光害(ひかりがい)とは
光害(ひかりがい)を抑制しながら夜間の安全性を確保し、景観を演出する周辺環境に配慮した光が求められています。パナソニックは「光害対策ガイドライン」に準拠した屋外照明を取り揃え、快適なくらしを支えます。
これからは「周辺環境に配慮した光」が求められます。
環境問題やSDGs(持続可能な開発目標)に対する関心が高まってきたことから、「光害(ひかりがい)」の対策を推進する自治体が増えています。今後ますます自然環境の保護が強く求められていく中、パナソニックの「周辺環境に配慮した光」は、先進的に取り組む地域としての評価向上やLEED認証など※1の取得に貢献します。
※1 LEED(Leadership in Energy & Environmental Design)は、米国グリーンビルディング協会(USGBC)が開発・運用する、環境に配慮した建物に与えられる認証制度。
光害(ひかりがい)とは
あなたの建物、光害を起こしていませんか?
「光害」は照明器具から出る光が、目的外の方向に漏れたり、周辺環境にそぐわない明るさや色であったり、必要のない時間帯にまで、つきっぱなしであったりすることで起こります。主な「光害」の例を紹介します。

①居住者への影響

住居内まで光が差し込み落ち着かない
②交通への影響

まぶしさで歩行者などが見えにくい
③植物への影響

不必要な光によって農作物などの発育に影響
④エネルギーのムダ

過剰な明るさでエネルギーをムダに浪費
⑤野生動物への影響

目的外の漏れ光によって生態に異変
⑥夜空への影響

上方向の漏れ光によって星が見えない
※「光害について[環境省]」より引用(https://www.env.go.jp/air/life/hoshizorakansatsu/observe-5.html)
光害対策ガイドライン
パナソニックは「光害対策ガイドライン」に準拠し「周辺環境に配慮した光」を搭載した屋外照明を取り揃えています。
平成10年3月 環境庁(現環境省)により「光害対策ガイドライン~良好な照明環境のために」が策定されました。(令和3年3月改訂)「良好な光環境」の要件として屋外照明による環境影響への対策の視点で下記4つに着目しています。
-
①配光
②上方光束比
③輝度(輝度分布)
④光色(相関色温度)
-
屋外照明による障害となる光のイメージ
上方光束比 適合商品
②上方光束は、夜空の明るさや鳥類・昆虫類等への影響があり、特殊な状況・目的以外では人々の生活の利便性の向上に寄与しません。 省エネルギーの観点からも、上方光束は光環境類型※2によらず、できる限りゼロに近づけることが望ましいです。一方で、照明の機能性やデザイン性の面から、上方光束の発生は避けられないこともあります。そのような場合の指針値として、光環境類型ごとに上方光束比の最大許容値を以下の表のように設定しています。
光環境類型別 適合商品一覧
「光環境類型」※2ごとに「②上方光束比」の指針値として「最大許容値」を下記表のように設定しています。 パナソニックのSmartArchi Broad Washer(スマートアーキ ブロードウォッシャー)は「光環境類型」のE1・E3・E4に適合した商品です。
※2 光環境は地域の特性に応じて異なるため、地域の社会状況、自然環境の豊かさや星空観察などの地域資源を保全する観点などから、地域の特性に応じて分類したもの。
光源境類型 | E1 | E2 | E3 | E4 |
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上方光束比 最大許容値 |
0.0% | 2.5% | 5.0% | 15% |
地域対象 イメージ |
自然公園・里地 ![]() |
郊外 ・田園 ![]() |
都市の周辺 ![]() |
都市中心部 ![]() |
周辺環境に配慮した光搭載 適合商品 ※ グレアカットの |
下方ワイド配光タイプ ![]() |
- | 片側ワイド配光タイプ ![]() |
全周配光タイプ ![]() |
該当する照明器具の表示 | ![]() |
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Broad Washer(ブロードウォッシャー)の「ローポールライト」「フットスタンドライト」は、全ラインアップ適合した商品です。
その他の光害配慮型商品
LEDスポットライト シリンダースポット

スポットライトなどもオプションを使用することで光害に配慮できます。
※スポットライト装着時の一例です。