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快適なのにエコな照明手法とは?

2023.8.10

# 設計のヒント

電気代の高騰により高まる、
日々の暮らしの省エネニーズ。
省エネだけでなく、
快適な「シンフォニーライティング」を解説!

物価の上昇や電気代の高騰などにより、家計の負担は増大していますよね…。こうした状況で、日々の暮らしにおける省エネのニーズはますます高まっているのではないでしょうか?

家庭内での消費電力の約10%を占めるのが「照明」です。あらためて、照明の使い方を工夫することで、省エネに繋げることができるポイントを、お伝えしていきたいと思います

家庭における家電製品の一日での消費電力割合

世帯当たり電気使用量13.1kWh/日(夏季)(平成30年)

図解・家庭における家電製品の消費電力割合。円グラフで各項目の構成比を可視化している。エアコンが34.2%で最多となり、冷蔵庫17.8%、照明器具9.6%、給湯6.1%、その他家電・パソコンなど32.3%と続く。

出典:平成30年度電力需給対策広報調査事業の結果より

ZEH基準の照明提案で、ぬかりなく省エネ

住宅での省エネ基準といえば「ZEH」です。つまり、ZEH並みの照明提案ができていれば、照明における省エネはバッチリということですね。

ZEHにおける照明基準とは?

主たる居室において

  1. 1.全ての照明器具がLEDであること
  2. 2.「多灯分散照明方式」を採用していること
  3. 3.調光器具を採用していること
図解・照明設備のZEH評価基準入力。『エネルギー消費性能計算プログラム』詳細入力画面の照明項目。主たる居室の照明設備において「すべての機器においてLEDを使用している」、「多灯分散照明方式」、「調光が可能な制御」の項目についての回答により評価される。

国立研究開発法人 建築研究所 ホームページ

http://house.app.lowenergy.jp

シンフォニーライティングで省エネなのに明るく

パナソニックでは、「シンフォニーライティング」という名称で「多灯分散照明方式」を推奨しています。

「シンフォニーライティング」は省エネかつ快適。省エネだけども我慢しなくてよい照明手法です。

まずは、必要なところに、
必要なあかりを配置しましょう。

リビングダイニングにおける、『SYMPHONYLIGHTING(シンフォニーライティング)』の空間イメージ。天井にダウンライトを埋込み、壁面やニッチを照らすことで奥行きと重心の低い落ち着きを客観的に構成。
  • リビングにおける、「くつろぎのあかり」の空間イメージ。天井に3灯のダウンライトを埋込み、リビングテーブルを照らす。

    リビングテーブルを照らす。

  • ダイニングにおける、『ペンダントライト』の空間イメージ。食卓の上にデザインの異なるガラス製ペンダントを吊り下げ、ダイニングテーブルを照らす。

    ダイニングテーブルを照らす。

  • リビングにおける、「シアターのあかり」の空間イメージ。テレビ背面の壁面にブラケットライトを配置し、間接光で周囲を照らす。

    壁・天井を照らす。

  • リビングにおける、床置きスタンドライトによる空間イメージ。ソファ横や観葉植物の足元など、低い位置にあかりを作ることで安心感と奥行きのある陰影を客観的に構成。

    低い位置にあかりをつくる。

必要なときに、必要なあかりで
空間を演出できます。

  • リビングダイニングにおける、「だんらんのあかり」の空間イメージ。天井中央に3灯のダウンライトを埋込み、リビングテーブルを的確に照らすことで家族の集う場を客観的に構成。

    リビング中心に集いのあかりを設けて、
    全体的に明るめにします。

  • リビングにおける、「くつろぎのあかり」の空間イメージ。天井にダウンライトを埋込み、リビングテーブルを照らすとともに、フロアには低い位置にあかりを作るスタンドライトを客観的に構成。

    全体の明るさを抑えて、
    低い位置のあかりを効かせます。

  • ダイニングにおける、「食事のあかり」の空間イメージ。ダイニングテーブルを的確に照らすダウンライトを天井に埋込み、料理を鮮やかに引き立てる視覚環境を客観的に構成。

    食卓に集いのあかりをつくり、
    リビング側は少しあかりを残します。

  • リビングにおける、「シアターのあかり」の空間イメージ。テレビ背面の壁面に沿ってダウンライトを埋込み、間接的な光で壁面を照らすことで画面との明暗差を抑えた視覚環境を客観的に構成。

    暗めにしつつも、目が疲れにくいように
    背面のあかりは残します。

しかし、「多灯分散照明方式」といっても配灯の仕方は様々。配灯によって空間の印象は大きく変わってくるので工夫が必要です。

例えば、配灯パターンとして次の3つをみてみましょう。

まとめ配灯

LDKにおけるまとめ配灯の空間イメージ。天井に4灯1組×3のダウンライトを3箇所に「まとめ配灯」で埋込み、天井面のノイズを抑えながら必要なゾーンへ光を届ける手法を客観的に構成。 LDKにおけるまとめ配灯の空間イメージ。天井に4灯1組×2のダウンライトを「まとめ配灯」で埋込み、天井面のノイズを抑えながらキッチン、ダイニング、リビングの各ゾーンへ必要な光を届ける手法を客観的に構成。 LDKにおけるまとめ配灯の空間イメージ。天井に4灯1組×2のダウンライトを「まとめ配灯」で埋込み、天井面のノイズを抑えながらキッチン、ダイニング、リビングの各ゾーンへ必要な光を届ける手法を客観的に構成。

