働き方やワークプレイス改革が急速に求められている。働く場のデジタルトランスフォーメーション(DX)とは?データを活用した豊かな働き方を実現するためにはどうすれば良いのか。慶応義塾大学 医学部教授の宮田裕章氏に、神奈川大学経営学部准教授 中見真也氏がお話を伺う。
【概要】
POINT1:イノベーションをおこすための環境づくりとは?
生産性を上げたり、価値を生むためにはどのような環境で働くべきだろうか。宮田先生が自身の働き方もご紹介しながらイノベーションをおこす環境づくりのポイントを語る。
POINT2:空振りしないDX、データ活用をどう実現する?
DX、と言ったときに行政やビジネスにおける、今までのプロセスを単にデジタル化することだけを多くの人が考えがちだ。しかし、それだけはデジタル化もデータ活用も空振りし続ける。いったいどうすればいいのか?宮田先生が語る。
POINT3:豊かな働き方をつくるデータ活用とは?
DXをする上でデータは大変重要で、必要不可欠である。ただし、個人情報でもあるため、使用に関しては課題もある。人々が豊かさを実感でき、幸せに働くためにはどのように活用すべきか。宮田先生とモデレーター中見氏、パナソニック社員でディスカッションを行う。
宮田裕章氏
慶応義塾大学医学部教授
専門はデータサイエンス、科学方法論、Value Co-Creation
データサイエンスなどの科学を駆使して社会変革に挑戦し、現実をより良くするための貢献を軸に研究活動を行う。専門医制度と連携し5000病院が参加するNational Clinical Database、LINEと厚労省の新型コロナ全国調査など、医学領域以外も含む様々な実践に取り組むと同時に、経団連や世界経済フォーラムと連携して新しい社会ビジョン―いのちを響き合わせて多様な社会を創り、その世界を共に体験する中で一人ひとりが輝くという“共鳴する社会”―を描く。