電力の消費を大幅に低減させ、省エネ性を向上

3面一体形熱交換器や中間性能を大幅に改善したコンプレッサー等を採用したUX4Aシリーズは、対象全機種（8～16馬力）で通年エネルギー消費効率を向上させ、消費電力を低減します。

デマンド制御でピーク時の消費電力をカット

想定外のピーク消費電力を抑えるためにお客様の状況に合うよう、２つのデマンド制御をご用意いたしました。

• デマンド制御する場合でも漏電しゃ断器等は標準仕様のものを設置してください。

①外部機器からの制御
デマンドコントローラーなどの外部機器からの信号を受けて、空調機を自動で制御しピーク消費電力をカットします。
デマンド制御レベルは3段階。レベル1およびレベル2は40～100％の範囲で5％きざみの設定変更ができます。

②時間帯デマンド
多機能ワイヤードリモコンCZ-10RT4Cと組合わせることで、リモコンから簡単に1日4回まで40%～100％の13段階できめ細かくデマンドを設定できます。

夜間運転にも最適な静音運転

外部信号なしの自己静音モードおよび外部信号による外部入力静音モードの2つがあり、夜間運転音で制限のある地域では、静音設定にして定格運転音から3dB（A）低下させることが可能。

• 設定方法についてはお問合せください。

除霜時も冷風が吹出さない快適運転制御

室外機が2台以上のシステムの場合、除霜時にすべての室外機が除霜を開始するのではなく、室外機間で運転を調整します。そのため除霜していない室外機が熱源となるため、室内には冷風が吹出すことはありません。

配管施工の制約が抑えられ、大規模ビル空調にも対応

これにより多彩なシステム展開が可能になりました。

• 一度に運転選択されるときの室内負荷が130％以下になるように設計してください。

外気温-20℃でも能力100％維持し、高暖房能力を発揮。

16馬力システムの場合、外気温度が－20℃WBの時でも、空調運転する室内機の室内外容量比が58%程度であれば、暖房能力が低下しません。外気温－20℃でも能力100％を維持できます。

• 除霜運転中は除きます。
• 室外機複数組合せ時には、特性が変わることがあります。別途お問合せください。

高顕熱空間に対応

サーバーからの発熱で室温が上昇し潜熱の発生が少ないデーターセンター等では、湿度の下げすぎによる静電気放電を防止するために、潜熱（湿度）を下げずに顕熱（温度）を下げる空調が求められます。
当社ビル用マルチは、室内容量比を拡大（最大200%）することで冷房が可能な為、標準機で高顕熱に対応可能。

• 選定方法は技術資料などをご確認ください。

食品工場や調理施設等の中温環境にも対応
（設定温度下限10℃）

室内外接続可能容量比を200％まで拡大し、室内のユニットの接続容量を調整することで、微妙な温度設定が必要になってくる食品管理加工場等に、最適な中温環境を提供します。

• 選定方法は技術資料などをご確認ください。
  なお条件によっては室内機の結露防止対策が必要となることがあります。詳しくは別途お問合せください。

故障時も安心のバックアップ運転

万一コンプレッサーが1台故障しても、バックアップ運転で完全停止を防止。
ファンモーター・センサーが故障してもユニット単位で停止し、システム全体は作動するため、冷暖房がストップすることはありません。

長寿命化を図れる圧縮機ローテーション運転

同一冷媒系統内で運転時間が偏らないよう、システム内の運転時間の少ない圧縮機から運転を再開。
圧縮機の運転時間を平準化することで、負荷を分散させて圧縮機を長寿命化させます。

真夏の屋外は直射日光のほか、ビルからの反射・風の停滞などにより室外機周辺温度が高くなりがち。
これに対応できるように、UX4AシリーズはJIS条件を超える外気温46℃でも冷房可能です。
また暖房時は外気温-25℃まで運転が可能。幅広い温度帯で運転できます。