火災通報装置 従来のアナログ電話回線に加えて消防署へIP電話回線にも対応。新基準にもしっかり適合し、ワンタッチで住所や名前などを正確に伝えます。火災通報装置 従来のアナログ電話回線に加えて消防署へIP電話回線にも対応。新基準にもしっかり適合し、ワンタッチで住所や名前などを正確に伝えます。

定格・仕様

火災通報装置(BGF1181)

認定番号 (財)日本消防設備安全センター認定番号 火通-042号
(財)電気通信端末機器審査協会 技術基準適合認定 A16-0095001
適用回線※1

一般加入者回線(アナログ回線)またはIP電話回線(ひかり電話など)または事業所集団電話回線(セントレクス)

  • 火災通報装置は構内交換機の一次側に接続してください。
  • 公衆電話回線などリバース機能のない回線では一般通報はできません。
回線種別 ダイヤル回線(10/20PPS)/プッシュホン回線
通報先ダイヤル番号※2 119または0119と一般通報先(最大24桁)
通報先容量 119と一般通報先16ヵ所(合計17ヵ所)※3
不応答先へのリダイヤル 119番通報時…決められた時間間隔で98回
一般通報時…決められた時間間隔で17回
通報メッセージ 火災通報ボタン操作時と自動火災報知設備連動時の音声メッセージ2種類(不定フレーズは共通です)
電源電圧 AC100V 50/60Hz
予備電源 鉛蓄電池 DC12V 800mAh(BGF990201)(60分経過後、10分の通報動作可能〈常温〉)
消費電力 警戒時 7VA 警報時 15VA
外部電源 DC12V 300mA
使用周囲温度 −5℃~+40℃
入力 2(無電圧のメーク接点受)
・火災通報ボタン(F1+,F1−)
・自動火災報知設備連動(F2+,F2−)
出力 ベル鳴動(BELL)
確認ランプ(LAMP)
質量 1.8kg
適合規格(電磁放射) VCCⅠ クラスA
主要部品材質 ABS樹脂(難燃性) 色彩:オイスターグレー
その他 ●通報内容の録音には、音声ロムパック(BGF93)(別売)が必要です。
●火災通報専用電話機(BGT1192)を3台以上接続する場合は火災通報装置専用電話機増設装置(8台対応型)(BGT9318)が必要となります。
・火災通報専用電話機が3台以上8台まで:火災通報装置専用電話機増設装置(8台対応型)が1台必要です。
・火災通報専用電話機が9台以上16台まで:火災通報装置専用電話機増設装置(8台対応型)が2台必要です。
また、専用電話機増設装置(5台対応型)(BGT9305H)および電話機増設装置(Uオーダー品)、増設電源装置(Uオーダー品)を使用することもできます。
  • ※1 適用回線に関するご注意をご確認ください。また、IP電話回線を使用する場合、「IP電話回線のご利用にあたってのご注意」もご確認ください。
  • ※2 0119は事業所集団電話回線(セントレクス)に接続したときに使用します。
  • ※3 一般通報先への携帯電話の登録は、携帯電話が電波の届かない場所にあると通報できないため、おすすめしていません。

専用電話機増設装置(BGT9318)

電源電圧 AC100V 50/60Hz
消費電力 警報時最大 15VA
予備電源 鉛蓄電池 DC12V 800mAh(BGF990201)
使用周囲温度 −5℃~+40℃

火災通報専用電話機(BGT1192)

認定番号 (財)電気通信端末機器審査協会 技術基準適合認定 P96-0025-0
使用電源 DC12V 消費電流 30mA
使用周囲温度 −5℃~+40℃

システム系統図〈専用電話機(BGT1192)を使用する場合〉

システム系統図〈専用電話機(BGT1192)を使用する場合〉
  • ※1 ISDN回線と接続する場合は、必ずTA/A(サクサ株式会社製)をご使用ください。
    ADSL回線と接続する場合は、スプリッタ分離タイプ(NTTフレッツADSLなど)に接続してください。
  • ※2 P型2級受信機(1回線)(BV1219)などの外部電源端子(DC24V)(I+,I-など)のない受信機に接続する場合は、火災通報装置(DC12V)からBGT9011Hに電源を供給することが可能です。(所轄消防署にご確認ください)
  • 火災通報装置の施工には、工事担任者資格および消防設備士甲種4類が必要です。
  • 設置前には必ず所轄消防署へご確認ください。
  • 火災通報装置は、構内交換機の一次側に接続してください。

注意事項

適用回線に関するご注意

従来のアナログ電話回線をご使用する際の注意事項に加えて、適用回線についてはご注意ください。

  • ●消防機関(119番)への発信、消防機関(119番)からの逆信ができない回線には使用できません。
  • ●火災通報装置を接続する回線(IP電話回線アダプタなどのアナログポートを含む)が通報先応答にて極性反転(リバース)しない場合は、一般通報機能を使用できません。
    (例:公衆電話回線など)
  • ●火災通報装置を接続する回線が、通報先応答にて極性反転(リバース)しない通報先は、一般通報機能の通報先に登録できません。
    (例:フリーダイヤル®などの着信課金サービスへの通報)
    • フリーダイヤル®は、NTTコミュニケーションズの登録商標です。
  • ●IP電話回線をご使用になる場合は、関係する省令、告示に従い、設置・運用してください。
    (下記の「IP電話回線のご利用にあたってのご注意」を参照してください。)

IP電話回線のご利用にあたってのご注意

この商品は、インターネットプロトコルを使用した電話回線(IP電話回線)に接続することが認められている火災通報装置です。
火災通報装置をIP電話回線に接続してご使用になる場合は、以下のご確認、ご対応をお願いします。

  • 消防機関(119番)への発信、逆信ができること
    消防機関(119番)への発信、消防機関(119番)からの逆信ができないIP電話回線には使用できません。(例:050・・・のIP電話など)
  • 火災通報装置の接続位置に注意
    一般電話機やファクシミリなど、同一のIP電話回線に接続する他の機器などが行う通信の影響により、火災通報装置の機能に支障を生じるおそれのない回線契約および接続をしてください。
  • 回線終端装置にも予備電源(UPS装置など)が必要
    ご使用になるIP電話回線を構成する機器(回線終端装置など)が存在する場合、それらの機器に対しても、火災通報装置と同様の電源の接続方法および同様の動作時間を可能とする予備電源が必要となります。また、構成する機器が存在しない場合でも、その回線が停電時に使用可能である必要があります。
  • 電源コンセントの抜け止め措置、分電盤の開閉器に用途表示が必要
    回線終端装置等の回線構成機器の電源コンセントは、振動又は衝撃等で容易に緩まないような措置(抜け止め措置)が必要です。
    また、電源コンセント系統の分電盤には、火災通報装置の回線終端装置用の旨を示す表示が必要です。
  • IP電話回線の契約内容や回線終端装置の設定にも注意
    ご使用になるIP電話回線の契約内容、回線終端装置などの設定によっては、消防機関(119番)との通話ができない可能性がありますので、詳細につきましては電話回線の通信事業者へご相談ください。

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