次世代自動車と充電設備
将来を見越した住宅設計で、
経済的なメリットを。
21世紀に入り、次世代自動車の世界的な開発競争が激化しています。急速な技術革新の結果、既に街中には多くの電気自動車やハイブリッド自動車が走っています。
今後、ニーズがさらに高まり、「自家用車の多くが次世代自動車」という時代に入ると、個々の住宅もそれに応じた環境づくりをすることが求められるでしょう。
迫る将来に向けて、今、何ができるのでしょうか?
そして、どうすれば経済的メリットを得られるのでしょうか?
そもそも「次世代自動車」とは?
次世代自動車と言っても、その種類は豊富です。代表例は以下のような自動車です。
■ハイブリッド自動車 (HV=Hybrid Vehicle)
複数の動力源の利点を活かして、低燃費と低排出を実現する自動車。
■プラグインハイブリッド自動車 (PHV=Plug-in Hybrid Vehicle)
コンセントから差込プラグを用いて直接バッテリーに充電できるハイブリッド自動車。
■電気自動車 (EV=Electric Vehicle)
バッテリー(蓄電池)に備えた電気でモーターを回して走る自動車。
■燃料電池自動車 (FCV=Fuel Cell Vehicle)
水素と酸素を反応させて発電した燃料電池でモーターを回して走る自動車。
これらの自動車はそれぞれ、「ランニングコストが安い」「燃費が良い」「環境にやさしい」といった特長を持ち合わせており、消費者のニーズに応じて選ばれています。
新車のほとんどが
「次世代自動車」の時代が来る?
2017年の日本における新車販売数のうち、次世代自動車の割合は3割程度です。
政府は、2030年までにこの割合を5割から7割とすることを目標に掲げています。
自動車を格納する住宅も、将来を見据えて設計されることが重要になってきます。
出典:経済産業省 自動車新時代戦略会議(第1回)資料
特に、電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド自動車(PHV)については、現状の販売率1.2%に対し、目標値を20~30%に設定するなど、普及に対する積極的な姿勢を伺うことができます。
エコ意識の高まりや、技術のさらなる進歩、経済性の向上などにより、今後の10年で多くの自家用車が次世代自動車となることでしょう。そして、この流れに伴って関連設備の市場もますます拡大することが期待されています。
将来を見越して
今できることとは?
電気自動車充電設備の設置には専用の電源回路が必要です。
きたるべき将来に備えて、設備を整備することは、長い目で見ると大きな経済的メリットがあります。
配管・配線の配慮
住宅に充電設備を設置する際には、配管や配線の工事を伴います。竣工後の再工事となると、余分な予算がかかり物理的な制限も発生する可能性があります。
充電機器の先行設置
電気自動車の充電時には、最大15~20Aの電流が流れることが想定されます。分電盤はEV充電回路に対応したものを設置し、主幹ブレーカも車両の最大容量3~4KVAを配慮して選定する必要があります。
また、分岐回路の遮断機には、感度電流15mAと高感度の漏電ブレーカを設置しなければなりません。
設置イメージ図(戸建住宅/コンセント型)
こうした機器を先行して設置しておけば、後になって追加工事をする場合と比べて、工事費用を大きく抑えることが可能です。
お施主様が次に購入する自動車は、次世代自動車かもしれません。自動車を格納する住宅も、将来を見据えて設計されることが重要になってきています。
充電設備の設置について詳しくは下記URLをご確認ください。
https://www2.panasonic.biz/jp/densetsu/haikan/elseev/guide_kodate.html
電気自動車用コンセントがZEH+の交付要件に。
【ZEH+】
省エネを深堀りするとともに再エネの自家消費を拡大したZEHが対象。
ZEH+実証事業の主な交付要件のポイントには、「電気自動車(PHVを含む)活用のための充電設備」が含まれます。
発電した電力を電気自動車等に充電できる設備を車庫等に設置することでこの要件をクリアできます。
従来のZEH支援事業にはなかったこの要件が新たに加わったことからも、次世代自動車の普及に対する支援政策の流れを見て取ることができます。
ZEH+実証事業について詳しくは下記URLをご確認ください。
https://sii.or.jp/meti_zeh30/zeh_plus/public.html
「CES2019」に
パナソニックブース出展
パナソニック株式会社は、2019年1月8日から11日まで、米ネバダ州ラスベガスにて開催された、米国最大のコンシューマーエレクトロニクス関連の展示会「CES 2019」に出展しました。
パナソニックブースでは、くらしをアップデートしていく姿を
•「Connected Mobility」
•「Intelligent Living Spaces」
•「Immersive Experiences」
•「Human Insight Technology」
の4つのエリアで、紹介しました。
「ConnectedMobirity」ブースでは、自動運転時代の新しいeモビリティとして提案する、上下分離構造の「SPACe_C」をはじめ、さまざまなモビリティサービスを支える新しい技術を出展しました。
人、モノの移動を支え、モビリティの新たな活用を提案し、環境にやさしく安全・快適なくらしに貢献します。
「ConnectedMobirity」ブースでは、自動運転時代の新しいeモビリティとして提案する、上下分離構造の「SPACe_C」をはじめ、
さまざまなモビリティサービスを支える新しい技術を出展しました。
人、モノの移動を支え、モビリティの新たな活用を提案し、環境にやさしく安全・快適なくらしに貢献します。
近年のCESでは自動車関連の企業の出展も増加しており、「これからの時代の自動車」への期待が感じられます。
パナソニックブースについて詳しくは下記URLをご確認ください。
https://news.panasonic.com/global/presskits/ces2019(英語版)
パナソニックの提案
ZEH
Net Zero Energy House
パナソニックが
追求するZEH
(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)
ZEHとは、自宅で「創るエネルギー」が「使うエネルギー」よりも大きい住宅のことです。パナソニックが追求するZEH(ゼロ・エネルギー・ハウス)をご紹介します。
ZEB
Net Zero Energy Building
パナソニックが
追求するZEB
(ネット・ゼロ・エネルギー・ビル)
ZEBとは、エネルギーを自給自足し、化石燃料などから得られるエネルギー 消費量がゼロ、あるいは、おおむねゼロ、となる建築物です。パナソニックが追求するZEB(ゼロ・エネルギー・ビル)をご紹介します。