通信工事が困難な場所でもIoTを実現!HD-PLCとは?
電力線を通信線として利用し、高速&長距離を実現する技術です。
1.電力線に通信信号を載せる技術
2.高周波帯域(2~28MHz)を使用した高速通信
2~28MHzの高周波を電力線に通して通信します
3.マルチホップ機能で※長距離通信が可能
専用のアダプターを使い、情報信号をバケツリレーで送るマルチホップ機能を採用。アダプター自身が中継器の役割も果たすため、長距離通信が可能になります。
- 通常時はPLCアダプター間は1対1で通信
- 電源ラインにノイズが発生した場合や、PLCアダプター間の距離が長い場合に通信速度が落ちる
→子機のアダプターが中継機の役割を果たし信号レベルを増強する
- マルチホップ機能とは、端末間の中継機能により、通信エリアの範囲を広げることができる技術で、国際標準規格ITU-T G.9905で採用されたCMSR
(Centralized Metric based Source Routing)の応用技術です。
通信工事が困難な場所でもIoTを実現!HD-PLCのメリット
信号線レスでリニューアルの障壁を解消。
文化財などの古い建築物、建築現場の高層階や地階など無線L A Nが届かない環境での通信環境の構築や、屋外での監視カメラの設置などを手軽に実現します。
コスト・工期短縮
- 通信線が不要なので、工事費や材料費を削減することが可能
- 工期短縮
強固なセキュリティ
- 信号は無線LANと同等の暗号化(AES128bit)
コスト・工期短縮
- 無線LANのID、パスワードなどの設定が不要
- 電源がある所であれば、コンセントの差替えだけで簡単に移設・増設が可能
長距離通信・障害物を通過
- マルチホップ機能で数キロまで通信可能
- 電力線があれば、無線LANが届かない場所でも通信可能
- 他の無線電波と干渉せず安定通信
- 上記により通信可能なエリアが拡大(使用環境によって異なります)
通信工事が困難な場所でもIoTを実現!導入イメージ
店舗やオフィスビル、工場、屋外など、情報配線の工事ができない場所のIoT化が可能です。
工場生産設備のIoT化
電力監視におけるキュービクルとの接続