防災照明器具 リモコン自己点検機能
非常灯・誘導灯の点検ができるリモコン自己点検機能です。脚立の持ち運びが不要で、複数の器具をまとめて点検できます。点検終了後は自動的に待機状態に戻り、点検結果は器具本体の充電モニタに表示されます。点検作業の効率化をサポートします。
防災照明の点検をリモコンを使って簡単に
「誘導灯」「非常用照明」などの防災照明は、法令で定められた保守定期点検(誘導灯器具:20分間の放電、非常用照明器具:30分間の放電)が必要です。従来は、脚⽴などで⾼所に登り、点検紐または点検スイッチを引いて法令で定められた定格非常点灯時間を確認する必要がありました。
そこで、LED誘導灯器具、LED非常用照明器具(※一部商品を除く)は、点検に便利なリモコン⾃⼰点検機能を搭載。定格時間の非常時点灯確認をリモコンや器具本体の⾃⼰点検スイッチを押すだけで、⾃動点検が可能に。蓄電池の容量確認が簡単に⾏えます。
従来の防災照明器具との点検方法の比較(非常灯 電池内蔵型 専用型の場合)
従来器具の点検では、点検スイッチを引いて30分間点灯しているか※その場で確認する必要がありました。リモコン自己点検機能での点検方法はどのくらい便利になったのか簡単に比較します。
- 定格時間 30分の場合

リモコン自己点検機能を標準装備(一部商品を除く)。点検作業効率を向上させます。
脚立の持ち運びなどの手間がなくなるだけでなく、リモコン自己点検機能で複数の器具をまとめて点検できることで、点検時間の短縮・作業効率の向上を可能にします。
リモコン自己点検機能付でさらにお安く、メンテナンス費用も低減。
リモコン自己点検機能付LED照明器具は、消費電力削減で蓄電池容量がダウン。交換蓄電池費を削減してのコストがお安くなります。
- 電池内蔵型専用型の場合
●消費電力 約50%削減

●交換蓄電池がお得でメンテ費用削減
※蓄電池の寿命は4~6年です。

リモコンスイッチ部分の名称と働き

点検方法
STEP 1
リモコンでの自己点検方法 | 器具本体での自己点検方法 |
---|---|
リモコンの「点検スイッチ」を押す。 |
自己点検スイッチを2秒以上押す。 |
STEP 2
定格時間、蓄電池による非常点灯。(点検中は充電モニタ(緑)は消灯)法令により定められている非常用点灯時間の間は、蓄電池の電源で点灯。 |
STEP 3
自動的に待機状態に戻り、点検結果は器具本体の充電モニタに表示。 |
非常灯 実際の点検作業イメージ(専用型 NNFB91605Jの場合)
1.チャンネルを設定

自己点検用リモコン側面のチャンネルを器具に合わせて以下のように設定。
誘導灯の場合→1に設定。
非常灯の場合→2に設定。
2. 点検ができる状態かどうかの確認


点検する器具に向けて、リモコンの確認ボタンを押す
充電モニタ(緑)が1秒間に4回点滅すれば、点検可能状態です。
充電モニタ(緑)が1秒間に消灯すれば、充電中の為、点検不可状態です。
- 非常灯の場合、48時間以上の充電が必要となります。
確認スイッチ操作時の器具モニタの表示
点検可(一定時間以上充電されている) |
充電モニタ(緑):約1秒間4回点滅 |
点検不可(充電時間不足) |
充電モニタ(緑):約1秒間消灯 |
3. 点検モードの開始


点検ボタンを押すと、非常用光源が点灯します。
法的で定められている点灯時間が点検に必要な時間です。
充電モニタ(緑)が消灯しているのが、点検中の証。非常用光源が点灯します。
リモコンを送信した時のモニタ表示について
リモコン操作の 種類 |
充電モニタ(緑) | 器具の状態 | 動作 |
---|---|---|---|
確認スイッチ | ![]() |
充電中 | ![]() |
![]() |
充電完了 | ![]() |
|
![]() |
点検中 | ![]() |
|
点検スイッチ | ![]() |
充電中 | ![]() |
![]() ![]() |
充電完了 | 点検開始 | |
![]() |
点検中 | ![]() |
|
中断スイッチ | ![]() |
充電中 | ![]() |
充電完了 | ![]() |
||
![]() ![]() |
点検中 | 点検中断 |
- 「―」の場合は器具の状態に変化はありません。
- 蓄電池劣化などにより、定格時間内に蓄電池容量がなくなった場合、点検を終了し、充電モニタが点滅してお知らせします。その時点で自動的に充電状態に切り替わりますが、蓄電池を交換するまで、充電モニタの点滅は止まりません。
4. 点検終了

非常時光源点灯(法的点灯時間)が終了し、常時モードに戻る
点検結果表示の見方 | 充電モニタ(緑) |
---|---|
正常時 | ![]() |
異常時 | ![]() |
![]() |
誘導灯 実際の点検作業イメージ(コンパクトスクエア一般型 FA10312の場合)
1.チャンネルを設定

自己点検用リモコン側面のチャンネルを器具に合わせて以下のように設定。
誘導灯の場合→1に設定。
非常灯の場合→2に設定。
2.点検ができる状態かどうかの確認


点検する器具に向けて、リモコンの確認ボタンを押す
充電モニタ(緑)が4回1秒点滅すれば、点検可能状態です。
充電モニタ(赤)が4回1秒点滅すれば充電中の為、点検不可状態です。
- 誘導灯の場合は、24時間以上の充電が必要となります。
3.点検モードの開始


点検ボタンを押すと、非常用光源が点灯します。
法的で定められている点灯時間が点検に必要な時間です。
充電モニタ(緑)が、消灯しているのが、点検中の証。非常用光源が点灯します。
リモコンを送信した時のモニタ表示について
リモコン操作の 種類 |
ランプモニタ(赤) | 充電モニタ(緑) | 器具の状態 | 動作 |
---|---|---|---|---|
確認スイッチ | ![]() |
![]() |
充電中 | ![]() |
![]() |
![]() |
充電完了 | ![]() |
|
![]() |
点検中 | ![]() |
||
点検スイッチ | ![]() |
![]() |
充電中 | ![]() |
![]() ![]() |
充電完了 | 点検開始 | ||
![]() |
点検中 | ![]() |
||
中断スイッチ | ![]() |
![]() |
充電中 | ![]() |
充電完了 | ![]() |
|||
![]() ![]() |
点検中 | 点検中断 |
- 「―」の場合は器具の状態に変化はありません。
- 蓄電池劣化などにより、定格時間内に蓄電池容量がなくなった場合、点検を終了し、充電モニタが点滅してお知らせします。その時点で自動的に充電状態に切り替わりますが、蓄電池を交換するまで、充電モニタの点滅は止まりません。
4.点検終了

非常時光源点灯(法的点灯時間)が終了し、常時モードに戻る
点検結果表示の見方 | 充電モニタ(緑) |
---|---|
正常時 | ![]() |
異常時 | ![]() |
![]() |