天井用配線ダクト(ファクトライン・OSライン): PLCプラグ
特長
店舗に、工場に。簡単構築なのに部材も削減
店舗に
工場に
ネットワーク構築が簡単
電力線を利用してデータ通信できる技術を採用。天井に配線ダクトを敷設するだけで、通信機器のネットワークが簡単に構築できます。
レイアウト変更に柔軟対応
PLCプラグは簡単に着脱でき、配線ダクト上のどこでも移設が可能。レイアウト変更に伴う通信機器の移設が配線工事なしで行えます。
PoE給電で部材を削減
電力とLAN信号を1本のケーブルで供給できるPoE給電機能により、通信機器用のACアダプタなど、天井に固定する部材を削減できます。
PLCプラグからPoEで給電できるので機器周辺の配線がスッキリ&移設も簡単
特長1 ダクトに直接取付可能
移設が発生するたびに通線工事、固定工事が発生
→PLCプラグのレバー操作だけで簡単に移設可能
特長2 PoE給電機能
いくつもの部材を配線ダクトに固定しなければならず、移設が手間
→PLCプラグからPoEで給電できるので機器周辺の配線がスッキリ&移設も簡単
商品ラインアップ
PLCプラグ
PLCプラグには、「ファクトライン20用」と「OSライン用」の2ラインアップがあります。
① PLCプラグ
② PLCプラグ 器具取付台
- ショップライン(アース付)に接続する場合は、ファクトライン20用をお選びください。
ファクトライン20用
ファクトライン20
PLCプラグ
(ホワイト)(LAN変換)
(PoE給電)
PLCプラグに取り付けて使用します。
無線アクセスポイントやネットワークカメラなどの機器を取り付けられます。
OSライン用
仕様・寸法図
ネットワーク構成例
ネットワーク構成のイメージ図です。(実際の配線図を表してはいません)
- ・当社製PLCアダプターと組み合わせることで、上図のようなネットワークが構築できます。
- ・通信ができない場合は、図のように配線ダクトや分電盤などに中継器としてPLC機器を設置することで、改善する可能性があります。
- ・同一ネットワーク内の1台のみを[マスター]に設定してください。
- ・器具取付台は、PLCプラグに通信機器を固定する際にご使用ください。
仕様
一般仕様
定格入力電圧 | AC100V |
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定格周波数 | 50Hz/60Hz |
使用温度範囲 | -10℃~+40℃ |
相対湿度 | 30%~85%(結露なきこと) |
質量 | 本体:DH2640W 420g DHM2240W 430g 、器具取付台:200g |
消費電力 | 最大24W(非給電時5W以下) |
適用法規 | 電波法 |
適用ダクト | DH2640W:JISC8366(固定Ⅰ型)準拠の配線ダクト DHM2240W:OSラインダブル |
使用場所 | 屋内※1 |
耐荷重 | 1.5kg以下 |
PoE 給電部
給電機能 | IEEE802.3af |
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給電方式 | Alternative B(4,5,7,8ピン使用) |
PoE給電電力 | 最大15.4W |
通信方式
PLC インターフェース
使用周波数 | 2MHz~28MHz |
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変調方式 | Wavelet OFDM(2PAM~32PAM) |
PHY速度 | 240Mbps(PHY)※2 |
実行速度 | UDP:最大30Mbps、TCP:最大20Mbps |
アクセス方式 | CSMA/CA |
セキュリティ | AES 128bit 暗号化 |
適合規格 | [HD-PLC]方式 ITU-T G.9905(マルチホップ機能) |
ホップ数 | 最大10ホップ |
ターミナル台数 | マスター1台あたり最大1024台※3 |
通信距離 | 端末間 約100m※4 |
LANインターフェース
接続ポート | 1ポート(RJ45モジュラジャック) |
