2023.9.1
# 設計のヒント
毎日使う電気設備が、自然災害のときの助けになる?
くらしを考える今こそ、おまかせ防災で「毎日が、備える日」に。
防災とは… 地震・豪雨・台風などの自然災害が発生した場合に、ご家庭で被る可能性のある被害の拡大を防ぐための備え。
地震、ゲリラ豪雨、台風…。毎年のように、何らかの自然災害に関するニュースを目にするのではないでしょうか?
日本は「自然災害大国」とも言われています。
2023年9月1日は、1923年(大正12年)に発生した「関東大震災」から100年の節目にあたります。
関東大震災は、首都圏に未曾有の被害をもたらしました。
そして現在、その発生日である9月1日が「防災の日」と定められているように、近代の日本における災害対策の出発点となりました。「首都直下地震」や「南海トラフ地震」など、大規模災害のリスクに直面する現代の私たちに、大変参考となる示唆や教訓を与えてくれています。
節目となる今年、改めて「すまいの備え」について、考えてみましょう。
自然災害で怖いのは、二次災害
家づくりの自然災害対策といえば、耐震・免震構造が基本となります。しかし、建物の耐震さえしっかりしてれば、それで大丈夫なのでしょうか?
実は、地震・豪雨・台風などの自然災害で怖いのは「二次災害」です。二次災害の代表的なものとしては、「停電」「火災」「断水」が挙げられます。
そして、これらの生活インフラは、住まい手自身の備蓄や設備などによって対策をする必要があります。
「南海トラフ巨大地震」は実際のところ?
ニュースなどでもよく耳にする「南海トラフ巨大地震」とは、実際のところ、どのような被害をもたらすと考えられているのでしょうか?
内閣府によると、「南海トラフ巨大地震」では、このような二次被害に多くの人が直面すると予測されています。
建物の耐震・免振だけでは防ぐことができない二次災害にも備えをしていきましょう。
「備え」つづけることの難しさ
いつ起きるか分からないのが自然災害。常に「備え」をするにはどうすればよいのでしょうか?
自然災害「そのとき」
ふいに起きる、その瞬間。防災グッズを準備し、防災知識を身に着けていたとしても、停電や火災などの二次災害に対して、とっさに冷静な対応ができるでしょうか?
実は、ある論文※1によると、「落ち着いて行動できる人は約10%、取り乱す人が約15%、ショック状態・茫然自失状態になる人が約75%」と言われています。
また、こうした災害時には、予期せぬ出来事にあった時に頭も体も動かなくなってしまう「凍りつき症候群」や、心の安定を保つために、「自分は大丈夫だろう」と思い込んでしまう「正常性バイアス」といったような心理反応も指摘されており、予定通りの行動をとることが難しいということも想定しておきたいものです。
すまいのこと以外にも、たとえば「家族の安否は…?」「通帳はどこ…?」など、考えなければならないことがたくさんあり、いざというときは想定以上に頭が一杯になってしてしまうものですよね。
出典:山村武彦(2020)「組織の実践的防災・危機管理~リーダーはどう対応すべきか」,『ファイナンス』2020年12月号, p.81,財務省.
自然災害「そのあと」
また、停電・断水などの二次災害が長引いたとします。防災グッズの準備や備蓄を充分にしていたとしても、生活の基盤となる「電気」や「生活するための水」を確保するのは、なかなか大変です。
今回、パナソニックが独自に「自然災害経験者」の方1,000名を対象に、アンケートを取らせていただきました。その結果から、自然災害を経験したことのある人でも「約半数」は停電や断水の備えができていないという実態が浮き彫りに。
どうしても、管理が面倒でおっくうになるという声も…。常に考えていないといけないし、「備え続ける」って難しいですよね。
電気設備で、おまかせ防災。
そこでパナソニックでは、毎日使う電気設備が二次災害のときの助けになるよう、防災機能を備えた製品をご用意しています。
先ほど触れたように、リスクは認識しているつもりでも、常に、毎日、自然災害のことを考えてくらすのは、難しいもの。
だから、いつも家を快適にしてくれて、いざというときに頼れる電気設備をご紹介します。
くらしを考えるタイミングこそ、無理なく防災を始める絶好のタイミングなんです。電気設備で備えられることは、「おまかせ」ください!
おまかせ防災①
「停電」そのとき…
身を守るために避難をしないと!
でも真っ暗で足元が見えない…。
夜間に停電が発生した場合、暗闇の中での避難には危険が伴います。さらに、地震が原因で停電が起こった場合には、家具が倒れたり、食器や窓ガラス、照明などの破片が散乱したりする可能性があり、さらに危険な状態に。
[自然災害経験者の声]
「何も見えず不安ばかりつのった。動くと物があり危険だと思った。」「懐中電灯は電池がなく、使えなかった。スマホは充電出来ないし、もったいなくて使えない…。」といった声も…。
[おまかせ!]
停電と同時に自動点灯。取り外して携帯電灯にも。
おまかせ防災②
「地震」そのとき…
家族が全員避難できてよかった…。
あ!ブレーカ切ってない!
地震による停電時にブレーカをそのままにしておくと、電気が復旧した際に通電した暖房器具に可燃物が接触したり、傷んだコードから出火することがあります。
[自然災害経験者の声]
「ブレーカは天井近くの高い場所にあり、脚立やイスに上って作業しなければならず、地震直後の余震もある状況でそのような危険なことをする余裕がなかった。」という声も…。
[おまかせ!]
大きな地震の発生で自動的にブレーカを遮断。電気火災を防ぐ。
おまかせ防災③
「火災」そのとき…
もしかして火事…?!
火元は? どこから避難すればいい?
住宅火災による犠牲者の約半数は、火災の発見の遅れによる逃げ遅れが原因です※3。
出典:総務省消防庁「令和4年度 消防白書」より
[自然災害経験者の声]
「どこで発生したのかちゃんとわからないと迅速に対応するのは難しい。」「深く眠っていて、寝ぼけていたため対処が遅れた。」という声も…。
[おまかせ!]
離れた部屋にも火元をお知らせ。あかりで避難もサポート。
おまかせ防災④
そのあと「長引く停電」
停電してからなかなか復旧しない…。
あかりもないし、スマホの充電もなくて不安。
停電の復旧は、震度6以上の場合かなりの日数がかかります。東日本大震災で被害が大きかった仙台市では、完全復旧に約10日を要しました※4。また、近年は台風の直撃による大規模な停電も相次いでいます。1週間以上電気が使えないという事態を想定しておきたいものです。
[自然災害経験者の声]
「真夏でエアコンが使えなかったので熱中症になりかけた。」「冷凍庫のものが保存できなくなって困った。夜は暗くて気分も沈む。」という声も…。
[おまかせ!]
家で電気を創って蓄電。晴れの日はもちろん、雨でも夜間でも電気を使える。
おまかせ防災⑤
そのあと「断水」
バスタブに水を貯めるのを忘れてた!
生活する水ってこんなに必要だったんだ…。
「生活用水」が十分に確保できないことにより、トイレや洗濯、入浴などに使う水が制限されてしまいます。大規模地震の場合、水は特に貴重品になります。
[自然災害経験者の声]
「飲料水は友達が送ってくれたり、会社から支給してもらったりしたが、実際、困ったのはトイレや風呂だった。」という声も…。
[おまかせ!]
断水してしまっても、水もお湯も使える。
パナソニックが提案する
「電気設備で、おまかせ防災」
パンフレットをダウンロードできます!