターがカギに。
最近では、住宅価格の上昇や少人数世帯の増加といった背景から、賃貸住宅に住み続けるという選択をする人が増えてきています。国土交通省の「次に住み替えたい居住形態の意向」調査によると、2003年から2023年の20年間で、「持ち家に住み替えたい」と考える人は減少。一方で、「賃貸住宅に住み替えたい」という意向は大きく増加していることがわかります。
次に住み替えたい住居形態の意向

- 出典:
- 「令和5年住生活総合調査結果」(国土交通省) 現在借家に住んでいる世帯が今後の居住形態を回答
今回は、こうした賃貸ニーズの変化をデータから読み解き、入居率アップにつながる住宅設備の工夫についてご紹介していきます!
▼ 目次
広がる「プレファミリー世帯」ニーズと、
設備重視の住まい選び
近年の賃貸ニーズの変化で注目されているのが、「プレファミリー世帯」と呼ばれる、これから子どもを持つ予定の未婚層や、子どもが1人の世帯の増加です。この層にちょうどよい広さの賃貸住宅が、着工数ベースで見ても年々増加傾向にあり、ニーズの高まりがうかがえます。
また、賃貸住宅を選んだ理由を見ると、「家賃が適切だったから」(51.1%)が最多ですが、「立地環境が良かった」(32.1%)、「デザイン・広さ・設備が良かった」「交通の利便性が良かった」(ともに30.1%)といった項目が続きます。設備の充実度が選定理由の上位にあることからも、住宅設備が入居の決め手となっている層が増えていることが読み取れます。
賃貸共同建の床面積別着工戸数(首都圏)

- 出典:
- 国土交通省「住宅着工統計」より構成
2023年度 住宅の選択理由 (複数回答)

(※)は2022年度より調査
- 出典:
- 国土交通省「令和5年度住宅市場動向調査報告書」より構成
共有部の工夫で差がつく。
エレベーター需要の高まりに注目
一般的に「住宅設備」と聞くと、キッチンやバスルーム、収納など専有部分の設備を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、マンションやアパートに関しては、たとえばエントランスやエレベーターといった共有部分の設備も、入居者にとっての重要な選択要素となるのです。意外と見落とされがちですが、この共有部分の充実度合いが入居率アップのカギになる場合もあるのです。
特にプレファミリー世帯においては、エレベーターの有無が住まい選びに大きく影響することがデータからも見えてきます。「次に住み替えるならエレベーター付きの物件を選びたいか?」という世代別アンケートでは、「子育てファミリー・共働き世帯」層が66%という高い割合で「はい」と回答しています。
Q. 次に住み替えるとしたら、エレベーターのあるマンションやアパートに住みたいですか?

- 出典:
- 賃貸住宅に住む20代~40代アンケート結果 2025年2月 パナソニックエレベーター(株)調べ
週末のまとめ買いの荷物運びはもちろん、子どもを乗せたベビーカーでの移動時にもエレベーターは重宝します。こうした背景を踏まえて、パナソニックは小規模共同住宅用エレベーター「リベルタージュロングUi」を新たに発売しました。
業界最長※となるルーム内奥行き
「リベルタージュロングUi」
「リベルタージュロングUi」は、業界最長※となるルーム内奥行き1,390mmの広さを確保しており、ベビーカーや大きな荷物の移動もスムーズに行えるようになっています。
- 小規模共同住宅用エレベーター業界において。2025年3月現在 パナソニックエレベーター(株)調べ。
パールグレー柄
VERITIS
リベルタージュロングUi 平面納まり比較
A社 業務用エレベーター※
6人乗り/450Kg

リベルタージュロングUi
3人乗り/250Kg

- エレベーターのかご及び昇降路の寸法 JIS A 4301-1983/エレベーターの制動装置の構造方法を定める件 建設省告示第1423号
ベビーカーと保護者が縦列で出入りできるので、都度ベビーカーを斜めに調整したりする必要がありません。
ベビーカーと保護者が縦列で出入りできる
リベルタージュ
Ui

リベルタージュ
ロングUi

リベルタージュロングUi
ベビーカー対応サイズ
最大奥行寸法70mm以下を
ご利用ください。
- 利用可能なベビーカーのサイズは目安として参考表示しています。ベビーカーによっては出入りができない場合もあります。
木造対応+スピード施工で、
導入のハードルをぐっと低く
木造建築にもダイレクトに取り付けられる設計で、対応力の高さも魅力です。建物の梁に専用の木造用補強材を設置するだけなので、大がかりな自立鉄塔は必要ありません。
さらに、据付工事は2日~4日、出荷までのリードタイムも約1か月※。スムーズに導入できるフットワークの軽さも、現場にとっては嬉しいポイントです。
- 件名により納期が異なる場合があります。

「プレファミリー世帯」が暮らしやすく
「プレファミリー世帯」の入居者にとって暮らしやすい設備を整えることは、満足度の向上につながるだけでなく、将来的な長期入居の可能性も広げてくれます。今の暮らし方や価値観に寄り添いながら、少し先のニーズを見据えたご提案として、「エレベーター」という選択肢もご検討ください!

