AiSEG2(HOME IoT)納入事例:東京建物株式会社さま
高層ZEH-M(ゼッチ・マンション)へのAiSEG2(HOME IoT)導入で
環境と共生するエコなくらしを目指す
2020年6月18日
自然を残す閑静な邸宅街に東京都初の高層ZEHマンション誕生
-高層ZEH-M(ゼッチ・マンション)「Brillia弦巻」の特長をお聞かせください。
幸地 当社の分譲マンションシリーズ「Brillia」は「みどりを想う」「くらしを想う」「みらいを想う」というコンセプトを設けて「Brillia eco」を提唱していますが、さらなる環境配慮を進めるため、平成30年度、高層集合住宅では初のZEH-Mの実証事業に取り組み、東京都内で唯一「Brillia弦巻」が採択されました。世田谷区の弦巻エリアは古くから自然の豊かな邸宅地なので、既存の大樹などを残しながら、“環境負荷を抑えたエコなくらし”をテーマに建設しました。
AiSEG2『データダウンロードサービス』の活用で、エネルギー消費データ収集がラクに
-AiSEG2、スマートコスモを採用された理由は?
幸地 高層ZEH-M実証事業は、エネルギー使用量の報告が必要なのですが、パナソニックのHEMSは戸建てのZEH、ZEH+でも多数の採用実績がありましたので、機能や性能を信頼して採用しました。中でも一番の決め手となったのは『データダウンロードサービス』です。前述の通り、高層ZEH-M実証事業は、電気とガスのエネルギー使用状況を、入居後2年間、1年ごとに国の関連機関である「SII」※ へ報告する義務があるため、全戸、戸別にデータを収集するのに大変な手間がかかるのです。しかしこのサービスなら、各居室の電力使用量、ガス使用量のデータをAiSEG2と連携した住宅分電盤スマートコスモを通じて、パナソニックのサーバーに蓄積し、管理会社が一括してダウンロードできるので、報告書作成がラクになります。また「SII」の報告書としても同じく戸建てで実績があるので、安心して利用できるのが魅力でした。
※SII:一般社団法人 環境共創イニシアチブ
AiSEG2(HOME IoT)設備で、ライフスタイルに合わせた快適なくらしの環境づくり
-AiSEG2は多種多様な設備と連携することができますが。
飯高 住まいで大切なポイントは、セキュリティ、省エネルギー、健康、そして利便性です。スマートフォン、スマートスピーカー他さまざまな機器と連携できるAiSEG2やスマートコスモといった通信基盤を、あらかじめ設置した環境をご提供すれば、あとはお客さまがライフスタイルに合わせて連携する家電を増やして、さまざまな安心・快適・便利な機能を活用することができますね。今回は、HEMSモニターに住宅機器コントローラーを導入しましたが、消費電力などがわかりやすいだけでなく、テレビも楽しめ、ワイヤレスで持ち運びができて便利なのが好評でした。今後、電気錠や宅配BOX、温湿度センサーなどAiSEG2と連動した機器も、ランニングコストを考え、お客さまのライフスタイルに合わせて検討することも考えられますね。
AiSEG2
家電や住宅設備をインターネットにつなげて連携させる「HOME IoT」の中核機器。
スマートコスモ
HEMS対応の住宅分電盤。通信・計測機能を内蔵しています。
住宅機器コントローラー
電気やガスなどの使用状況をグラフなどで分かりやすく「見える化」。テレビ・録画・再生も楽しめます。
消費エネルギーの「見える化」でランニングコストの低減をご提案
-今後も、ZEH-M建設を予定されておられますか?
飯高 来年の初めに東京都多摩市に33階建て超高層ZEH-Mを販売予定です。「Brillia弦巻」で収集したデータを活用し、省エネによるランニングコストがどのくらい低減するかを示すことによって、お客さまにZEH-Mのメリットをお伝えすることができればと思っています。ZEH化の促進は国のエネルギー政策でもあるので、当社としても積極的に取り組んでいきたいと思っています。
東京建物株式会社
東京都中央区八重洲一丁目4番16号
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