ジェットノズル(暑熱対策用空調ノズル)
特長
当社独自の特殊多重構造機構により、スポット空調の体感温度が最大2.9℃低減※1
スポット空調方式に一般的に採用されているフレキホースは、冷気が吹き出しされる際に、周辺の暖気を誘引し、風がぬるくなってしまいます。
また、吹き出される冷気と周辺空気の空気抵抗が大きいため、風速が低下してしまいます。この主な要因は、吹き出される冷気と周辺空気との風速差です。
本製品は、ノズル本体の角度や長さ、断面積などに工夫を凝らした当社独自の特殊な多重構造機構により、吹き出し風速の分布を適正化することで、冷気と周辺空気との風速差を小さくし、周辺の暖気誘引の抑制、空気抵抗による風速低下低減を実現しました。
- ※1 体感温度はSET* で示しており、SET* とは風や温湿度の要因を考慮した体感温度の指標です。
パナソニックエコシステムズ株式会社における試験結果からSET* により体感温度を算出。
●吹出口:硬質フレキホースΦ 125 ●受風距離:1m ●吹出風速:11m/s ●吹出温度:DB14.0℃ / WB13.0℃
●空間の雰囲気温度:DB35.0℃ / WB26.2℃ (RH50%)
ノズルなし測定結果:風速8.0m/s、受風温度25.7℃、ノズルあり測定結果:風速9.0m/s、受風温度23.1℃
本製品の効果が一番発揮できる夏期を想定した温度条件、空調条件下での自社試験結果であり、
使用方法等により低減効果も変わるため、性能を担保するものではありません。
体感温度を同等とした場合、最大21.2%の省エネ※2に貢献
本製品を取り付けることで体感温度を下げることができるため、体感温度をそのままとした場合、空調機器の設定温度を上げることができ、最大21.2%の消費電力削減※2につながります。
- ※2 試験条件は※1と同一。ノズルなしは※1の試験結果より空調機の消費電力を算出。ノズルありはSET* が同一となる空調機吹出温度16.61℃にて消費電力を試算。計算条件として、空気比熱:1000J/kg・K 空気密度:1.2kg/㎥ 空調機COP:3。ただし消費電力は、処理顕熱量を空調機COPで割り算出。
本製品の効果が一番発揮できる夏期を想定した温度条件、空調条件下での自社試験結果であり、
使用方法等により低減効果も変わるため、性能を担保するものではありません。
スポット空調の先端に取り付けるだけで、施工工事も不要
工場における暑熱対策の方法としては、能力の大きい空調機器の導入や増設、建屋の断熱性を上げるなど様々な方法がありますが、それらには工事が必要です。本製品は施工工事の必要がなく、簡単に取り付けることができるため、工事に伴う費用面、稼働停止などの心配もありません。
仕様
機種名 | 接続可能 吹出口 |
接続可能 吹出口径 (mm) |
吐出風速 (m/s) |
推奨使用距離 (m) |
周辺空気 温度 (℃) |
吹出空気 温度 (℃) |
質量 (kg) |
設置場所 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
NK-12JNA | 硬質 フレキホース |
Φ125 | 5~15 | 0.5~1.0 | 0~40 | 0~60 | 0.3 | 屋内 |
Φ150 | 5~15 | 0.5~1.5 | ||||||
スポットクーラー | Φ125 | - | 0.5~1.0 |
- ●詳細は仕様書(PDF)もしくは、取扱説明書(PDF)をご確認ください。
お問い合わせ
<パナソニック環境エンジニアリング株式会社>
【メールアドレス】webmaster_peseng@gg.jp.panasonic.com
【TEL】0568-81-1162