LED投光器「アウルビーム」<光害対策>【HID1500形・1000形相当】

パナソニックのLED投光器 アウルビーム【光害対策】は、夜間照明による周辺への光漏れを低減する照明器具です。住宅や農地が隣接する学校グランド、市民競技場などにおすすめです。ルーバで対策するより台数を削減でき、省エネに貢献します。
住宅が隣接する学校グラウンドや駐車場におすすめ
LED投光器 アウルビーム〈光害対策〉に搭載された高性能配光レンズで光を制御し、障害光となりやすい上方向への光を抑制。
グラウンドや駐車場周辺の民家や農地への光漏れを低減し、良好な照明環境を実現します。


納入事例
効率の良い照射で光害を軽減しつつ、節電を実現
LED投光器 アウルビーム〈光害対策〉は効率の良い照射で、HID投光器および現行品と比較しても光害を軽減しつつ、節電を実現します。
グラウンド照射時の器具台数・照度・消費電力比較
HID投光器との比較
使用器具 | HID投光器 | 光害対策投光器 |
---|---|---|
![]()
|
![]()
|
|
水平面照度分布図 (単位:lx) |
![]() |
![]() |
鉛直面照度分布図 ※1 |
![]() |
![]() |
設置台数 |
32台 |
32台 同台数 |
平均照度 |
114 lx |
105 lx 明るさほぼ同等 |
最大鉛直面照度※3 |
19.0 lx |
7.2 lx 約62%ダウン |
消費電力 |
約34.8kW※4 |
13.2kW※4 約62%節電 |
[照明設計条件] 目標平均水平面照度:グラウンド全体100 lx/照明鉄塔:6基/取付高さ:13m/計算面高さ:0m/保守率:HID投光器0.68、LED投光器0.81
- 水平面・鉛直面照度分布図、説明図
- 学校グラウンドに隣接した住宅への漏れ光をシミュレーションしています。
-
- 2018年生産終了品
- 高さ5m(住宅2階窓面を想定)において
- 平均電力
商品ラインアップを見る
一般投光器(ルーバ付)との比較
使用器具 | 一般投光器(ルーバ付) | 光害対策投光器 |
---|---|---|
![]()
|
![]()
|
|
水平面照度分布図 (単位:lx) |
![]() |
![]() |
鉛直面照度分布図 ※1 |
![]() |
![]() |
設置台数 |
42台 |
32台 10台削減 |
平均照度 |
102 lx |
105 lx 明るさほぼ同等 |
最大鉛直面照度※3 |
27.0 lx |
7.2 lx 約73%ダウン |
消費電力 |
約16.8kW※4 |
13.2kW※4 約21%節電 |
[照明設計条件] 目標平均水平面照度:グラウンド全体100 lx/照明鉄塔:6基/取付高さ:13m/計算面高さ:0m/保守率:HID投光器0.68、LED投光器0.81
- 水平面・鉛直面照度分布図、説明図
- 学校グラウンドに隣接した住宅への漏れ光をシミュレーションしています。
-
- 2023年9月末 生産終了
- 高さ5m(住宅2階窓面を想定)において
- 平均電力
商品ラインアップを見る
漏れ光を抑制し、周辺への光害を軽減
グラウンド周辺の民家や農地への光漏れを低減し、良好な照明環境を実現します。

光害対策のための厳しい条件をクリア
光軸から上方15°の絶対光度を2,500cd以下に設定。
環境区域E1(自然)レベルを達成※しているため、グラウンド周辺の民家や農地への光漏れを低減し、良好な照明環境を実現します。
※ NYS12627 LF2・投光器XYS13627 LF2・NYS12427 LF2・投光器XYS13427 LF2・NYS12697K LF2・投光器XYS13697 LF2はE2に該当します。
環境省『光害対策ガイドライン』令和3年3⽉改訂版
区域 | E1 | E2 | E3 | E4 |
---|---|---|---|---|
環境 | 自然 | 地方 | 郊外 | 都市 |
光環境 | 本来暗い | 低い明るさ | 中間の明るさ | 高い明るさ |
例 | 国立公園、 保護された場所 |
産業的または居住的な 地方領域 |
産業的または 居住的な郊外領域 |
都市中心と商業領域 |
規制時間帯以外 | 2,500cd | 7,500cd | 10,000cd | 25,000cd |
規制時間帯(深夜) | 0cd | 500cd | 1,000cd | 2,500cd |
●周辺地所の輝度(照明設備周辺の住居などの鉛直面照度)は、アウルビーム(HID投光器)と同等かつ、一般投光器(ルーバ付)よりはるかに低くなっています。
Wダブルレンズによる精密な配光制御で漏れ光を大幅に抑制
当社独自のWレンズ方式を採用し、高効率かつ高性能な光害対策を実現しました。
LEDチップの光を第1レンズに高効率に入光し、第2レンズで上方向への光を大幅に抑制。
それにより、精密な配光制御が可能に。
Wレンズ図解

