築30年の教育・研究棟を全面改修。
オープンスペースを備えた空間に
国立大学法人室蘭工業大学様は政府の2050年カーボンニュートラル宣言に基づき、「国立大学法人室蘭工業大学における地球温暖化対策に関する実施方針2024」を策定。2030年度までに温室効果ガスを2013年度比で51%削減することを目標に掲げ、LED化などの改修工事を計画的に進めておられます。2025年度は、築30年が経過した教育・研究9号館を9か月間の工期で全面改修。照明器具や空調設備などの電気設備だけでなく、床、壁、天井、サッシも含めた大規模改修を実施されました。
以前は小さめの部屋が多数あった学部・大学院スペースでは壁を取り払い、約170㎡ものオープンスペースに。異なる研究分野の学生が自然に交流・討論し、そこから新たな発想が生まれることが期待されています。
配線ダクトの活用で電源と照明を設置。
フレキシブルな什器レイアウトに対応
オープンスペースになることで使い方は未知数となったため、空間全体に一定方向に配線ダクトを設置。リーラーコンセントと一体型LEDベースライト sBシリーズを交互に配置することで、どのような什器配置となってもPCをはじめとするさまざまな電気設備が使用でき、かつ照度に偏りが出ないよう配慮。見た目にもすっきりと美しい空間となりました。さらに照明回路をブロック分けし、使わないときはブロックごと消灯できるように工夫されました。窓際には昼光センサを、廊下には人感センサを設置することで、さらなる省エネ化もはかっています。
事務室にはSmartArchiのFloat Lightをご採用。シンプルなデザインが空間に溶け込み、まぶしさを抑えつつ照度を確保しています。これらを採用された経緯として、商品選定に携わられた毛利様は次のようにお話しされます。「2022年に附属図書館を全面改修・増築したのですが、その際に本学の先生にもご協力いただきながらパナソニックの照明器具で照明計画を行い、北海道優秀照明施設賞を受賞しました。そこで採用したのがSmartArchiやsBシリーズでしたが、デザイン性が高く、教職員や学生からも好評だったため、今回も採用しました」。商品選定にあたっては、毛利様ご自身でカタログをチェックされたり、パナソニック主催のセミナーに参加するなどして情報を収集。「建物を改修するたびに照明器具を検討し、私自身も設計や照度計算を行いますので、今後もぜひセミナー開催や新製品の紹介、照度分布図作成等のお手伝いなどをお願いしたいですね。省エネ性能がより高く、長寿命化した機器は消費電力量削減だけでなく廃棄物削減にもつながり、本学の環境目標の達成に近づけると思います」。
統合管理ソフトαと多回路エネルギーモニタで
建物全体のエネルギー管理と部屋ごとの見える化
以前に別の建物へ導入していた既存システム(統合管理ソフトα)に、今回、新たに多回路エネルギーモニタを追加設置することで、各部屋の電力量まで把握できるようになり、研究室ごとの電気料金の把握や省エネ化への提言なども視野に入れておられます。「管理している施設課は教育・研究棟から少し離れた本部棟にありますが、在席したままPCでチェックすることが可能になりましたので、業務効率化にもつながりました」とお話しくださいました。










