震度5強以上の地震を感知して電気をストップ。地震の後に発生する通電火災に備えます。震度5強以上の地震を感知して電気をストップ。地震の後に発生する通電火災に備えます。
地震による通電火災をふせぐ【パナソニックの感震ブレーカー】

地震による通電火災をふせぐ【パナソニックの感震ブレーカー】

パナソニックの住宅分電盤コンパクト21シリーズ専用「感震ブレーカー」のご紹介です。

地震に備えて 感震ブレーカー

地震に備えて 感震ブレーカー

日本は地震大国です。ほぼ毎日どこかで地震が発生しています。皆さんがお住まいの土地でも、ある日大地震が起こるかもしれません。

感震ブレーカーとは

地震がおさまって電気が復旧した時が危険!

大きな地震が来ると送電線の保安点検のため一時的に停電になるケースがあります。
電気が復旧したときに倒れたストーブなどによる二次災害の危険が潜んでいます。
通電火災の二次災害に備えるのが感震ブレーカーの役割です。

地震がおさまって電気が復旧した時が危険!地震がおさまって電気が復旧した時が危険!

感震ブレーカーのしくみ

感震ブレーカーは震度5強以上の地震を加速度センサーで感知、分電盤の主幹ブレーカを強制遮断して電源をストップします。

感震ブレーカーのしくみ

どちらの場合も主幹漏電ブレーカを強制的に遮断します。

ケース1.地震波感知後、3分位内に停電した場合。ケース2.地震波感知後、3分以内に停電しなかった場合。ケース1.地震波感知後、3分位内に停電した場合。ケース2.地震波感知後、3分以内に停電しなかった場合。

※夜間などに地震が発生した際に避難経路の照明電源を確保するため、3分間の通電時間を設けています。また即時遮断に設定変更も可能です。

設置の必要性

地震後の停電復旧時、出火の恐れがあります。

地震がおさまって電気が復旧した時に、倒れた電気製品や破損した電源コード等が火元となり発生するのが「通電火災」です。

出典:神戸市ホームページより 通電火災ってご存知?
https://www.city.kobe.lg.jp/safety/fire/information/anzen/20160301.html

地震後の停電復旧時、出火の恐れがあります。

南海トラフ地震防災対策推進基本計画(平成26年3月)

電気に起因する出火の防止を図るため、感震ブレーカー等の普及を加速させる。
危険性の高い木造住宅密集市街地については集中的な取組みを行う。

「防災対策推進地域」(29都府県の707市町村区)の木造住宅密集市街地の内、「地震時に著しく危険な密集市街地」は12府県3706万㎡に達する。

出典:内閣府ホームページより 南海トラフ巨大地震対策 報道発表資料一式(平成24年8月29日発表) 資料1-1
http://www.bousai.go.jp/jishin/nankai/nankaitrough_info.html

強震波形計算による震度分布基本ケース

強震波形計算による震度分布基本ケース

首都直下地震緊急対策推進基本計画(平成27年3月)

木造住宅密集地での感震ブレーカー設置率目標を2024年度までに25%に引き上げることを目標にしています。

1都9県の310区市町村を「緊急対策区域」、東京都心の千代田、中央、港、新宿を「首都中枢機能維持基盤整備等地区」として指定。(首都圏直下地震対策特別措置法より)

出典:内閣府ホームページより 防災対策推進検討会議 首都直下地震対策検討ワーキンググループ 最終報告(平成25年12月19日公表)【 別添資料4】
http://www.bousai.go.jp/jishin/syuto/taisaku_wg/

都心南部直下地震(プレート内)の震度分布

都心南部直下地震(プレート内)の震度分布

感震ブレーカー等の性能評価ガイドライン(平成27年2月)

感震ブレーカーの設置を促進しています。

感震ブレーカー等の普及にあたっては、まずは、大規模地震時の同時多発火災の危険性を十分に周知し、また、近年の地震火災の主たる要因は電気によるものであることについて、国民の理解を促進することが重要である。(中略)
また、木造住宅密集市街地等における防災対策を検討する地方公共団体等にあっては、地域住民に信頼性の高い感震ブレーカー等の普及促進に向けた取組みを行う際の一助となることを期待するものである。

内線規程が改定(平成31年3月)

