机上にはUSBコンセントを設置
災害時には地域に開放するため、コンセントを複数設置
環境教育、レジリエンス、脱炭素の
3 つの視点を重視
北海道の最南端エリアに立地する福島町青少年交流センター新潮学舎は、町内の高校に通う学生の寮として令和5年に誕生。その後、入寮希望者の増加を受け、令和7年にゼロカーボン・モビリティ導入支援事業補助金を活用し、新たな学生寮を建設しました。新棟には「環境教育」「レジリエンス」「脱炭素」の3 つを重視して、V2Xシステムを導入。太陽電池モジュール、パワーステーション、蓄電池ユニット、V2Xスタンドをはじめ、照明器具やエアコンなど多数のパナソニック製品を採用いただきました。
1棟全体を自家発電でまかない、
災害拠点の役割も担う
新棟には、学生用の居室と多目的コミュニティスペースを設けました。コミュニティスペースには業務用エアコン、ルームエアコン、さらにIHを搭載したキッチンも整備。この新棟で消費される電力は、すべて自家発電によりまかなわれています。
また、このコミュニティスペースは学生の学習や活動の場として利用されるだけでなく、地域の災害時における拠点としても機能するよう設計されています。例えばコンセントは通常より多く、また水害時を想定して高い位置に設けられ、地域に貢献できる施設ともなっています。
教育コンセプトに賛同した企業との
プロジェクトも開始
導入については「学生たちに自然に最先端の技術に触れ、環境に興味を持ってほしいという想いが根底にありました」と教育長の小野寺様。そのような想いから、コミュニティスペースは学生たちの自由な発想やアイデア、そして創造性を刺激する空間を目指しました。
最近は、そうした施設のコンセプトに賛同する企業も多く、学生たちと共に新規事業を考えるプロジェクトも始まっています。さらに環境教育の一環として、小中学生に向けた施設見学なども現在企画中。本施設は、地域の未来を担う子どもたちに向けた環境教育の中核を担う拠点として、大きな役割を果たしています。