配光イメージ比較
使用器具 | 一般投光器 | 光害対策投光器 |
---|---|---|
![]()
|
![]()
|
|
配光イメージ |
![]() |
![]() |
グレア(まぶしさ)を抑え、より快適な照明環境に
一般投光器と比較して、直接器具を見た際のグレアを低減。
学校グラウンドを想定したモデルプランにより、投光器の照射角度を考慮しています。

グレア(まぶしさ)比較
使用器具 | 一般投光器 | 光害対策投光器 |
---|---|---|
![]()
|
![]()
|
|
光軸より上方+5° |
![]() |
![]() |
光軸より上方+15° |
![]() |
![]() |
用途に応じた3つの配光をラインアップ
おすすめ場所
配光 | 中狭⾓タイプ配光 | ||
---|---|---|---|
用途 |
多⽬的グラウンド※ ![]() |
中規模野球場など※ ![]() |
ゴルフ練習場※ ![]() |
- 現場の条件によっては、中⾓・広⾓タイプと組み合わせてご使⽤ください。
配光 | 中⾓タイプ・広⾓タイプ配光 | |
---|---|---|
用途 |
学校グラウンド ![]() |
テニスコート ![]() |
100 lm/Wを超える高効率
従来HID投光器と同等の明るさを保ちながら大幅な高効率化を実現。
少ない消費電力で効率良く照らします。
電源内蔵型と電源別置型をラインアップ
-
省施工を実現する電源内蔵型
電源内蔵型の側面
電源設置場所の確保が不要。
また器具背面の結線ボックスで簡単に施工できます。 -
電源部のメンテナンスが容易な電源別置型
電源別置型の側面
灯具部分を軽量化し、取付架台への負荷を軽減。
また電源部のメンテナンス・交換が容易にできます。
受圧面積を抑えたコンパクトボディ

受圧面積が小さいため、取付架台への負荷を軽減します。
簡単段調光で均斉度の高いグラウンドが実現
段調光は間引き点灯に比べ簡単※1に調光(2段階調光)が可能です。調光信号は有電圧で投光器と同じAC200(~242)Vを使用できます。

- 間引き点灯の場合、工事においては間引きする投光器の回路分けが必要。
設計においては間引き点灯時の配灯設計(エイミング)が必要です。 - 段調光点灯の明るさは、標準品では50%に設定されていますが、標準加工にて明るさの変更が可能です。
(80%、70%、60%、40%、30%、25%、20%のいずれか)
その他特長
衝撃に強い前面パネルを採用
耐衝撃性に優れ、万が一の破損時にも飛散しにくいポリカーボネート製前面パネルを採用しました。
落下防止ワイヤーを標準装備
万が一の振動や強風による器具落下に備え、落下防止ワイヤーを標準装備。安全性を向上しています。
寿命末期まで明るさを確保
LEDの熱を効率良く放熱させる設計で光束維持率85%を実現。設置当初からLEDの寿命末期まで明るさを確保します。
初期光束補正機能で省エネに貢献
光源初期の過剰な明るさを自動補正する初期光束補正機能を搭載。節電対策に貢献します。
リニューアルも簡単
取付台はそのままで、投光器のみ交換が可能です。
- 既設設備が使用できない場合がありますので別途ご相談ください。
瞬時点灯・瞬時再点灯が可能
重耐塩害仕様
海岸より0~200m(重耐塩)、海岸より200m~20km(耐塩)にもご使用できます。
商品ラインアップ
電源内蔵型
電源別置型
大阪工研協会の第70回工業技術賞を受賞しました
(一社)大阪工研協会の工業技術賞は、科学技術の振興と若い研究者・技術者の育成のために設けられました。会員企業および森之宮センターの研究者の中から、将来性も含めて工業化へ大きく寄与する研究開発を行なった方々,ならびに現場技術の進歩改善に功績のあった方々を対象に,昭和18年から毎年1回「工業技術賞」(賞状と記念品)を贈呈しており、パナソニックのLED投光器 アウルビーム【光害対策】は、第70回目の工業技術賞を受賞致しました。