内線規程JEAC8001 2016 [2019年追補版]に「感震ブレーカー」に関する改定がありました。

1365-10 感震遮断機能付住宅用分電盤

  1. 勧告
    [「地震時等の電気火災の発生・延焼等の危険解消に取り組むべき地域」及び都市計画法に基づく「防火地域」・「準防火地域」の住宅などへの施設]
    次の各号のいずれかに該当する場合は、感震遮断機能付き住宅用分電盤を施設すること。
    • ①「地震時等の電気火災の発生・延焼等の危険地域解消に取り組むべき地域」の住宅など地方自治体が普及対象の建物種別を限定している場合は、その建物種別のみ。)
    • ②都市計画法に基づく「防火地域」・「準防火地域」の木造及び鉄骨造の住宅など(共に耐火建築物を除く)
  2. 推奨
    [前項以外の全国の住宅などへの施設]
    前項以外の全国の住宅などには、感震遮断機能付き住宅用分電盤を施設すること。
    • 注1)ここでいう住宅などには、住宅のほかに、住宅用分電盤を施設する店舗、事務所などを含む。

感震ブレーカーが動作したときは

大きな地震発生に伴って感震ブレーカーが動作した状態から、電気を使用する際には、屋内の点検が必要です。

  • 注)屋内の安全を確認してから行ってください。

地震発生後に感震ブレーカーが作動していないかチェックしましょう

避難先などから帰宅した際、照明等がつかない場合には感震ブレーカーが作動している場合があります。

※ガスの臭いがする場合には、まずは換気やガス会社へのご連絡をお願いします。

①主幹漏電ブレーカが動作(OFF)しているか確認します。

②主幹漏電ブレーカが作動しており、電気を使用するために主幹漏電ブレーカをONにする場合には、電気火災の危険がないか屋内を点検しましょう。

  • ヒーターは倒れていませんか?
    ヒーターの周辺に可燃物(カーテン、じゅうたん等)が無いことを確認しましょう。
  • 全ての電化製品のコンセントを抜きましょう。
  • 電化製品やコンセントに水がかかっていないかを確認しましょう。

③感震ブレーカーをリセットしましょう。

主幹漏電ブレーカのつまみを上にあげることでリセットされます。

住宅分電盤の場合
単3中性線欠相保護付 漏電ブレーカ AB-60J型 感震ブレーカー機能付 の場合

■つまみを上げても停電している場合
電力会社からの送電が止まっています。送電状況をご確認ください。

■つまみを上げても再びOFFになる場合
漏電などの異常が発生している可能性があります。お近くの工務店様か電気工事会社様へご相談ください。

復電時の注意点

①住宅内の電化製品・電源コードは破損していませんか?

破損している電化製品・電源コードがある場合は、コンセントから電源コードを抜いてください。壁内の配線の損傷や電化製品内部の故障等については、外見では発見できない場合がございます。復電してから煙が発生する等の異常を発見したら、直ちにブレーカを落とし、消防署に連絡してください。

②電気ストーブやヒーターなどの電熱器具は倒れていませんか?

電熱器具に限らず、倒れている家電や家具に電源コードがついている場合はコンセントから電源コードを抜いてください。

③電熱器具の周辺に燃えやすいものが落下していませんか?

落下している場合は直ちに取り除いてください。

    

●交換時期お知らせ機能について

使用開始から約10年経過後、電源表示灯の点滅とブザー鳴動(ピピッ、ピピッ音)により感震ブレーカーの交換時期になった事を通知します。

解除/テストボタンを押してブザーを停止し、施工店または電気工事業者(電気工事士有資格者)へ感震ブレーカーの交換を依頼してください。

尚、単3中性線欠相保護付 漏電ブレーカ AB-60 J型[感震ブレーカ機能付]の場合、盤本体設置から30年以上経過していると思われますので、盤本体ごとの交換をご提案致します。

住宅分電盤の場合
単3中性線欠相保護付 漏電ブレーカ AB-60J型 感震ブレーカー機能付 の場合
  • ※交換時期を過ぎると、正常に地震感知しない場合があります。
  • ※交換時期のお知らせは停止後約1カ月で再鳴動しますが、再停止するとその後は鳴動しません。
  • ※電源表示灯は点滅を継続します。
 

