AiSEG2(HOME IoT)納入事例:エルクホームズ株式会社さま
山口県のZEH化率※1全国1位を牽引。
AiSEG2、スマートコスモ、さらに住宅用火災警報器も標準採用。
2021年8月18日
将来を見据え創業時より環境問題に着目
ー高気密・高断熱住宅にいち早く取り組まれたとのことですが、御社の経営方針、事業方針をお教えください。
当社は今年で創業50周年を迎える住宅会社です。創業当初から環境問題に着目し、カナダの森林保護計画に賛同していたこともあり、カナダに生息するヘラジカの王様「エルク」から社名をつけました。
当社のモットーは『先んじて実行する』。再エネ100宣言RE Action※2やSDGsへの取り組みなど、企業として脱炭素社会の実現に向けて取り組むとともに、お客さまにも10年、20年経過したときに「建ててよかった」と思っていただける高気密・高断熱住宅をご提供しています。
高性能な設備や建材をZEH化で活かす
ーZEH化についてのお考えをお聞かせください。
例えば、メーカー各社が省エネ性能の高いエアコンを開発しても、気密性・断熱性の低い住宅で使用すれば、エアコンは常にフル稼働を続け、製品寿命が短くなってしまいます。高性能な設備や建材をフル活用するためにも、私たちが性能の高い家づくりをする。それがZEHだと考えています。
モデルハウス内観
ーZEHビルダー評価制度において最高ランクの5つ星を連続で獲得。素晴らしい成果ですね。
制度がスタートした2016年に登録し、その年のZEH化率が85%を達成しました。現在では、すべての商品において基準値を高いレベルでクリアし、ZEH普及率も全国トップクラスの94%まで伸ばすことができました。山口県の都道府県別ZEH化率ナンバーワン※1という実績にも大きく貢献できたと自負しています。
年間200棟におよぶ全棟にスマートコスモとAiSEG2を標準採用
ー2019年よりスマートコスモ(マルチ通信型)とAiSEG2を標準採用されたきっかけはありますか?
最初にHEMSを採用したのは10年以上前で、有識者の先生から“エネルギー消費データはこれからいろいろなメーカーが必要とする情報になる”とお聞きしたからです。確かに電力会社の料金明細から弾き出したデータでは、どの回路でどれだけの電力がどのように使われているかという細かな部分が見えません。
そこでHEMSを採用し、お客さまに消費電力量削減の提案ができる体制を目指しました。また、“外出先からスマートフォンでもエアコン操作ができる”などの将来的な使用方法にもニーズがあると感じました。
スマートコスモ(マルチ通信型)
AiSEG2
防災面にも配慮し、住宅用火災警報器を連携
ー2021年にはワイヤレス連動型住宅用火災警報器も標準採用されましたが、理由をお聞かせください。
AiSEG2の導入は、スマートスピーカーや照明器具、スイッチなどさまざまなIoT機器との連携を考えてのことでしたが、これからの住まいは利便性だけでなく防災面においても強化が必要と考えます。パナソニックのワイヤレス連動型住宅用火災警報器はAiSEG2とも連携できると提案をいただき、採用を決めました。
AiSEG2とワイヤレス連動型住宅用火災警報器の連携でさらに安心で便利なくらしに。
地球にもくらしにも優しい住まいづくりを
ー今後の展望をお聞かせください。
住宅1邸あたりの1日の電力消費量が15~20kWhと想定すると、太陽光発電システムと蓄電池とEVをうまく連動させれば、再エネで100%賄うことも可能になってくるのではないかと考えています。当然ながら高気密・高断熱住宅であることが基本で、環境配慮だけでなく、住む人にとって安全・安心であることも欠かせません。住宅用火災警報器との連携強化で、住まいとしての付加価値もさらに高まると期待しています。
- 平成29年度実施 平成28年度(補正含む)予算におけるZEH補助金事業の交付決定件数より。
- 企業、自治体、教育機関、医療機関等の団体が使用する電力を100%再生可能エネルギーに転換する意思と行動を示し、再エネ100%利用を促進する新たな取り組み。遅くとも2050年迄に使用電力を100%再エネに転換する目標を設定し、対外的に公表することなどの参加要件がある。
エルクホームズ株式会社
【本社】
お問い合わせ:TEL 0834-33-1111