2021.11.08
# 設計のヒント
非接触のくらしに欠かせない
「センサ付きスイッチ」。
設計する際に知っておきたい、
熱線センサの検知範囲を解説!
お家に帰ったら、まずは手洗い・うがい。そんな習慣がすっかり身に付いた今日この頃ですが、手に触れる機会の多いスイッチ関係も気になるところ。なるべくなら手を触れずに照明のオンオフをしたいというご要望も増えてきています。
そんな時にご提案いただきたいのが「かってにスイッチ」に代表される、熱線センサ付自動スイッチです。文字通り、人の動きがスイッチとなって自動で点灯・消灯するスイッチですが、ただ設計の際にちょっと気を付けておきたいポイントがあるのをご存じですか?
人が検知エリアを横切るように、
スイッチを設置
例えば、壁取付タイプの場合、検知エリアは下図のように放射状になっています。そのため、検知エリアを横切るような動きは検知しやすいのですが、センサに対してまっすぐ近づいていく動きについては、検知しにくくなることがあります。
人が検知エリアを横切るように、動線をみたうえで設置場所を決めてください。
検知エリアを横切る動き
センサにまっすぐ近づく動き
新レンズ搭載の「かってにスイッチ」は、
検知性能が向上
新レンズを搭載した「かってにスイッチ」の場合、検知性能が向上し、正面検知が可能になりました。
センサにまっすぐ近づいた場合でも、約2mまで検知可能です。
新レンズ搭載商品の場合
マークのある商品が対象です。
手の動きが検知できる高さは、
床面から70cm
ドアがある出入り口付近など天井取付タイプの場合は、床面から70cmの高さを検知範囲としてください。
70cmというのは、人の手の動きが検知できる高さになります。
床面で検知範囲を設計した場合、温度変化を検知できず、入室してすぐに検知できないことがありますので、ぜひ設計の際のご参考にしてください。
床面から70cmの高さに設定した場合
床面(0cm)で設計した場合
便利な「LED照明・高機能スイッチ接続確認ツール」をご用意
品番を入力するだけで、かってにスイッチ等の高機能スイッチとLED照明器具の適合性・接続可能台数を検索できます。(パナソニック製の住宅用照明器具のみ)設計時にぜひご活用ください。