商品ラインアップ

既設用:既設のパナソニック製分電盤(コンパクト21シリーズ)の空きスペース(1回路分)に設置する場合

感震ブレーカー

既設のパナソニック製住宅分電盤「コンパクト21」に1回路分の空きスペースがあれば、感震遮断機能を追加できます。

特長

  • 通電火災対策に震度5強以上の地震で主幹ブレーカを自動OFFします。
  • 安全性情報をブザー音でお知らせ
    (ピー、ピー)地震波感知時
    (ピー、ピー)傾き感知時
    (ピピッ、ピピッ)交換時期お知らせ時(10年)
    (ピッ、ピッ)部品異常お知らせ時
  • 1Cモジュール、分岐回路どこでも取付可能
    分岐1回路分空きスペースがあれば上下段どちらにも取付できます。
  • 工具不要で施工性向上
    本体交換時、本体と擬似漏電出力線をコネクタで取り外せるので、工具を使用する必要がありません。
既設用:既設のパナソニック製分電盤(コンパクト21シリーズ)の空きスペース(1回路分)に設置する場合
感震ブレーカー
BQX702

希望小売価格22,000円〈税抜〉

感震ブレーカー

既設用:既設のパナソニック製分電盤(ニューコスモシリーズ パネル)の主幹漏電ブレーカを交換・設置する場合

NEW単3中性線欠相保護付 漏電ブレーカ AB-60J型 感震ブレーカー機能付

既設のパナソニック製分電盤 「ニューコスモシリーズ パネルF・パネルS」の主幹漏電ブレーカがAB-60型であれば、主幹ブレーカの交換で感震遮断機能を追加できます。

特長

  • ・単3中性欠相保護付 漏電ブレーカと感震ブレーカーを一体化

    単3中性欠相保護付 漏電ブレーカと感震ブレーカーを一体化
  • ・通電火災対策に震度5強以上の地震で自動遮断
    安全性情報をブザー音でお知らせします

  • ・漏電ブレーカAB-60型(中止品)と取付けの互換性があるので、
    既設分電盤の主幹漏電ブレーカ取替に対応

  • ※対象住宅盤:
    ①ニューコスモシリーズ パネルF
    (品番:BQFA**/BQFC**/BQFD**)
    ②ニューコスモシリーズ パネルS
    (品番:BQSA**/BQSC**/BQSD**)
    ※パネルFの縦型(品番:BQFH**/BQFG**)は対象外
単3中性欠相保護付 漏電ブレーカと感震ブレーカーを一体化
特長

【取替えイメージ】

【取替えイメージ】

感震リニューアルボックス
BJX340325J2

希望小売価格38,100円〈税抜〉

単3中性線欠相保護付 漏電ブレーカ
AB-60J型 
感震ブレーカー機能付

フレーム 極数素子数 定格電流 漏電感度電流 品番 希望小売価格
(税抜)

60AF

3P2E

40A

30mA

BJX340325J2

38,100円

50A

30mA

BJX350325J2

60A

30mA

BJX360325J2

  • 注1)逆接続不可。
  • 注2)使用する電線は、定格電流値に適合するサイズを選定してください。
  • 注3)雷サージ・高調波(インバータなど)対応形です。インバータなどの周波数制御回路では、必ずインバータの一次側に設置してください。
  • 注4)鉛直面に対して±10°以内に取り付けてください。
  • 注5)過電圧検出リード線は、ブレーカの二次側(N相)に確実に接続してください。
    接続できない場合は、ブレーカの二次側端子に確実に接続してください。
  • 注6)擬似漏電接続線は、ブレーカの一次側(N相)に確実に接続してください。
  • 注7)単相3線式以外の回路には使用できません。
  • 注8)トランシーバなどの無線機を使用する場合は、1m以上離れて使用してください。
    単3中性線欠相保護が誤作動(ブレーカトリップ)する恐れがあります。

既設用:既設分電盤に空き回路スペースがない場合や、他社製分電盤の場合

感震リニューアルボックス

既設の分電盤に外付けすることで感震機能と漏電遮断機能を追加できるリニューアルボックスです。

特長

  • 通電火災対策に震度5強以上の地震で主幹ブレーカを自動OFFする感震ブレーカー(BQX702)を搭載。
  • 単3配線すべての分電盤に対応。
  • 漏電ブレーカ搭載で漏電遮断機能を付加。
感震リニューアルボックス
BQE3253Z

希望小売価格44,200円〈税抜〉

感震リニューアルボックス

主な容量 品番 希望小売価格
(税抜)
寸法(半埋込寸法)(mm) 収納機器

タテ

ヨコ

フカサ

30A

BQE3253Z

44,200円

325
(310)

150
(135)

124
(30)