整列配灯

LDKにおける整列配灯の空間イメージ。天井にダウンライトを2灯1組×5で直線状に並べる「整列配灯」で埋込み、キッチン、ダイニング、リビングを横断する整然とした天井ラインを客観的に構成。 LDKにおける整列配灯の空間イメージ。天井にダウンライトを2灯1組×2で直線状に並べる「整列配灯」で埋込み、キッチン、ダイニング、リビングを横断する整然とした天井ラインを客観的に構成。 LDKにおける整列配灯の空間イメージ。天井にダウンライトを2灯1組×3で直線状に並べる「整列配灯」で埋込み、キッチン、ダイニング、リビングを横断する整然とした天井ラインを客観的に構成。

「まとめ配灯」では、照明器具を一か所に集めて配置をすることで明るさを確保しています。一方で、「整列配灯」では、規則的に距離を保って照明器具を配置しています。

壁面が暗いことで空間全体の明るさ感が物足りない印象です。また、必要な部分しか点灯しないときには、消灯している部分が暗いので空間の奥行き感がなくなりますよね。

一方で、「シンフォニーライティング」で配灯したお部屋は次のような雰囲気です。

中心のあかりとまわりのあかりの組み合わせになるので、手元もお部屋全体もバランス良く明るくすることができます。さらに、シンクロ調色を採用することでシーンに最適な色温度を選択でき、より省エネに!

LDKにおける、「シンフォニーライティング」の空間イメージ。天井にダウンライトを埋込み、空間全体を温かみのある「電球色」で統一した多灯分散照明を客観的に構成。 LDKにおける、「シンフォニーライティング」の空間イメージ。天井にダウンライトを埋込み、空間全体を「温白色」で統一した多灯分散照明を客観的に構成。 LDKにおける、「シンフォニーライティング」の空間イメージ。天井にダウンライトを埋込み、空間全体を温かみのある「電球色」で統一した多灯分散照明を客観的に構成。

役割の異なる複数の照明器具が過不足なくお部屋を照らし、生活に必要なだけの明るさを確保しながら、陰影のある空間づくりにも貢献していることが分かります。

もちろん、電気代の面でもシンフォニーライティングはお得な手法です!

1か月の電気代比較

図解・照明プラン別のランニングコスト比較表。「中央まとめ配置」「整列配灯」「シンフォニーライティング」の3プランに対し、生活シーン(だんらん、食事、くつろぎ、シアター)ごとの電気代を客観的に算出。シンフォニーライティングが合計230円と最も低く、他プランと比較して37%OFFとなる省エネ性能を可視化。

シンフォニーライティングの器具の選び方

電気代を抑えるには、効率の良い配灯手法や低消費電力の器具を採用するのがポイント。「シンフォニーライティング」なら、低めの照度でも明るく感じるので過剰な「明るさ設計」をしなくてもよいため、無駄な電気代をカットできるということです。

効率の良い手法や低消費電力の器具を採用するのがポイント

多灯分散照明方式の適用条件を満たすには、以下の項目について注意が必要です。

  • 1.過剰な明るさ設計 
    ※基準となる設計照度は100lx
  • 2.建築化照明(間接照明)

[一畳あたりの明るさ目安]

ダウンライト :300lm/畳
建築化照明:800lm/畳 ※調光が望ましい

また、ダウンライトも「拡散タイプ」ではなく「集光タイプ」の照明を使用することで、照度をしっかりと確保しながらも、より省エネに。見た目の上でもメリハリの効いた空間に仕上げることができます。「集光タイプ」は、LDKなど特に明るさが必要な「中心のあかり」におすすめです。

拡散タイプ

60形拡散×3台 100形拡散×6台

LDKにおける、「シンフォニーライティング」の空間イメージ。天井に「拡散タイプ」のダウンライトを埋込み、空間全体を柔らかい光で包み込む多灯分散照明を客観的に構成。

【拡散100形×3灯】

8.4W×3台(129円/月)

リビングにおける、「シンフォニーライティング」の空間イメージ。天井中央に「拡散タイプ」のダウンライトを3灯埋込み、リビングテーブルを柔らかな光で包み込む多灯分散照明を客観的に構成。
ダウンライト 拡散タイプの商品画像

100形相当
拡散マイルド・電球色×3灯

集光タイプ

60形集光×10台

LDKにおける、「シンフォニーライティング」の空間イメージ。天井に「集光タイプ」のダウンライトを埋込み、ダイニングテーブルやテレビ背面の壁面をスポット状に照らすことで空間にメリハリのある陰影を客観的に構成。

【集光60形×2灯】

5.7W×2台(58円/月)

リビングにおける、「シンフォニーライティング」の空間イメージ。天井に「集光タイプ」のダウンライトを2灯埋込み、リビングテーブルを的確に照らすことで空間に心地よい明暗差を客観的に構成。
ダウンライト 集光タイプの商品画像

60形相当・集光・電球色×2灯

複数のあかりをコントロールできるスイッチを

「シンフォニーライティング」とあわせてご提案したいのが、ライトコントロールです。「シンフォニーライティング」では複数の照明器具を使いますが、それらのスイッチも一カ所にまとめることで、お部屋の見た目もすっきりします。

また、点灯パターンを記憶して、お好みのシーンをボタン一つで再現できたり、離れた場所からリモコンで操作できたりと、日々の暮らしにおける便利で快適な機能も搭載しています。

シーン制御をすることで、お部屋の雰囲気がアップするのはもちろんのこと、なんと電気代もお得になります!

