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コンパクトなアリーナに劇場型照明を導入。
国内トップクラスの観戦環境がまちの賑わいとまちづくりに貢献。オープンハウスアリーナ太田 様[群馬県 太田市]
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太田市長
清水 聖義 様 -
株式会社群馬プロバスケットボールコミッション
代表取締役社長
阿久澤 毅 様
太田市は、市民体育館を建て替え、プロバスケットボールの群馬クレインサンダーズを本拠地として誘致しオープンハウスアリーナ太田が誕生。パナソニックのLED照明と空調をご採用いただきました。
太田市長の清水様と群馬クレインサンダーズの運営会社の社長である阿久澤様にお話を伺いました。
スポーツによるまちづくりを目指して市民体育館を建て替え
―2023年4月に竣工された太田市総合体育館(愛称:オープンハウスアリーナ太田)の設立の経緯とアリーナの役割についてお聞かせください。
太田市長 清水様:太田市では以前から市民のスポーツ活動の支援に力を入れており、太田市運動公園内には、市民体育館、陸上競技場、野球場など様々な施設があります。その中で、市民体育館が老朽化していたこと、災害時の避難所の運営に課題が生じていたことから、建て替えて整備することになりました。これに伴いスポーツを通じた地域活性化や経済活性化を目指して、「スポーツによる持続可能なまちづくりプロジェクト」を策定しました。
ちょうど群馬県内のプロバスケットボールチームである群馬クレインサンダーズがB1リーグの基準を満たすホームアリーナを必要としていたことから、オーナーである株式会社オープンハウスグループが太田市の地方創生応援税制を活用して建設することになりました。したがって本アリーナにはスポーツ産業の持つ成長性を取り込みつつ、地域経済の持続的成長を実現していくための新たな交流拠点と位置付け、集客を図ることで、年間を通じた賑わいを創出していくことを目指しています。「観るスポーツ」や「興行」を核としたアリーナ建設により、定期的に数千人の人々を市内外から集客可能となります。観光事業やシティプロモーション事業との連動で相乗効果を発揮し、さらなる賑わいにも期待しています。
メインアリーナ(写真左)にはLED投光器を、サブアリーナ(写真右)には
LED高天井用照明器具を採用。
ボールや人の動きが見やすく、かつまぶしくない明るさや角度に配慮した配光設計。
通路のLED照明にはsBシリーズを採用。
エアコンのパネルも天井の色に合わせブラックを採用。
選手のパフォーマンスも観客の満足も最大限に発揮する「劇場型照明」
―本アリーナの特長についてお聞かせください。
阿久澤様:本アリーナの収容人数は約5,000人と決して大きくはありませんが、コンパクトな中に国内トップクラスの観戦環境を備えていることが特長です。
LED照明と空調はパナソニック製を採用しましたが、特に照明環境は、選手のパフォーマンスに影響しますので選手にとってまぶしくない明るさや角度を考慮しつつボールや仲間の動きがはっきり見えるように設計されています。また、観客席から見たときにはセンターコートが浮かび上がるようになっており、選手の動きもとても見やすいです。
「劇場型照明」と言われる手法を取り入れ、照明がビジョンや音響との相乗効果で、臨場感や没入感がアップし、観客に感動を与えています。
―アリーナ周辺の環境整備や今後の抱負についてもお聞かせください。
太田市長 清水様:現在、運動公園内のアリーナ周辺の通路や広場の整備をしています。運動公園全体の照明演出や、駅から連続した道にも照明演出ができれば、賑わいの創出や回遊性にもつながる可能性があると考えています。
これからも官民一体となって、まちづくりに取り組み、盛り上げていくことで、地域の雇用を生み出し、地域を活性化していきたいですね。
担当者の声
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パナソニック株式会社 エレクトリックワークス社
関東電材営業部 高崎電材営業所 営業一課 開発課
課長
中辻 賢一
自治体様のニーズを把握し、繋がり続けながら課題解決に貢献してまいります。
今回は、当社スポーツビジネス推進部とも連携し、太田市様の「スポーツを通じた持続可能なまちづくり」に貢献したいとの思いで、最新かつ最適な設備を提案させていただきました。現在もまちの賑わい創出のため、継続してアリーナ周辺設備のご提案をさせていただいています。
パナソニックの営業所は、自治体様の課題やお悩みに寄り添いつつ、商品を納入した後も自治体様と繋がり続けながら、当社ならではの課題解決策をご提案します。ぜひお気軽に当社営業所へお声がけください。
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