BJW3303(30A)+BQX702

40A

BQE3254Z

46,300円

BJW3403(40A)+BQX702

50A

BQE3255Z

46,300円

BJW3503(50A)+BQX702

60A

BQE3256Z

47,700円

BJW3603(60A)+BQX702

75A

BQE3257Z

55,600円

BJW3753K(75A)+BQX702

100A

BQE32510Z

61,300円

BJW31003K(100A)+BQX702

  • 注1)住宅分電盤付近に本製品が増設できるスペースがあるか確認してください。
  • 注2)引込線に余長があることを確認してください。余長がない場合、再配線または電線の延長が必要となります。
  • 注3)配線延長時は住宅分電盤に電源接続部が配置できるスペースがあるか確認してください。
  • 注4)住宅分電盤の主幹容量を事前に確認し、同じ容量の本製品を選定ください。
  • 注5)搭載機器の詳細については、各機器の仕様書をご覧ください。

既設用:感震機能と回路増設が必要な場合

感震ブレーカー搭載マルチボックス

既築住宅向けの感震機能を後付けできる分電盤です。

特長

  • 通電火災対策に震度5強以上の地震で主幹ブレーカを自動OFFする感震ブレーカー(BQX702)を搭載。
  • 空き回路に回路増設、太陽光用ブレーカや避雷器の搭載が可能です。
感震ブレーカー搭載マルチボックス
BQE8407Z

希望小売価格53,100円〈税抜〉

感震ブレーカー搭載マルチボックス

主幹容量 品番 希望小売価格
(税抜)
寸法(半埋込寸法)(mm) 回路
スペース

タテ

ヨコ

フカサ

30A ※1

BQE8307ZA

51,500円

325
(310)

314
(299)

124
(30)

7回路

40A

BQE8407Z

53,100円

50A

BQE8507Z

53,100円

60A

BQE8607Z

53,100円

75A

BQE8707Z

61,100円

  • ※1)BQW8307ZAの主幹ブレーカは漏電ブレーカABF型を搭載しています。
  • 注1)既設の住宅分電盤の1次側に設置してください。
  • 注2)太陽光発電用連系ブレーカを搭載する場合、主幹ブレーカを3P3E逆接続可能型にする必要があります。

【ご購入前の注意事項】

  1. 住宅分電盤近辺に本製品が増設できるスペースがあるか確認してください。
  2. 引込線に余長があることを確認してください。余長がない場合、再配線または電線の延長が必要となります。
  3. 配線延長時は住宅分電盤内に電線接続部が配置できるスペースがあるか確認してください。
  4. 住宅分電盤の主幹容量を事前に確認してください。既設盤の主幹容量が75Aまで対応可能です(主幹容量100Aは対応できません)。
  5. 住宅分電盤に非常用回路、蓄熱暖房器、エコキュート、電気温水器等、1次送り回路がある場合は、本製品に1次送り回路を設置する必要があります。
  6. 住宅分電盤にて、電気の使用量を計測している場合は、主幹ブレーカを計測しているCT線が延長できる構造となっているか確認してください。本製品への移設または延長ができない場合、本製品分の電気の使用量は計測することができません。

寸法図・配線例

寸法図(寸法表示単位:mm)

感震ブレーカー

BQX702

BQX702BQX702

単3中性線欠相保護付 漏電ブレーカ AB-60J型 感震ブレーカー機能付

BJX340325J2、BJX350325J2、BJX360325J2

BQE325□ZBJX340325J2、BJX350325J2、BJX360325J2

感震リニューアルボックス

BQE325□Z

BQE325□ZBQX702

※品番の□は主幹容量表示で、3(30A)、4(40A)、5(50A)、6(60A)、7(75A)、10(100A)のいずれかが入ります。

感震ブレーカー搭載マルチボックス

BQE8□07Z(A)

BQE8□07Z(A)BQX702

※品番の□は主幹容量表示で、3(30A)、4(40A)、5(50A)、6(60A)、7(75A)のいずれかが入ります。

配線例

感震リニューアルボックス

リミッターなしの配線

感震リニューアルボックス リミッターなしの配線BQX702

リミッター付の配線

感震リニューアルボックス リミッター付の配線BQX702

感震ブレーカー搭載マルチボックス

リミッターなしの配線

感震ブレーカー搭載マルチボックス リミッターなしの配線BQX702

リミッター付の配線

感震ブレーカー搭載マルチボックス リミッター付の配線BQX702

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