パナソニック エイジフリー株式会社 東京事務所

オフィスの中心にコミュニケーションを活性化する目的で配置された「エアリーソリューション」

パナソニック エイジフリー株式会社は、品川駅徒歩12分にあった東京事務所を浜松駅徒歩5分の場所に移転した。働き方改革を進めてきた同社は、全員が出社するのではない新しいワークスタイルに対応し、よりコミュニケーションが活性化する場を追求したという。
同社人事部 課長 奥村 元志氏は、「移転にあたっては各部署の出社率を分析して働き方そのものを見直し、リモートワークと出社が両立できる、多様性と可変性に対応したワークプレイスをめざした。執務用デスクは、71名の社員に対して約6割の45席を用意。デスクトップパソコンを使用する部門には固定席を12席用意するとともに、残りはフリーアドレス制としてコワークゾーンや集中カウンター席、集中スペースを設けている。新しいオフィスでは中核にコミュニケーション機能が必要と考え、清潔・快適な空間で情報を共有できる『エアリーソリューション』を採用し、生産性の向上をめざした。また、オフィスにはさまざまな介護事業者が来訪されるため、エントランスには透明のパーティションを設けて「エアリーソリューション」で行われる対面の打ち合せ風景が見えるようにし、パナソニックの空気質への取り組みが伝わるように配慮した」と語る。

建築設計Report ワークスペース空間ソリューション事例集/2022年6月発行
※会社名、役職名などは掲載時のものです。