フリエネハウス

LED多灯ダウンライトとペンダントが採用されたリビング

電力小売・太陽光システム施工販売会社である株式会社エネファントは、20年間にわたり電気代とメンテナンス費が無料になる建売住宅向けのフリエネ（フリーエネルギー）サービスを開始。
同社は太陽電池モジュール・蓄電池・エコキュートを無料設置し、遠隔制御により消費電力を最小に最適化。電気代は余剰電力の売却益や建設会社からの協力金でまかなう。住宅購入者が支払うのは、遠隔システム見守りサービスとサポート費となる月額基本料3,270円（税込）のみ。
その1棟目の建設を担当したのは提携関係にある愛岐木材住建株式会社で、35坪に建てられた2階建ての建売住宅の電気設備や住宅設備・建材は全てパナソニック製。「このサービスを利用して地域の工務店さんが競争力を高めていただければと思う。フリエネは家の電気を最適化するOSで、ハードとセットで提供することで、より価値を高めることができた。これを大きくすると、都市の電気を最適化するまちのOSになる。 この実現により、多治見市を日本で一番電気代が安いまちにしていくことが目標」とエネファント 代表取締役社長 磯﨑 顕三氏は語る。 なお、当住宅は即売し、現在は複数の工務店により、フリエネハウスの建設が推進されている。

建築設計Report vol.37/2021年5月発行
※会社名、役職名などは掲載時のものです。