シーン制御の節電効果

LDK事例でのシミュレーション
(逆位相2.5Aタイプ)

  • だんらん

    リビングダイニングにおける、「だんらん」のあかりによる空間イメージ。天井にダウンライトを埋込み、家族が集うテーブル面やフロアを的確に照らす多灯分散照明を客観的に構成。生活シーンに合わせて必要な器具のみを点灯・調光する「シーン制御」により、空間の質を維持しながら消費電力を抑える節電効果を演出。
  • 食事

    リビングダイニングにおける、「食事」のあかりによる空間イメージ。ダイニングテーブルを的確に照らすダウンライトやペンダントライトを組み合わせ、料理を鮮やかに引き立てる視覚環境を客観的に構成。生活シーンに合わせて必要な器具のみを点灯・調光する「シーン制御」により、空間の質を維持しながら消費電力を抑える節電効果を演出。
  • くつろぎ

    リビングダイニングにおける、「くつろぎ」のあかりによる空間イメージ。天井のダウンライトを調光し、リビングテーブルやフロアに光の重心を置くことで穏やかな陰影を客観的に構成。生活シーンに合わせて必要な器具のみを点灯・調光する「シーン制御」により、空間の質を維持しながら消費電力を抑える節電効果を演出
  • シアター

    リビングダイニングにおける、「シアター」のあかりによる空間イメージ。天井のダウンライトを消灯または調光し、テレビ背面の壁面を仄かに照らすことで画面との明暗差を抑えた視覚環境を客観的に構成。生活シーンに合わせて必要な器具のみを点灯・調光する「シーン制御」により、空間の質を維持しながら消費電力を抑える節電効果を演出。

※昼間の点灯は想定せず、夜のシーンのみで算出

図解・照明シーン設計によるランニングコスト比較。全ての器具を点灯し続けた場合の355円に対し、生活シーン(だんらん、食事、くつろぎ、シアター)に合わせて点灯・調光制御を行った場合は230円となり、35%OFFの節電効果を客観的に可視化。

また、スマートフォンで簡単に照明をコントロールできる「アドバンスシリーズ リンクプラス」もおすすめです。

リビングライコンと同様、複数のあかりをグループ化してシーン制御ができることに加え、無線アダプタをプラスすれば、家の外からの遠隔操作も可能に。さらに、スマートスピーカーと連動させることで、声でのあかりの操作も可能となります。

LDKにおける、『アドバンスシリーズ リンクモデル』の空間イメージ。スマートフォンアプリや壁面スイッチを介し、Bluetooth通信で家中の照明を一括制御するシステムを客観的に構成。

ほかにも、お手軽な省エネ手法

部分使いの場合でも、器具の種類や使い方を工夫するだけで省エネになります。

【調光】
同じ明るさの器具でも、調光器具を採用。明るさを適度に抑えることで雰囲気がよくなり、その分だけ省エネに。

【センサ】
消し忘れが多い玄関や廊下、トイレ、ウォークインクローゼットなどの照明にセンサタイプを採用。消し忘れがなくなり省エネに。しかも、ハンズフリーで点灯するので、荷物をいっぱい抱えて出入りする玄関ではとても便利に。

内玄関や廊下などに。
人を検知して自動でON/OFF。

荷物で両手がふさがっていても、自動でON/OFFするので便利。
スイッチに触らないので、衛生的です。

玄関における、「自動スイッチ」の空間イメージ。消し忘れが多い廊下、トイレ、ウォークインクローゼットに対し、人を感知して自動で点灯・消灯するセンサタイプを客観的に構成。

人を検知して
自動で点検。

玄関における、「自動スイッチ」の空間イメージ。図解・センサ照明の調光・消灯機能。天井に器具を埋込み、人の不在を検知して消灯する仕組みを客観的に構成。

人がいなくなって
しばらくすると、
自動消灯。

点灯保持時間1分間固定。

周囲の明るさに関係なく、人を検知して点灯。

目立ちにくいけれど、とても大事なあかりの設計

住宅の様々な仕様を決める中で、キッチンなどの水回りなどに比べてあかりは脇役のように思えますが、実はとても重要な要素だということを改めてお伝えします。比較的少ない投資で空間の雰囲気が格段にアップするとともに、省エネというその後のくらしの中で、長くありがたみを実感できる効果も。

「シンフォニーライティング」の提案ノウハウが詰まった「すまいのあかり設計集」もぜひご活用ください。

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