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使用規格 | IEEE802.3(10BASE-T) IEEE802.3u(100BASE-TX) MDI/MDI-X 自動検知 オートネゴシエーション |
対応プロトコル | TCP、UDP(IPv4/IPv6) |
アクセス方式 | CSMA/CD |
適合ケーブル | UTP/STPケーブル(CAT5e以上) |
- 電波法により、屋外では使用できません。
- 表示の数値は理論上の最大値であり、実際の速度を示すものではありません。
- 表示の数値は理論上の最大値です。
- 通信距離は使用環境によって異なります。
寸法図(寸法表示単位:mm)
DH2640W(PLCプラグ)
DH2645W(器具取付台)
導入支援ツール
各種支援ツールはこちら
- ・PLCアダプター/PLCプラグ設置ガイド
- ・マルチホップ管理ツール(アダプターおよびプラグ同士のつながり状態の確認、通信速度の確認、グルーピングの設定など)
- マルチホップ管理ツールは2種類あります。「【新商品・旧商品対応】PLCアダプタ―管理ツール」をご利用ください。
導入支援ツール
使用上のご注意
- ●インバータ機器やモータなどノイズを発生する機器の影響により通信速度が低下する場合があります。
- ●回路分岐や配線の集中など、配線特性(インピーダンス)の影響により通信速度が低下する場合があります。
- ●他社製「HDーPLC」、「Nessum」機器とは接続できません。
- ●電気配線の状態や負荷機器の影響などにより、通信ができない、または通信速度の低下により生じた損害については、当社は責任を負いかねますので、ご了承ください。
- ●PLC通信用に配線ダクトを新設することを推奨します。
配線ダクト上で照明器具とPLCプラグを混在使用する場合は、うまく通信できない場合がありますので、PLCプラグ間に接続する照明器具は2台以下としてください。
設置、使用場所について
- ●本製品は、屋内・屋外にかかわらず防水・防塵性能がありませんので、屋外使用時はボックス内などに設置してください。
- ●屋外で使用する場合、電気使用者の引込口における分電盤から負荷側での使用に限定されています。
- ●本製品は、アマチュア無線、短波放送、航空無線、海上無線、電波を使用した天文観測などと同じ周波数を使用した高周波利用設備であり、これらの無線設備の近傍で使用した場合、これらの業務妨害となる可能性があります。もし、継続的かつ重大な妨害の原因が本製品であると確認された場合は、電波法に基づき妨害を除去する必要な措置をとることを総務大臣から命じられることがあります。
- 本製品の停止措置が必要となった場合、すべてのPLCアダプターを電源から切り離してください。
電源接続について
- ●同一端子台・コンセントの近くに負荷機器を接続することは避けてください。なおコンセントタイプは、直接、壁コンセントに接続することをおすすめします。
- ●本製品を電源タップに接続する場合は、通信に影響を及ぼすため、次の点に注意してください。
- ●雷サージ対応、ノイズフィルター付電源タップは使用しないでください。
- ●電源タップコードは、できるだけ短いものをご使用ください。
データ通信について
- ●電源ノイズを発生しやすい負荷機器は、通信に影響を及ぼします。負荷機器の接続は、ノイズフィルター付電源タップの使用をおすすめします。
[電源ノイズを発生しやすい電化製品の例]
- ●調光機能付照明器具、タッチランプなど
- ●充電器、ヘアードライヤー、掃除機など
- ●電気ドリル、ACアダプター、無線設備など
電力線について
- ●PLCアダプター間の配線長が長い場合、双方のデータ通信ができないときがあります。
- ●マスターが2台以上になると、正しくネットワーク構築ができません。
- ●電力線の配線構造、ブレーカの仕様によっても影響を受ける場合があります。
分電盤内へのPLCアダプターの設置について
単相3線式100V配線には、L1相、L2相の2種類があります。
L1相とL2相間の異相間通信の場合は、同相間の通信に比べて信号が多少減衰するため、PLC通信に影響を与えやすい機器の影響と重なって通信できない場合があります。
電力線は、分電盤が分岐拠点となるため、通信距離が長い、異相間通信となる場合は、分電盤内にPLCアダプター(中継用)の設置をおすすめします。